18系のクラウン(ロイヤルサルーン)に乗っている知人オーナーから修理の依頼がきました。
故障内容を詳しく確認してみると「停車寸前に急にエンジンブレーキがかかり、とてもじゃないけど危険で乗ってられない」とのこと。
そこでいつも点検を依頼しているディーラーに修理依頼を出し診てもらうことにしました。
この記事では18系クラウンの信号待ちに起きる謎のエンジンブレーキの原因と、修理した場合に必要な修理費用などについて解説します。
目次
止まる寸前の急なエンジンブレーキ!?18系クラウンにオートマチックが故障した
故障原因はオートマチックトランスミッションの不良
まずどんな症状なのか手っ取り早いので動画でご確認ください(ちょっとわかりづらいかもですが)
停車寸前に突然「ガクッ」と、エンジンブレーキが効いたような状態になり非常に危険です。
しかも、この症状は稀にではなく常時なっています。
念の為、ブレーキが錆や腐食などで固着していないか、さらにはシステムトラブルがないかディーラーで確認してもらったのですが特に問題がないとのこと。
結局、ディーラーで出した結論は「オートマチックトランスミッション本体の不良」で2速から1速へのダウンシフトがうまくいっていないからこの症状が起きてしまうとの見解でした。
最終的にはオートマチックトランスミッション本体を交換しなければ治らないらしいのです。
オートマチックトランスミッションを交換した場合の修理費用は?
ディーラーで診断した結果、ミッション本体の交換が必要との見解が出ましたが、ミッション本体と聞くだけで高額修理になりそうな匂いがプンプンです。
そこで実際に、オートマチックトランスミッション交換の見積もりを作ってもらいました。
すると驚愕の結果が。。
なんと!部品代と技術料込で約56万円もするというのです。
とくに高額なのはオートマチックトランスミッション本体の部品代で、リビルトトランスミッションとコンバーターをセット交換してなんと46万円も掛かるのです。
しかも、トランスミッションとして使用するのはリビルトトランスミッションになります。
リビルト品とは?
ちなみに、新品純正品のトランスミッションなら部品代だけで60万円は余裕で超えるらしい。。。
また、技術料の10万円というのも十分に高額です。。
いずれにせよ、完全に症状を改善させるためには、オートマチックトランスミッション本体をするしか方法はないのです。
本当に高額な修理代を支払う必要があるのか?
部品交換をすれば完治するのはわかりました。
しかし、「50万円以上もの費用をかけてまで修理する必要があるのか?」はまた別の話ですよね。
たとえば「それぐらいの費用を支払うぐらいなら、別の車へ入れ替えをする」と少しでも考えているのなら修理するべきではありません。
そこで私が個人的におすすめするのが、一括査定という比較サイトを利用して売りに出してしまう方法です。
なぜこの方法がおすすめなのかというと、高級セダンは高価買取の対象になるからです。
例えば、似たような年式の高級セダンである30セルシオなども年式が古い割には高額査定になっています。
しかも、最大10社で同時査定をするので査定額にバラツキがあり、もっとも高額な場所で売却が可能になります。
もちろんこの先もクラウンを乗り続けるのなら高額な修理費用をかけて修理するべきです。
しかし、少しでも悩んでいるのであれば概算見積もりだけでも無料なので、まず簡易査定をしてから結論を出してからでも遅くはありません。
まとめ
クラウンの停車寸前に起きる急なエンジンブレーキの原因は、オートマチックトランスミッション本体の不良でした。
手軽に治せるような軽い修理にはなりませんが、お金を投入すればもちろん修理が可能です。
ただ個人的な意見を言わせてもらうとすれば、10万km以上走行したクラウンに数十万円もの修理費用をかけるのはあまり得策とは言えません。
それなら、中古車のガリバーなど中古車サイトを使って同型車を探す。
また、一括査定を利用して今自分が乗っているクラウンの買取額を調べる。
いずれかの方法を利用してからでも決して遅くはないのですから。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
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