新型プリウスの燃費はEグレードでは「40km/L」
その他のグレードでも「35〜37km/L」を実現しています。
そんな馬鹿げた(失礼!)燃費向上をどのような方法を使って実現できたのでしょうか。
色々と調べていくうちにトヨタ自動車の並々ならぬ努力を感じられるのですが、
そのうちでも燃費向上のポイント「グリルシャッター」について説明しましょう。
またこのグリルシャッターがあることで、
燃費だけではなく、暖気性能も向上しているのでハイブリッドの弱点も
カバーしていると言えるでしょうね。
新型プリウス燃費を向上するグリルシャッターについて
出展:トヨタ自動車
新型プリウスに装着されている「グリルシャッター」というパーツについて、
ご存知でしょうか。
グリルシャッターはバンパー内側に搭載されている、
「電気モーター」で自動制御しながら駆動しているのですが、
走行状態に応じて、開けたり、閉めたりしているのです。
※昔で言うラジエーターシャッターのようなものですね。
グリルシャッターが開いている場合
グリルシャッターが開いている場合には走行風が、
抵抗なく流れることで、走りの良さや燃費向上につなげています。
元々フロントピラーやリアバンパーコーナーなども風の抵抗を受けにくい
形状になっているので相乗効果ってやつですね。
更には下のアンダーカバーも風の抵抗を受けにくいのが特徴としてあります。
グリルシャッターが閉じている場合
逆に、グリルシャッターが閉じた場合には、
シャッターが走行風をストップすることができるのでラジエーターが、
風の影響をあまり受けません。
走行風を受けないということは、エンジンの暖気スピードも当然上がるので、
現行型よりも、より暖まりやすい仕様となっているのです。
元々プリウスは通常のガソリン車よりも暖まりにくい仕様になっています。
[nlink url="http://kuruma-hack.net/fuyu-nenpi/" title="北海道などの寒冷地で冬にプリウスの燃費が落ちる理由"]
参考:北海道などの寒冷地で冬にプリウスの燃費が落ちる理由
そうやって考えると、グリルシャッターが装着されていることで、
プリウスの弱点のカバーしているとも言えるんですかね。
グリルシャッターの気になるポイント
グリルシャッターが果たしてどのぐらいの耐久性があるのでしょうか?
耐久性についてはまだ、発売していないのでお答えすることができません。
経年劣化を調べようにも答えが出るのは3年間ぐらい乗ってからかも知れません。
ただ、グリルシャッター自体が樹脂製ですので、
錆などの影響はないので北海道の東北の寒冷地に住んでいる方には、
安心してもいいでしょう。
また、寒冷地というと冬季運転中にグリルシャッターが凍結してしまい、
フィンが閉じたままの状態になるのでは?という疑問もあると思いますが、
そこはさすがトヨタ自動車。
先ほど「電気モーター駆動」ということは言っていましたが、
このような「凍結を感知すると開くように制御されている」のです。
グリルシャッターが閉じたまま凍結してしまうと、
ラジエーターが冷やされずにオーバーヒートしてしまう可能性もありますからね。
また、配線や電気モーターの故障をした場合でも、
オーバーヒートしない仕組みが出来上がってるようなんですね。
まあ暖気性能に関していえば、より少ない熱で暖まりやすいように開発されているので、
より燃費を下げることなく暖めやすいプリウスに近づいているのでしょう。
まとめ
カタログスペックだけに目が向いがちになるんのですが、
実燃費どれぐらいなのかは気になるところでしょう。
でもこのような小さな努力を積み重ねることで、
「カタログ」と「実燃費」の差異がより小さくなっていくのでは
ないんですかね。
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