新車へ入れ替えを検討中だったので、今まで乗っていた愛車を手放す予定だったのですが、親や兄弟など身内から「車を売ってくれ」とお願いされてしまった。
ただ、結論から言わせてもらうと、手放す理由がどんなことだったとしても身内には売らないほうが良いというのが私の考えです。
なぜ、親兄弟など身内に対して車を売却しないほうが良いのか。
また、売却することであなたにどんなデメリットが生じてしまうのか。
今回の記事では、今まで色々な方々の例を見てきた経験を踏まえつつ説明したいと思います。
目次
親兄弟に車を譲ると損をしてしまう理由
親兄弟は身内価格で譲ってもらおうとしてくる。
親兄弟だけではなく、友人知人など近い関係の方に車を売った場合、ほとんどこのパターンが当てはまります。
このように買い取りしてもらったほうが高く売れる場合でも、親兄弟は市場価格など関係なく「身内価格」で譲ってもらおうとしてくるのです。
例えば、あなたの車が50万円で買い取りした場合、店頭に並ぶ頃には2、3割増しである「70万~80万円」で店頭に並ぶでしょう。
本来買い手はその金額で購入しなければなりません。
でも、身内という甘えもあってできるだけ低価格で譲ってもらおうとするのです(ある意味当然ですよね)
つまり、下取りや買い取り店でどんなに高く売却できる車だったとしても安く買い叩こうとするのです。
しかも、買い取り店では必ず「現金」もしくは「振込」で支払われるのですが、親兄弟とは言っても個人売買の場合にはスムーズにお金が支払われないなど金銭トラブルになる可能性だってあります。
しかも、トラブルになるのは金銭面だけではありません。
もし売却が成立しても、その後故障など修理についてもトラブルになる可能性があるんです。
故障してしまったら面倒なアフターフォローをする必要がある。
身内価格か適正価格なのかは別にして、もし親兄弟にあなたの車を無事売却したと仮定した場合。
その後に待っているのは「面倒なアフターフォロー」ではないでしょうか。
例えば、売却した車に何らかの不具合が生じてしまい修理が必要になった場合、親兄弟はあなたに何も言わず修理工場に持っていくでしょうか?
でも、多分そうはならないですよね。
さらに最悪な場合、事前に伝えてなかった、購入したときから調子が悪かったと言ってにクレームをつけられる始末。
このように身内だからこそ、本来のルールから逸脱してしまうケースもあるんです。
筋から言うと、車を相手に売却したら「その車がその後どうなろうと知ったことではありません」
身内でもなければ、あなたの車は知らない他人へと引き継がれていくはずだったんです。
でも、親兄弟に売却するということは、売った車の様々な故障など少なからずアフターフォローをする必要があるんです。
親兄弟でも個人売買をしてしまうと、売却したあとのアフターフォローつまり、保証のない車を購入するデメリットになるケースがあるんです。
通常の買い取り店では、査定して売却が成立したあと不具合部位を整備し売れる状態にした後、店頭に並び1年間など保証をつけて販売するのがセオリーです。
アフターフォローがあるから安心して車を購入できるし、もし仮に保証のない車を合意のもと現状渡しで売却した場合、いつ壊れたとしても、文句ひとつ言われる筋合いなんてないんですよね。
どれぐらいで売れるのか相場だけでも知ることが必要
売却するにしてもしないにしても、まずあなた自身が自分の車の相場を知らなければ話になりません。
ではどうすればかんたんに相場を知ることができるのか?
そこで私がおすすめするのが複数の業者が一括で査定してくれる、ナビクル車査定というネット査定のサイトになります。
ナビクル車査定に申し込んでみると車両明細を入力しただけである程度の相場がわかるので非常に便利です。
しかも、入力したあと愛車の相場がリアルタイムにすぐにわかるのです。
また、1社で査定するわけではなく、複数社の実績のある大手買い取り店が実際に車をみて査定を行ってくれるので、あなたが乗っていた車本来の市場における価値を正確に判断してもらえます。
実際に一括査定で査定をしてみると、下取りと比べて査定価格が大きく変わる場合があります。
下の写真は実際に行った下取りと一括査定を使った買い取り事例の比較です。
なんとプリウスでは57万円も価格差が出て、ヴォクシーに至っては135万円も開きがあるんです。
それだけでも、一括査定を試してみる価値があると思いますよね。
親兄弟など身内から「車を売ってくれないか」と頼まれていても、身内価格などではなくプロが査定した正確な査定価格を知ったあとで判断してもいいのではないでしょうか。
まとめ:それでも売るというなら。
それでも売るというならあえて反対はしませんが、最低限守ってほしいことは、
- 親兄弟と言ってもアフターフォローは自分たちでやってもらう。
- 車検切れていたりしても費用は全部支払ってもらう。
- 一括査定を利用して査定相場を知り損をしない程度の価格で売る。
- 査定がつかない場合に限り譲る(でも名義変更代などは支払ってもらう)
など、最低限譲れない部分だけはしっかりと守りましょう。
例えば30万円で売れるのに、20万円で売却する必要はありません。
あなたがお金に困っていないというなら話は別ですが、高く売却するほど、次の車の購入費用に当てることができますしオプション品を追加することだってできます。
また、高く売ることができればお金の使い道なんて無限にあるはずです(私はあります笑)
ですから、親兄弟への売却は経済的や心理的な面も含めて断ってなるべくなら後腐れなく売却したほうがいいでしょう。
自分の車の故障トラブルなど聞いていると結構なストレスになったりするんですよね。
最終的には、どんな相手であろうとも個人売買だけはやめておきましょう。お互いデメリットしかないのですから。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
無料一括査定なら最大の「10社」買い取り業者を使って同時に比較ができることができますし、 申込みも1分程度で終わるのでおすすめ。