トヨタのランドクルーザー100のガソリン車に乗っているお客さんから、
「路上で、走行不能になってしまったので助けてほしい」と連絡がきた。
ガス欠でもしたのかな?と思い現場で燃料ゲージを見てみましたが燃料は入っている様子。
また、バッテリー上がりなのか?と思ってエンジンを始動してみてもエンジンは問題なくかかります。
ただ、シフトレバーを動かしてみても全く進む気配がありません。
もうこうなれば、仕方がありません。
DレンジからPレンジ、PレンジからDレンジにシフトしても前進しなかったので、
JAFでディーラーまで運んでもらい、改めて点検してみました。
目次
ランドクルーザー100が走行不能により故障、原因と修理方法
走行不能で故障した!
まず、現状における故障の症状としては、
- 前進も後退もしない
- Dレンジにすると大きな唸り音がする
- デフロックにすると、かろうじて進む
- Pレンジでも進んでしまう。
特に問題は、Pレンジでも前進してしまうことなんです。
一瞬「マニュアル車かよっ」て思ってしまうぐらい焦ってしまった。
最初、私もDレンジにしても。Rレンジにしても全く動かなかったため、
「オートマのミッションが壊れたのか?」って思いましたが、
今回の走行不能になった原因は、ミッションではなかったようなんですね。
では、原因はオートマミッションじゃなかったら、何が原因だったのでしょうか?
ランドクルーザー100の走行不能の原因は?
試しにリフトアップしてみると、異常はすぐに見つかりました。
今回走行不能になった直接的な原因は、
ドライブシャフトの内部でベアリングが破損したのが原因だったようです。
ドライブシャフトのブーツの中には、ベアリングがあり、
前進や後退するときにベアリングのうまく噛み合って、その動力がシャフトに伝わるようになっています。
写真で、ドライブシャフトのブーツを見てもらえればわかるように、
ブーツからシャシグリスが漏れています。
中のベアリングからも触っただけで、ゴロゴロと異音しているのがわかります。
つまり、ドライブシャフト内部にあるベアリングが破損した結果、
動力が伝わらなくなり、走行不能になってしまったようなんですね。
ドライブシャフト交換の見積もりは
それでは、ドライブシャフト交換の見積もりを出してみました。
ミッションよりは安いとはいえ、やはりランクル100。
どんな修理でも高額になってしまいます。
ドライブシャフトも片側の交換で92,000円と中々の高額な修理になってしまいました。
でも、オートマチックトランスミッションの故障ではなくて、本当によかったと思います。
ミッション本体が故障した場合は、どんなに安くても、40万円から50万円ぐらいはかかってしまいます。
ドライブシャフトを新品に交換した。
故障の原因さえわかれば、あとは新品のドライブシャフトに交換作業するだけですので、
特別難しいことはありません。
ただ、ランクルのドライブシャフト交換は、かんたんにはできません。
足回りの脱着だけでも最低は半日、作業だけでも丸一日かかるようです。
でも原因がわかった分、あとは修理を待つだけで終了しました。
本当に「オートマチックトランスミッション」や「エンジン本体」じゃなくてよかったです。
車にトラブルがあっとたときの為にJAFに加入しよう!
今回、路上でのトラブルになったので、JAFロードサービスを利用しました。
特にランクルのような大型SUVの場合、
走行不能になってしまっただけで、車を移動させるのも困難になります。
ですから、走行不能などのトラブルに備えJAF会員になっておくと、
何かあったときに、大きな助けになります。
また、今回の走行不能のようなケースだけではありません。
車に乗っているとよくある「インキー」や「バッテリー上がり」などの王道のトラブルなんて、
いつ起こり得るのかなんて誰にも予測なんてできません。
そうなったときの為にもJAFには加入しておくべきなんです。
JAF会員になって、
突然の車のトラブルに備えておきましょう。
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