乗用車から軽自動車の新車を入れ替えするほとんどの方は、
「維持費が安くなる」ことを期待しています。
これが軽自動車を購入する最大のメリットであり、
大きな理由を占めているのです。
若いドライバーが初めて車を買うときにも、
また夫婦で2台目の車としても人気が高い軽自動車。
今日は軽自動車のトータルコストを語る上で欠かせない税金についてお話します。
軽自動車は乗用車よりも税金が圧倒的に安くなる
そもそも自動車を購入すると、絶対にかかる税金があります。
それが「自動車税(軽自動車税)」「自動車取得税」「自動車重量税」「消費税」があります。
そのうちで購入時、また購入してからかかる税金は、
以下に分類されます。
- 車を購入したとき=「自動車取得税」「消費税」「自動車重量税」「自動車税『月割にて』」
- 購入してから1年ごとにかかる税金=「自動車税(軽自動車税)」
- 購入してから2年(車検)ごとにかかる税金=「自動車重量税」
それぞれで違いを見ていこう。
車を買うときにかかる自動車取得税の違い
乗用車と軽自動車を購入するときでは、
購入時にかかる取得税に大きな違いがあります。
車両価格が付属品もつけて200万円だったと仮定してお話します。
|
税率 |
新車購入(3年分) |
減税なし |
60%減税 |
80%減税 |
免税 |
乗用車 |
2014年4月1日以降 |
取得価格に3%課税 |
4万5000円 |
1万8000円 |
9000円 |
0円 |
軽自動車 |
2014年4月1日以降 |
取得価格に2%課税 |
3万0000円 |
1万2000円 |
6000円 |
0円 |
ここでの大きな注意点は課税額の違い。
乗用車は取得税の「3%」ですが、
軽自動車では、「2%」の計算となり軽自動車のほうがお得です。
✅ :200万円の車を購入した場合
- 普通自動車では200万円×90%×3%=5万40000円
- 軽自動車では200万円×90%×2%=3万6000円
になります。
つまり、同じ200万円の車を購入した場合
18,000円軽自動車のほうが安くなります。
乗用車と軽自動車の消費税の違い
消費税率はもちろん一律8%なので、
軽自動車も普通自動車も同じ税率が掛けられます。
ただし、軽自動車は車両本体価格はもちろん、
付属品オプションパーツの価格も乗用車に比べて格段に安い。
例えば、フロアマット、サイドバイザーなどはもちろん、
寒冷地仕様車の場合には、冬タイヤも必要になりますし、
エアロパーツなどについても、乗用車よりも軽自動車のほうがパーツが安いのです。
ですから消費税だけを切り取っても、
乗用車よりも、軽自動車のほうが経済的な負担は軽減されます。
毎年5月にやってくる自動車税の大きな違い
まずは以下の表を見てほしい。
購入してから1年ごとにかかる税金=「自動車税(軽自動車税)」
乗用車と軽自動車の自動車税の金額です。
|
購入翌年度の自動車税額 |
エンジン排気量 |
減税なし |
25%減税 |
50%減税 |
登録車 |
6.0l超 |
11万1000円 |
8万3500円 |
5万5000円 |
4.5l超〜6.0l以下 |
8万8000円 |
6万6000円 |
4万4000円 |
4.0l超〜4.5l以下 |
7万6500円 |
5万7500円 |
3万8500円 |
3.5l超〜4.0l以下 |
6万6500円 |
5万0000円 |
3万3500円 |
3.0l超〜3.5l以下 |
5万8000円 |
4万3500円 |
2万9000円 |
2.5l超〜3.0l以下 |
5万1000円 |
3万8500円 |
2万5500円 |
2.0l超〜2.5l以下 |
4万5000円 |
3万4000円 |
2万2500円 |
1.5l超〜2.0l以下 |
3万9500円 |
3万0000円 |
2万0000円 |
1.0l超〜1.5l以下 |
3万4500円 |
2万6000円 |
1万7500円 |
1.0l以下 |
2万9500円 |
2万2500円 |
1万5000円 |
軽自動車 |
2015年4月1日以降の届け出の車 |
7,200円
※2015年3月31日以降の登録車は721万800円 |
対象なし |
対象なし |
軽自動車のコストが安いと言われているもっとも大きなポイントは、
「自動車税」違いでしょう。
自動車税とは5月前後にやってくる嫌な納付書です。
今年になって軽自動車の自動車税も50%増税されて10,800円になったが、
それでも乗用車と比べると、その差は歴然です。
例えば、
✅ :1000CC以下のコンパクトカーと軽自動車を10年間乗るケースでの違い
- 軽自動車=1万800円×10=10万8000円
- 普通自動車=2万9500円×10=29万5000円
トータルで、18万7,000円も違いがあるのです。
購入時と購入後でそれぞれの重量税の違い
自動車重量税に関しては、もっと価格の違いがはっきりとしています。
購入時にかかる新車購入時に関しては、以下の方法で算出される。
|
車両重量 |
新車購入(3年分) |
減税なし |
50%減税 |
75%減税 |
免税 |
普通自動車 |
〜3000kg以下 |
7万3800円 |
2万2500円 |
1万2300円 |
0 |
〜2500kg以下 |
6万1500円 |
1万8700円 |
1万2300円 |
〜2000kg以下 |
4万9200円 |
1万5000円 |
9300円 |
〜1500kg以下 |
3万6900円 |
1万1200円 |
5600円 |
〜1000kg以下 |
2万4600円 |
7500円 |
3700円 |
軽自動車 |
|
9900円 |
3700円 |
1800円 |
0 |
軽自動車の自動車重量税は、新車購入時で9,900円。
コンパクトカーが24,600円なので、比べても約15,000円の違いがあります。
重量税は、車の重さに比例して高くなっていきます。
さらに、車検ごとに課税され続けていくので、
長期間乗れば乗るだけ、軽自動車のほうがお得になっていくのです。
まとめ
まとめると、
など車に掛かってくるすべての税金は、
乗用車よりも、軽自動車のほうが圧倒的に安くなります。
乗用車との差が歴然ですので、
税金だけを考えても、軽自動車のほうが売れるのは当然の結果ですよね。
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