この記事の目的は、車検証の所有者の欄がディーラーやカーショップなどになっているのを『本人・個人』に変更する方法について解説していきます。
もちろん、ディーラーに任せるのではなく「すべて自分で行う」ことを前提として書いています。
当然、車のローンが完済されているのが大前提(完済されていないと不可能)。
所有者の欄を個人に変更するメリットとして、「好きに売買できる」「廃車することができる」などありますが、今回の記事では、
- 所有者を個人に変更するために必要な書類
- 委任状の書き方
- 書類が揃ったらどこに申請するのか?その方法
- 自分で行った場合の名義変更に必要な費用
という順番で書いていきます!
あらかじめ先に言っておきますが、結構面倒ですw
もし「車を売る」などの理由で、個人所有にするつもりなら一括査定。
また、廃車にして解体するという理由で、名義を個人に変えるなら、廃車買取業者であるカーネクストを利用して、買取業者に任せてしまったほうが楽です。
目次
車の所有者を『本人・個人』にするために必要な書類や方法
所有権を解除するための必要な書類
まず、所有者を個人に変更するために必要な書類を箇条書きにして書いていきます。
所有者を個人に変更するために必要な書類
- 旧所有者の譲渡証明書
- 旧所有者の印鑑証明書
- 旧所有者の委任状
- 車検証
- 新所有者の印鑑証明書
- 新所有者が自分以外の者なら委任状(窓口で購入可)
- 手数料納付書(窓口で購入可)
- 申請書OCRシート(窓口で購入可)
では、この中身を詳しく解説していきます。
旧所有者(ディーラーやカーショップ)に用意してもらう書類
もし、車検証の所有者の欄がディーラーやカーショップなどの場合には、下記にある書類を用意してもらう必要があります。
旧所有者に用意してもらう書類
・旧所有者の印鑑証明書(発行日から3ヵ月以内のもの)
・旧所有者の委任状(旧所有者の実印の押印があるもの)
委任状はこちらからダウンロード可能ですが、ディーラーやカーショップなどに依頼する場合にはそちらで用意してくれます。
とにかく、譲渡証明書は自分で連絡をして用意して貰う必要があります。
たとえば、所有者がその車を購入したディーラーだった場合、担当した営業マンに直接連絡をとってみる。
また、もしその営業マンが退職していなくなってしまっていても店舗に連絡したら対応してもらえるので大丈夫です。
しかし、譲渡依頼をかけても即日で発行されるものではありません。早くても1日か2日は見たほうがいいかもしれません。
対応が遅いところでは、平気で1週間ぐらい待たされます(爆)
ちなみに受け取ったあとは、譲渡証明書や委任状の押印確認はしておきましょう。
新所有者(本人・本人以外)が用意する書類
次に新所有者が用意する書類を解説します。
新所有者が本人なら、自分の印鑑証明書が必要になります。
一方、親や友人など他人ならその方の印鑑証明書+委任状が必要になります。
自分で用意する書類
・新所有者の印鑑証明書(発行日から3ヵ月以内のもの)
・※新所有者が自分以外の者なら委任状(新所有者の実印の押印があるもの)を用意する。
※委任状はこちらからダウンロード可
車検証はダッシュボードの車検証入れに入っているはず。
当然、自分以外を使用者にするなら、委任状も必要になるのでその方から押印をしてもらっておきましょうね。
委任状が手元にある場合、自分の名前を書いておく
委任状を旧所有者と自分以外の新所有者から受け取ったら、登録書類を窓口にもっていく前にある程度記入しておけます。
地域によって委任状の様式が微妙に違うので、サンプルを掲載しておきます。
申し込み者本人が受任者になるので自分の名前。
また、所有者を変更する車の車体番号を車検証を参考にしながら書いていきます。
ただ、もし委任状の書き方に不安があるなら、陸運支局などでも丁寧に教えてもらえるので押印だけ忘れなければ未記入でも大丈夫です。
すべての書類をもって陸運支局にて申請する
書類が揃ったらあとは、自分の住んでいる管轄の陸運支局にいって申請をするだけ。
陸運支局では、窓口にてOCRシートをもらって記入していきます。
ちなみに、こちらも事前にダウンロードしておくことができますし、陸運支局によっては自販機コーナーがあり、手数料納付書や委任状のなどとセット購入もできます(移転登録なので500円で購入可)
使うOCRシート申請書は、第1号様式といって左上の欄に「1011」と書いてあります。
名義変更や住所変更などの際に、新しい車検証をコンピュータで発行する為に必要なOCR用紙のことです。
そしてその場でOCRシートに記入していきます(記入例も窓口にあるのでこの記事を保存しておく必要はないです!)
OCRシートを記入して、各陸運局の窓口に出せば、よほど混み合っていなければ30分もあれば完了します(空いている朝1番推奨!!)
余談になりますが、廃車するために所有権を個人にする場合でも、
↓
一時抹消手続き
と一気に申請可能です。
いずれにしても、14時から16時ぐらいまでは混雑が予想されるので、なるべく午前中にすべて実施することをおすすめします。
所有者を「個人」にするためにかかった費用
自分ですべての書類を用意して、そのまま名義変更の申請をした場合のかかった費用は、
・名義変更手数料:500円
・合計1,100円
手数料は最大かかったとしてもたった1,100円です。
この手続きをそのままディーラーなどに任せてしまうと、手数料というだけであっさり5,000円ぐらい取られるので、もし時間がある方は地道に書類を用意して、自分ですべて申請したほうがいいですよね。
車の所有者を個人に変更するためのまとめ!
今回の記事では、車検証の所有者の欄を「ディーラーや販売店」から「個人」に変更する方法を書きました。
所有者の欄が個人に変更になれば、
・車の売買
・車の廃車(解体)
が、いつでも、どのタイミングでも可能になります。
でもその一方で、自分で申請すると正直にいって面倒な作業です。
とくに、個人所有に変更してから廃車にする場合、「一時抹消登録」したあと、「解体を依頼」して、さらにもう一度「永久抹消登録手続き」も必要になります。
もし、その一連の作業を代行してもらえればこんな楽なことはありません。
それならいっその事、名義変更から廃車&解体、さらに車の引き上げなど全部代行してもらえる廃車買取のカーネクストのような買取業者を利用すれば、無駄な手間が省けて非常に楽です。
処分に困っている車。 例えば、事故車・不動車・多走行車だけではなく、車検切れや水没車なども買い取りが可能です。
通常このような訳アリ車を廃車業者に委託すると、当然手数料が必要になります。 業者によっては30,000円〜50,000円のような場所もあります。 なので、車の処分にお金をかけたくない方にオススメ。
もちろん、どんな遠方の距離でも、手数料が完全無料です。
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