「エンジンがクランキングせず全く始動しない!」
車種は平成15年式のトヨタイプサム。 前触れもなく突然エンジンがかからなくなってしまった。
コンビネーションメーターは明るいままで、クラクションも鳴る、ワイヤレスドアロックも問題なく作動しているのでバッテリーが消耗している様子はない。(念のためバッテリーチャージャーでつないでみた)
そうなると、故障個所として怪しい部位は「セルモーター(スターター)」しか考えられません。
しかも、このイプサムをはじめアルファードやブレイドなどの2.4Lエンジン。セルモーターが壊れやすいのも有名です。
ここでは、イプサムのセルモーター故障における見積もり金額と最適な修理方法、さらには費用をできるだけ安く抑える方法について解説します。
目次
イプサムのエンジン始動不良「セルモーター」交換の全て
故障原因はセルモーター(スターター)だった。
エンジンが始動しない原因のほとんどは、
- バッテリーの消耗
- セルモーターの故障
の2つに分けられます。
さて、今回どのようにエンジンが始動しないのかは以下の動画で確認できます。
セルを回しても全くクランキングせず、反応がないことがわかると思います。
そこで、できる対処方法のひとつにセルモーターに直接打撃を与えてみるという原始的な方法があります。
セルモーターがどこに装着されているのかというと、緑色の矢印の下。
オートマオイルのレベルゲージの下に装着されてあります。
このセルモーターに直接ハンマーで打撃を与えてみるとクランキングがしたり、エンジンが始動したりします。
そうなると、ほぼセルモーターの故障で間違いはないでしょう。
セルモーター交換とバッテリーの交換費用
今回の主原因がセルモーター本体とわかればあとは交換するだけ。
そこで、いつも修理をお願いしている某ディーラーに「セルモーター交換」の見積もりをとってもらいました。
それに加えて、バッテリーも弱く消耗していたので一緒に見積もりを依頼。
見積もり内容を確認してみると、セルモーターが34,560円、バッテリーが30,240円。
両方の見積もりを合算してみると、なんと64,800円という滅茶苦茶高額な見積もりになっていましたのです。
明細にも記載されていますが、セルモーターはリビルトパーツで見積もりをとってもらいました。
ちなみに、リビルトについてはDr.リビルトというサイトで詳しく解説しています。
自動車部品には新品、中古部品並んで、実はリビルト部品というものが存在します。
リビルトとは、「再生」のこと。
リサイクル部品とも呼ばれることも多いです。
自動車部品はとても精密で価格も高価なものが多いです。故障したからといって新品に交換するのではなく、中古部品(コアと呼びます)を活かして、コストの安い部品として再利用しているのです。とはいえ、安全性が要求される自動車部品ですので、単純に中古部品(コア)を使うというだけではなく、消耗品を交換したり、汚れを徹底的に洗浄したり、不良箇所はパーツごと新しく交換したりなど、さまざまな工程を経て、リビルト部品となります。
要は、中古品を業者がオーバーホールして再利用してもの。
セルモーター以外にも、ダイナモやエンジン、オートマミッションやパワーステアリングなどもリビルトパーツが用意されています。
まあかんたんに言うと、老朽化した住宅をリフォーム・リノベーションして再販するようなものと思えばいいでしょう。
リビルトセルモーターにて交換
そんなわけでリビルトのセルモーターにて交換することにしました。
しかし、そのままディーラーで交換すると高くつくので、部品は自分で手配してみました。
利用した店は通販型サイトAmazon、調べてみるとリビルトのセルモーターがしっかりと販売されています。
しかも、約15,000円ぐらいで購入できるので10,000円以上安く購入できる計算になります。
もちろんAmazonを利用したことがないなら、楽天でも購入可能。 もしポイントも手に入れたいのなら楽天市場で購入するべきでしょう。
購入してから翌日にセルモーターは届きました。
もちろん、保証書もしっかりと付属されていました。
セルモーターの保証は、通常1年間というのがほとんどなんです。でもリビルトのセルモーターは、お買上げ時より「2年間20000km」となっているようです。
セルモーターとセットでバッテリーも交換した。
今回の主原因ではないのですが、バッテリーも新品に交換することにしました。
なぜなら、前回交換してからもう7年ぐらい経過していたから。
バッテリーは自分でも交換できるので、こちらもAmazonから格安のアトラスバッテリーを取り寄せして交換しました。
バッテリーに関しては、ディーラーよりも20,000円も安いので買わない手はないでしょう。
まとめ
あとは購入したセルモーターをディーラーに持ち込んで交換してもらいました。
もちろん部品代は持ち込んだので、ディーラーに支払った費用は工賃の「7,560円」です。
※バッテリーは自分で交換した。
最初に出してもらった修理見積もりが64,800円。
そして、自分で部品を手配したり、バッテリーを自分で交換した結果、
- セルモーター部品代:15,000円
- セルモーター工賃:7,500円
- バッテリー部品代:7,500円
- バッテリー工賃:0円
- 合計金額:30,000円
合計金額を半額以上抑えることができました。
まあ、そのあたりはインターネットの力を使うことで解消できるのはないかと思います。
だって、平成15年式のイプサムに約65,000円も支払うのも抵抗がありますから。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
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