走行中にヴォクシーのCVTミッションから唸り音がするようになった。
私の知人から修理依頼がやってきました。
内容は、走っている最中に下回りの駆動系、つまりミッションから唸るような異音がし始めてきたとのこと。
平成20年式の70系のヴォクシーには、CVTが搭載されているので前の60系モデルよりも燃費が良くなってきているのが特徴です。
ところがそのメリットとされているCVTミッションから唸り音がするようになってしまったのです。
そこで、私がヴォクシーを預かって実施したこと。
- CVTミッションから唸り音が出始めてきたのでCVTオイルを交換した。
- CVTオイルを交換するための見積もりを作成してもらった
- CVTの異音がする原因と修理費用
など解説していきます。
70系ヴォクシーの走行中に唸り音がする原因と対策
CVTオイルを交換の見積もりを出してもらい交換を実施した。
まず、CVTミッションから唸り音がしているのは間違いないので、まずは異音の元となっているCVTのオイルを交換しようと考えました。
(ダメ元でもあるんですが、治ればラッキーぐらいに考えていました)
そこでまず、整備工場にお願いしてCVTオイルの交換の見積もりをとってもらった。
10,000円ちょっとで交換してくれるのかと思ったのですが、約26,000円となかなか強気の料金設定です汗。
ただ、CVTオイルは、通常あまり交換をすることがないので作業時間がかかり、作業難易度も高いとのこと。
確かに、CVTはオイルレベルゲージのようなオイルの量を計測するゲージがないのでそれも頷けます。
まあ何はともあれ、交換しないことには始まらないので、知人に断りを入れてから作業をすすめてもらいました。
ちなみに、自分で交換することはないと思いますが、CVTのオイルは全容量で8.7リットルも使用しています。
また、トヨタのCVTフルードは種類があるので使うオイルは「CVTフルードTC」を油脂を使いましょう。
間違っても違う油脂を選ばないように注意しましょう。
また、グレードや車種、年式などでもオイルの種類は違う可能性があるのでその車の取説やメーカーなどに確認をしっかりとっておきましょう。
CVTミッション本体の故障の原因
CVTオイルはエンジンにレベルゲージなどがないため、専門的な知識を要する作業です。
だから交換は自分でしようとはせずに、黙って修理工場に任せたほうがトラブルなどがないのです。
そして1日車を修理工場に預けて結果を確認しました。
結論としては、CVTオイルの交換では異音の解消とはなりませんでした。(予想はしていたけどね。)
そこでオイルを交換したあと修理工場に色々と点検してもらい見解を聞いてみたのですが、今回異音がする原因は「CVTミッション本体」から音が出ているとのこと。
なので、もし本気で異音の解消を目指すのであれば「CVTミッション本体の交換」が必要になるようです。
私も、今回の異音をはじめて聞いたとき「多分ミッション本体だろう」とは思っていたので「やっぱりか」という気持ちでしたね。
CVTミッションを交換したときの見積もり額
では、最終的に今回の異音の元となるCVTミッション本体交換の見積もりを再度調べてもらいました。
で、結論から申し上げますと「約48万円」との見積もり結果がでたのです。
はじめは、新品の純正品で調べてもらいましたが、新品だと60万円以上するとのことだったので、中古パーツを一度再生している「リビルトCVTミッション」で見積もりをとってもらうことにしたのです。
それでも、約50万円もするのです。
修理工場さん曰く、安い中古ミッションで交換してもいいのですが、
- 中古ミッションを使うと再発の恐れがある。
- 中古ミッションも同じような症状になっている場合がある。
- 初期不良以外、保証がない。
ことから、リスクを考えればやめたほうがいいとのこと。
確かに、中古ミッションを使った場合、初期不良以外では不具合に対して保証などもないですし、またいつ壊れるのかなどさっぱりわかりません。
また、故障する確率についても、新品部品やリビルト部品を使うよりも圧倒的に高くなります。
しかも、まだ走行できなくなったわけでもありません。
つまり、異音さえ我慢してしまえば、そのまま乗っていたとしても唸り音が酷くなっていくだけで走行には今のところ影響がないのです。
まとめ
修理見積もりの結果を知人に説明をすると「CVTミッションの交換はしない!」と即決でした(まあそうでしょうね)
最終的に知人が修理をキャンセルした理由としては、
- CVTミッションの交換費用が高すぎる。
- うるさいだけで、乗られないわけではない。
- そろそろ車の入れ替えも検討しているので高額な修理をする気がおきない。
などがあったようです。
今回点検した70ヴォクシーは、9年落ちしているので「50万円」近くの修理代を支払ってまで、修理するには抵抗があるとのこと。
また、我慢して乗り続けていてもCVTミッションがうるさいだけで、走行には今のところ支障はありません。
でもやっぱり一番大きな理由としては、入れ替えも検討しなければならない中で、高いお金を支払ってまで修理する気持ちが湧かなかったからでしょう。
高額修理による「修理する」のか「入れ替えする」のかの判断はいつも難しいのですが、決して後悔しないような選択をしましょう。
「え?お前ならどうするのかって?」多分50万円近くの修理代を支払ってまで乗るぐらいなら、一括査定を使って売却をして新しい車の購入を考えますよね。
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