運転中、何か焦げ臭い匂いがする。
トヨタの86(ハチロク)に乗っているオーナーからこんな連絡が・・・
詳しく事情を聞いてみると、焦げ臭いだけではなく、エンジンは快調なんですが車が前進しない状況とのこと。
この86マニュアル仕様車なんですが、この症状から推測するにクラッチが滑っている可能性があります。
そんなわけで、友人にレッカー移動を依頼して修理工場に搬送してもらうことにしました。
目次
86ハチロクのクラッチが滑ってしまい走行不能!
86(ハチロク)のクラッチを点検した。
・エンジン回転数の割に進んでいかない
・クラッチペダルの遊びの量が増えてきた
・エンジンルームから焦げ臭い
この事前に聞いた症状からして「クラッチが滑っている」可能性が高いので、リフトアップさせてトランスミッションを脱着することにしました。
「ミッションの脱着」と言っても簡単なことではなく、プロのメカニックでも2、3時間は平気でかかります。
故障原因はやはりクラッチの滑りだった。
預けてから、半日後経過を見に行った時に、ミッションは脱着されていました。
クラッチを切るための右側クラッチカバーと、円滑に繋ぐための左側クラッチディスクが分解され置いてありました。
やはり事前の予想通り、クラッチディスクを見みると完全に摩耗しているのがわかります。
左の新品の状態とクラッチディスクと比べると、右のクラッチディスクの摩耗状態は一目瞭然で、今回86の走行不能になった原因はクラッチディスクと判明しました。
クラッチオーバーホールの金額はどれぐらい?
クラッチディスクが滑ってしまった交換するしか方法はありません。
ただ、通常ディスクだけを交換するのではなく、その他クラッチカバーやレリーズベアリングなどその他構成部品も交換する必要があります。
そこで、ミッションを脱着してもらった修理工場にて、クラッチのオーバーホールをしてもらう見積もりを取ってもらいました。
結果は、合計で約9万円。
やはり、ミッションを脱着するという作業が技術料が高く5万3,000円必要になります。
一方、部品代はオーバーホールキットすべて合算して約3万5,000円なので、トータルの比率を考えると、4割部品6割技術料と考えてもいいでしょう。
でも、個人的な意見としては、「ディーラーは技術料が高い」という印象がありますよね。
最寄りの整備工場を見つけよう!
今回私はカーディーラーで修理見積もりをとってもらったのですが、もし同じような症状で困っていて整備工場を探している、もしくはディーラーよりも安い所はあるのかって疑問があると思います。
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いずれにせよ、なるべく安く修理をしたいのなら、作業工賃が安い場所を見つけることが大切です。
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まとめ
最終的には、搬送先である修理工場にて作業を実施してもらいました。
少々高くつきましたが、走行不能になってしまったからには仕方ありません。
今回なぜ、この86のような比較的新しい車種のクラッチが滑ってしまったのかと、オーナーさんに詳しく話を聞いてみたところ運転の仕方に多少問題があり、常に半クラッチの状態で走行していたらしいんですよね。
それならクラッチが滑るのも納得です。
多分常時クラッチが繋がっている状態だったので、ディスクの摩耗が激しかったのでしょう。
いずれにしても、正しいクラッチの繋ぎ方を覚えておかないと、また同じことの繰り返しになります。
「今回は良い教訓になりました」と言っていたので、次はこんなハイペースで走行不能になることは多分ないと思います。
以上で、今回トヨタの新型86(ハチロク)のクラッチオーバーホールを実施した記事でした。
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