古いエスティマの車検見積もりを依頼された。
ちなみに、知人が乗っているディーゼルエンジン搭載のエスティマは平成8年車。
もうかれこれ、登録から20年選手になるようなミニバン創世記の1台です。
購入してからの年数はもちろん、走行距離も20万km超えている20づくしの状態ですが、ここではちょっと古くなった初代エスティマの車検費用がどれぐらいかかるものなのかディーラーで見積もりをとってもらいました。
同じタイプのエスティマ、また似たような年式の車を乗っている方は参考にしてください。
目次
初代エスティマの車検見積もりをディーラーでとってみた。
車検の見積もりは事前見積もりが必須。
まず、正しい車検の見積もり額を出すためにいつもお世話になっているディーラーにて分解見積もりをしてもらいました。
車検の基本的な知識として、ある程度年式が古くなってくると「分解見積もり」は必須です。
なぜなら、ブレーキやエンジンルーム、下廻りの状態などリフトアップして分解点検してみないと正確な見積もり額が出ないからです。
関連 : 車検費用を少しでも安くするなら、事前見積もりは絶対に必要。
例えば、フロントブレーキの残量なども、タイヤを脱着しなければ交換が必要なのか不要なのかわかりません。
また、下廻りの状態もリフトアップして各アームなどのガタや損傷など、実際手で揺すってみなければわからないんです。
そんなわけで、ディーラーにお願いしてリフトアップして各部点検をしてもらいました。
車検見積もりの総額は約275,000円
リフトアップして分解見積もりをしてみたところ、車検に必要な金額は約275,000円になりました。
「20年も経過した車の車検ってこんなにもかかるのか?」とちょっと驚愕しましたが、見積もり額の中身をかんたん内訳すると、
- 整備料金:約198,000円
- 法定費用:77,330円
となりました。
法定費用の77,300円は、どこで車検を受けようが等しくかかりますが、整備料金の198,000円はどうしてこんなにも高いのでしょうか?
タイミングベルトの交換時期
まず、車検費用が大きくなった1番の要因として、10万kmに1回交換する必要がある「タイミングベルト交換の時期」だったからです。
今回のエスティマは20万km走行しているので、タイミングベルト2回目の交換時期になります。
現在の車種はタイミングチェーン方式になっているのでベルトは装着されていませんが、この古い年式のエスティマにはベルトがしっかりと装着されているため定期交換部品に入ります。
マフラーが損傷している。
タイミングベルトの他には、マフラーの損傷も大きく交換しなければ車検に合格できないとのことでした。
目視で確認してみると、サビや腐食により穴が開いておりもうすぐポッキリと折れそうな状態です。
また、この年式のエスティマはエキゾーストブレーキのようなダイヤフラムが装着されていますがこちらも腐食がひどく交換が必要です。
結果的には、タイミングベルトとマフラーを新品に交換する必要になり、部品代や技術料が追加され整備料金が約198,000円にもなったのです。
車検をとってもこの先「修理代と税金」の負担が大きくなる。
では、この年式のエスティマを約275,000円もの車検代を支払ってまで車検を取る必要があるのか?
結論から言うと、はっきり「NO」だと言い切ります。
なぜなら、今回なんとか車検に受かったとしても、走行距離が増えてくるにしたがってこの先も「故障」が増えてくるからです。
例えば、今回は問題なかったがブレーキや、足回り、ステアリングなども20万km超えると故障する可能性が高くなります。
また、エンジンからの異音、オートマミッションの滑り、またオイル漏れなど走行に影響を及ぼすような故障も出てくるでしょう。
さらには、初年度登録から18年以上経過しているので「自動車税」や「重量税」なども高くなります。
これらの負担が増えてくるのはほぼ確実なことから、大金を支払ってまで車検を受ける必要はありません。
平成8年式という20年以上経過していて、さらに20万km走行している車の車検を受けるということは、老朽化した住宅を中途半端に治すようなもので、根本的な解決方法にはなりません。
いずれにしても、今回無事に車検が合格しても、次回の車検までどれぐらい走行できるのか怪しいところですし、その前に違うトラブルが起きる可能性は十分に考えられることから車検を通すべきではないというのが結論です。
まあ、どうしても「車検だけ合格させたい」というなら格安で受けられる「楽天車検」という選択もあるので予算の状況に合わせて最終的な判断をしてください。
まとめ
見積もり額が275,000円ぐらいかかることを説明すると、車検をあきらめ前向きに新しい中古車の購入を検討するとのことでした。
特にエスティマはまだ現役として発売を続けていますし、ロングセラーモデルになっている50系エスティマが人気です。
また、ちょっと高くなりますが、予算が合えばエスティマハイブリッドという選択肢もあります。
いずれにしても、20年経過した20万km走行しているなら車検を高いお金を支払ってとるぐらいなら、一度立ち止まって新しい車に目を向けると良いのかもしれませんね。
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