3年ほど前、飛び石による事故でフロントガラスを交換しました。
当時、車両保険に加入してしなかったので、純正品よりも安い「社外品のフロントガラス」を使用して交換を実施しました。
今回車を売却することになったのですが、純正品ではない「社外品・輸入品ガラス」と「純正品のガラス」では査定額に違いはあるのでしょうか?
フロントガラスはどんな状態になると減点対象になるのか。
また、「交換」と「リペア」はどのように判断すれば良いのかを解説していきましょう。
目次
フロントガラスにおける車の査定・買取価格に影響について。
フロントガラス2種類の修理方法。
まずフロントガラスに詳しくない方のために、ガラスの修理方法についての予備知識を。
通常フロントガラスに飛び石が飛んで、小さな数ミリの傷がついたケースでの修理方法は2通りあります。
それは「リペア」と「交換」
「リペア」とは特殊な液体をガラスに流し込み小さな穴を埋める方法で、「交換」はその名の通りフロントガラスをそっくり取り替える方法になります。
では、肝心のフロントガラスにおける査定の定義へと話を移します。
フロントガラスの査定の定義は?
まずはガラス交換における査定の定義をお話しましょう。
- フロントガラスは割れ及び運転上視界の妨げる傷がないこと
- リアガラス・ドアガラス・三角ガラス・サンルーフガラス・トラックのリアガラスの商品価値に影響を及ばない小キズは減点なし
- 法に接触しないフイルム貼りは減点なし
つまり、定義としてはフロントガラスに「純正品」「社外品」「輸入品」どの種類のガラスを装着していようが、キズがなければ査定額には全く影響がないのです。
もし、マイナス査定をされるとした場合、ワイパー傷や飛び石によるキズがあった場合にはマイナス20点、手でわかるようなキズやひび割れがあるような場合にはマイナス70点と、あきらかにキズでしか判断がされていないのです。
ただガラス交換によって次のような考え方をもつ査定士も存在しています。
フロントガラス交換歴は気にしなくても良い。
フロントガラスを「社外品」「輸入品」に交換をすると、見た目では今いちわかりませんが、ガラスの刻印はっきりとわかります。
プロの査定士も、査定時には一応チェックはするでしょう。
ただし、査定書には「メーカー」について触れているわけじゃないので、キズがない限り減点対象になることはないでしょう。
ガラスの刻印の違いというのはあくまで交換した履歴を示しているだけなので、あまり神経質になる必要もないでしょうね。
フロントガラスにセンサーが付いている車について。
ただフロントガラスを交換して査定額に影響がないとしても、最近の新型の車に関しては注意が必要でしょう。
最近の車には、ガラス側にメーカーから装着された機能が搭載されています。
例えば、ヴェルファイアやアルファードなどに搭載されている
「レインセンサー」や「雨滴感応式ワイパー」などがそれに当たります。
レインセンサーや雨滴感知式ワイパーはガラス側にセンサーが付いているので社外ガラスや輸入ガラスに装着されていません。
また、寒冷地仕様車の熱線についても輸入ガラスのほとんどにはついていません。
うっかりガラスを交換したときに、安いからといってうかつに社外ガラスや輸入ガラスを使用して交換しても後の祭りです。
まあガラス交換における機能的なエラーに関しては、通常ディーラーの担当者さんやガラス屋さんに事前に確認の連絡がされると思うので、大きな問題にはならないが注意だけはしておきましょう。
※事実このような、トラブルが多発しているのです。
もちろんメーカー装着の機能が働かないと、大幅な減点対象になります。
当然、査定士が持っている資料には、重要ポイントととして「この車にレインセンサー装着しているので査定時には注意」などと但し書きがあるので見過ごす可能性も低いです。
まとめ:ガラス交換に査定額は影響しない
フロントガラス交換による査定の影響については、基本的には傷がなければ減点の対象になりません。
安いガラスを装着していようとも、特に気にすることはないのです。
つまりキズがなく安い輸入品のフロントガラスと、キズはあるが高い純正品のフロントガラスでは安い輸入品ガラスのほうが査定額が高くなる可能性もあるので、間違った情報に振り回されなようにしましょうね。
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