屋根から雪(というか固い氷)が落ちてきて、リアガラスが割れてしまった。
しかも損傷は、ガラスだけにとどまらず、天井のルーフパネルやバックドアパネル、さらにはリアバンパーまで被害は複数にわたります。
もちろん損傷して部位は、すぐに修理する必要があるのですが、問題はその修理費用。
板金修理工場にて見積もりをとってもらったところ、なんと約30万円もの高額見積もりになってしまったのです。
そこで今回の記事テーマになりますが、屋根から雪や氷が落ちてきて、車が損傷した場合の修理費用は負担について。
たとえば、
・落ちてきた場所によって損害賠償請求ができるのか?
・自動車保険は利用できるのか?
・どんな内容の保険が使えるのか?
など、状況によって対応が変わってくるので、それぞれのシチュエーションごとに解説をしていきましょう!
落雪被害に遭った愛車を修理するための3つの方法
落雪した場所が賃貸アパート(マンション)なら管理会社に連絡してみる。
まず住んでいる場所が、賃貸アパート(マンション)なら、管理会社にすぐに連絡しましょう。
契約内容によって異なりますが、アパートの大家さんが修理費用を負担してくれる可能性があるからです。
住んでいる地域(降雪地域)によりますが、賃貸アパートを管理しているオーナーなら、今回のような落雪被害を想定して保険を掛けている場合があります。
そのことに気づかず、勝手に修理してしまうとあとから請求が難しくなります。
まずは『どこから落雪したのか』を認識して、ダメ元でも良いので管理会社に相談してみましょう。
自宅での落雪被害なら自動車保険が使える。
もし仮に、自宅の屋根から雪や氷が落ちて、車の破損をしてしまった場合、自動車保険が利用できます。
もちろん自動車保険なら何でも良いというわけではなく、自分の車を補償する「車両保険」に加入しているのが最低条件になります。
今回のような落雪被害は『飛来中または落下中の他物との衝突』に該当するので、フルカバータイプの一般型はもちろん、エコノミータイプの車両保険でも対応可能。
落雪による車の損傷はもちろん、落雪によりカーポートが崩れ落ちてきた損傷した場合も補償が可能。
また、仮に車両保険を使ったとしても、通常の等級が3つ下がるのに対して、1つしか下がらない『1等級ダウン事故』なので、翌年の保険料値上げが1年間だけなのもメリットのひとつ。
いずれにせよ、もし自分の自宅から落雪被害に遭ってしまったら、車両保険が利用できるはずなので、加入している保険会社に事故連絡を入れましょう。
車両保険に加入していなければ自腹
一方で、車両保険に加入していなければ自己負担の可能性が高いです。
先ほど説明したとおり、落雪による被害は自分の車を補償する車両保険の加入が必須だから。
対人・対物無制限だけでは、残念ながら補償は受けられません。
では、どうすればいいのか?
考えられる方法は、
- 修理する
- 売却する
- 廃車する
この3つ。
修理するなら、いかに費用を安く抑えるか考える必要があります。
たとえば、今回の例でいくとリアガラスやバンパー、バックドアパネルなどを中古パーツを探してみる。
また、安く修理してもらえる知り合いの修理工場に依頼をしてみる。
もし、知っている修理工場がなくても、ネットから検索ができるGoo Pitのようなポータルサイトから、安く仕上げてもらえる修理工場を探してみることもできます。
またそろそろ新しいクルマの買い替えを検討中なら、売却や廃車も検討しましょう。
たとえば、複数の業者から1回で査定できるナビクル車査定のような一括査定サイトを利用する方法もあります。
実際に、ナビクル車査定のサイト内で、査定額を公開しているので調べてみると、
・ランクルで「60万円」
・エルグランドで「41万円」
・ムーブで「31万円」
と、最高値と最安値の提示額に30万円以上の開きがある、実際の事例もあります。
もちろん、安く修理するのがもっともベストな方法かもしれませんが、今自分が乗っている愛車を今後どうしていきたいのか。
いずれにせよ、そのまま放置しておくことはできないので、できるだけ早く「修理」or「売却」の決断をしましょう。
まとめ
どうでしょう?
屋根から雪や落ちてくるような落雪被害に遭遇したら、まず、どこから雪が落ちてきたのか、状況の把握からがスタート。
- 賃貸アパート(マンション)から落ちてきたなら管理会社に相談。
- 自宅から落ちてきたのなら車両保険を使って修理する。
- 車両保険に加入していなければ自己負担の可能性大
大体はこの3つのパターンに該当するのではないでしょうか。
アパートの管理人さんが何らかの保険に加入していたり、自分が保険に加入してれば、自己負担は一切必要がありません。
しかしその一方で、保険に加入していなければ全て自腹となります。
いずれにせよ、被害に遭った愛車をそのまま放置しておくわけにはいかないので、「修理」か「売却」など、複数の視野をもって、最善の方法を選んでくださいね。
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