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新車を購入するための基礎知識

失敗したくない!新車を買うときによくある7つの疑問

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新車はなるべく不安のないクリアな状態で購入したいものですよね。

だって決して安い買い物のわけではないから。

でも、自分にとって最高の1台を手に入れるために、その車の必要最低限な知識や情報を集めるのは当然として、具体的にどうしたら良いのか?

実際によく質問をされる「新車についての疑問点」について7つのパートにわけてまとめてみました。

もし、これから新車を買おうと検討中で、わからないことがあれば参考にしてください。

新車を買うときに気になる7つの疑問点を解説

エコカー減税は今でもお得なの?

エコカー減税がはじまった頃よりも減税率が下がり実際に減税される額が減っているのでお得感は減っているけど、ハイブリッドカーについては100%減税車がほとんど。
でも、ガソリン車のエコカー減税額に過度な期待はしないほうがいいでしょう!

エコカー減税は、平成27年・32年度燃費基準達成度に応じて、新車を購入するときにかかる自動車取得税と重量税を減税もしくは免税する制度

そもそもエコカー減税は、新車の販売促進のため、以前から実施されていたが2017年4月から燃費基準の達成度に対する減税率が引き下げられ一部免税車を除くと減税額が減るようになってしまったのです。

つまり、昔よりも燃費基準が厳しくなって、かつ減税される額も減ってきたというわけなんですね。

■エコカー減税適用期間

出典:日産

 

たとえば、トヨタのガソリン車のシエンタは、平成32年の燃費基準に達しているのですが、以前なら購入時の自動車取得税が60%・自動車重量税が50%減税されたが、今の基準では取得税20%・重量税25%にとどまります。

■エコカー減税適用対象車

 

出典:トヨタ自動車

そのため以前ならシエンタ購入時には、自動車取得税と重量税を合計すると、2万1,600円+8,400円で3万円減税されていたのですが、現行では9,000円+5,700円の1万4,700円の減税となり約半額近く新車購入時に負担が大きくなってしまっているのです。

車種 以前取得税減税率 以前取得税減税額 以前重量税減税率 以前重量税減税額
現行取得税減税率 現行取得税減税額 現行重量税減税率 現行重量税減税額
シエンタ 60% 21,600円 50% 8,400円
20% 9,000円 25% 5,700円

まあ、日産ノートやプリウスPHVなど電気自動車や、アクアやプリウスなどのハイブリッドカーについては、今でも100%減税なので心配は無用なんですけどね。

車を購入するのは3月・9月がやはりベストか?

やはり依然として3月・9月は有利な条件で購入できる。
でも、昔ほど大きな影響はなくなってきています。

車を新車で買うもっともいいタイミングは、3月の決算月と9月の中間決算月と言われています。

3月は、

  • メーカーや販売店が決算月なので、値引き額も多い(内的要因)
  • 新社会人・転勤など新年度の環境の変化が多い(外的要因)

ことによる、内的・外的要因がガッチリと噛みあわさる時期だからです。

9月は販売店の実績を決める大切な中間決算の時期ですから、値引き額も拡大しやすいのが特徴です。

つまり3月決算、9月中間決算月で車を売るのはディーラーにとっては義務のようであり、もっともお得に購入できる時期でもあります。

一方、昔とは状況が少しづつ変わってきており、

  1. コスト削減
  2. 新車販売台数の低下
  3. 車種併売の増加
  4. オプションの多様化

などにより、販売店が在庫車をあまり持たなくなったこともあって、絶対に3月や9月がお得とは言えなくなってきているのも事実なんです。

買取専門店に査定してもらったほうが愛車を高く売却できるのか?

買取店で査定をすれば、愛車の正しい市場価値がわかるので高価買取の期待大。
でも、下取り車も同時進行で査定してもらい両社の価格の比較は大切!

新車を買うからには今まで使ってきた愛車をどう有効活用するか考えよう。

ほとんどのケースでは、そのまま下取りされていくと思いますが、あえて違う場所を使って高く買い取りする工夫をします。

当然高く売れたほうが、新車の購入資金に充てることができるので、値引き額を増やしたのと同じ意味になります。

では、どのタイミングで売れば良いのか?

愛車を売るタイミングは、新車販売店で商談や下取り査定をする前に買取店で査定を受けよう。

もちろんディーラー系列ではなく、ガリバーやビッグモーターなどの買取専門店を利用するのがベスト。

また、両社を含めた50社以上の買取専門店の中から最大10社で査定してくれる一括の比較サイトを利用してもいいでしょう。

大手買取店は中古車相場に精通しているので、ディーラーよりも市場価格にあった査定額を提示してくれます。

そして、その後で新車販売店の査定を受ければ愛車の本当の価値がわかります。

もし買取店よりも販売店の下取り査定額が高ければ、下取りキャンペーンなどで査定額を上乗せしていることが考えられますし、それ以外にもライバル車の査定額を増やして、他メーカーの顧客獲得に力を入れていることもある。

その下取り査定額が高いのか安いのかの比較については、買取店で査定をしなければ比較のしようがありません。

一方、下取りよりも買取額の方が高価査定してもらったのなら、さっさと売ってしまうのがベスト。

実際新車を販売するセールスマンも、新車は売りたくて仕方ないけど、前乗っていた車は喉から手が出るほど欲しいわけじゃないですから。

もちろん、買取店・新車販売店ともに交渉次第で多少査定額を上乗せできるので、両方を上手に競わせてもっとも高い査定額を勝ち取りましょう。

値引き額を増やす具体的な方法はあるの?

姉妹車&兄弟車などライバル車やライバル店を比較させるのがやはり王道!
さらに迷っている気持ちを、素直に訴えかけると値引き交渉が上手く進みます。

車の商談・販売では今でも値引きが行われている。

でも、ライバルがいない状態で値引き交渉をしても、大した成果には繋がりません。

なぜなら、値引き額を最大限に拡大するには、購入の候補に挙げたライバル車同士で値引きを競争させるのが効果的だからです。

たとえば、アルファードの値引き交渉をするなら、同じトヨタのライバル車であるヴェルファイアの見積もりも取ったほうがセールスマンに対して値引きの材料になります。

TOYOTA:アルファードスクリーンショット 2016-07-04 16.28.56

TOYOTA:ヴェルファイアスクリーンショット 2016-07-04 16.31.01

 

一方、ライバル車が見当たらないなら、プリウスのように扱うトヨタの中でも「トヨタ店」「トヨペット店」「ネッツ店」「カローラ店」と、4チャンネル同士でも値引き競争ができるでしょう。

この4チャンネルは資本元、販売元はあくまで別。そうなると当然競争相手としても成り立つので、同じ車種同士で値引き交渉を進めてしまおう。

もちろん昔ながらの手法である、ヴォクシーとセレナを比較したり、日産ノートやホンダのフィットハイブリッドなど明確なライバル車同士の競争も効果的なんですよね。

一方で、比較しすぎるのも考えもので、単なる当て馬とさせられたらセールスマンも値引きを意図的にしない可能性があります。

あと意外と交渉事で大切なことは、『本気で迷って悩んでいる』その気持ちの本音をセールスマンに素直にぶつけ、相談するとリアリティも高まるので値引きを上手に引き出すことも可能です。

限定感のある特別仕様車は本当にお買い得なの?

特別仕様車が、お得かどうかは一概には言えません。
自分の欲しい装備がついているか、逆に不要な装備をついていないかなど相対的に見て判断する必要があります。

特別仕様車がお買い得なのか否かの判断をするときには、まず自分がその特別仕様車の装備がどれぐらい必要性があるのかを考えます。

たとえば、エアロパーツに興味がないのにエアロバージョンだったり、アルミホイールのデザインがちょっと違うだけで価格が高くなったりと、実際特別仕様車には欲しい装備以上に、不要な装備が混在していることが多い傾向があります。

たとえば、スライドドアの「両側」電動開閉機能は欲しいけど、シートの表皮のデザイン変更には興味がない場合などがあります。

そんなときは、欲しい特別装備を自分の中で決定して、ベースグレードと特別仕様車の価格を比較させましょう。

不要な装備を省いたうえで、それでも特別仕様車の方が割安と判断できたらゴーサインでいいでしょう。

特別仕様車の中には、ベースグレードのメーカーオプションとして設定されている装備もあるため、メーカーオプションの価格と比べてどの程度の価格が違うのか、自分で計算してみればいいのです。

いずれにしても、特別仕様車を購入したからといって、リセールバリューに大きな差が出るわけじゃないのですから。

営業マンは残価設定型ローンをすすめてくるけど本当にお得なの?

残価設定ローンは、標準的なローン金利よりも低金利で借りられるが、完済しても自分の車にならないので返ってマイナスになる可能性があり。
一括査定など、買取店を使って売却したほうが高くなるケースがあります。

残価設定型ローンについては、

  • 総支払額が少ないので、ユーザーにとって利用しやすい。
  • 自分のカーライフに沿って車のサイズアップやサイズダウンできる。
  • 月々の支払いを抑えながらワンランク上の車に乗れる。

など、新車のセールスマンもメリットばかりを説明してくるが、自分のデメリット、逆にディーラー側のメリットも考えましょう。

たとえば、残価型で購入した車は最終的にディーラーに返すことになるので上質な下取り車が手に入ります(買い取るという方法もありますが)

また、支払いが終わっても、同じ支払い方法で販売できるのでセールスマンにとってはそのあとの継続的な販売にも繋がります。

確かに、残価設定型は標準的なローンよりも低金利なメリットはありますが、その一方で、月々の返済額が少ないため常に多額の債務を抱えていることにもなります。

しかも、支払いしている途中で大きな事故を起こしてしまったら、車を失いさらに残債が残るケースもあります。

あと、購入した車があらかじめディーラーで設定した残価価格よりも高く売却できる可能性もあるので、一概に残価設定ローンがお得だとは言えません。

メンテナンスパックには加入したほうがいいの?

自分である程度メンテンスの知識があったり、年間の走行距離が5000km程度ならメンテパックは不要。
でも、メンテナンスを全て任せるつもりならメリットあり!

メンテナンスパックとは、ディーラー独自で販売しているメンテンス専用のパッケージ商品であり、一定期間の定期点検と、エンジンオイルやワイパーブレード・クーラントの交換などをセットにしている商品です(北海道などではタイヤ交換のセットもあり)

期間は販売店によってそれぞれ違って、購入してから3・5年間の車検整備費用まで含めたコースもあります。

オイル交換やワイパーブレード交換など、自分でできるなら必ずしも加入する必要のないパッケージ商品ですが、メンテンスを販売店に全てお任せなら加入してもいいでしょう。

あと、1年間の走行距離が15000kmを超えるようなユーザーなら、エンジンオイルを始めとした消耗品の劣化も早く、さらにブレーキを点検する定期的な点検と消耗品の交換が大切なので加入する価値はあります。

ただし先ほど説明したとおり、メンテナンスパックの内容と料金は販売会社によって全然違います。

プリウスなど全ての販売チャンネルが扱うような車種を買ったときには、販売店それぞれでメンテンスパックの内容をしっかりと整理して理解しておきましょう。

まとめ

この記事では、新車を購入しようとしている方によく聞かれる質問・疑問点をまとめてみました。

その中でもとくに、

  1. 値引き額を増やす具体的な方法はあるの?
  2. 買取専門店に査定してもらったほうが愛車を高く売却できるの?

の2つの質問が本当に多いんですよね。

車両購入価格、つまり直接お金に関わるポイントに関心があることがわかります。

すべて一概には言えませんが、でも結局のところ、値引き額を増やしたければライバル社やライバル車と比較させ、愛車を高く買い取るならディーラーと買い取り店を比較させるのが効果的です。

つまり、大きなリターンを得るためには、やっぱり『比較』が1番大事だということなんですよね。

もしこれから欲しい新車があって購入するなら、ライバル車とライバル店を見つけることから始めてみてはどうでしょうか?

そして今回紹介した新車に対する疑問点を少しでも解消して、自分だけの最高の1台を見つけてください。


私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。

そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。

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