40万の価値がある？ 60系新型ハリアーのJBLサラウンド車の音質ってどうなの？

新型の60系のハリアーに搭載される現時点最強のオーディオシステム「JBLプレミアムサウンドシステム」装着車を触れる機会がありました。

そもそもこのJBLプレミアムサウンドシステム（以下JBL)、上級グレードには標準装備ですが、中グレードにはメーカーオプションでなんと421,200円もする代物です。

40万円なんて「安い中古車買えるじゃん！！」というぐらいの高額商品です。

ここでは、ハリアーの最上級オーディオ「JBLプレミアムサラウンド」をレビューした感想を報告します。

新型ハリアーJBLプレミアムサウンドシステムをレビュー

JBLスピーカーの「GreenEdgeテクノロジー」とはなに？

※クリックすると大きくなります。

 

まあ冒頭にも説明しましたが、このJBLプレミアムサウンドシステム、すべてのグレードに取り付けできるわけではありません。

ガソリン・ハイブリッド
"Advanced package"	PREMIUM	ELEGANCE	GRAND
標準装備	421,200円(税込)		ー

ガソリンもハイブリッド共通で、上級グレード”Advanced package”には標準、PREMIUM、ELEGANCEはメーカーオプションそして、下位グレードのGRANDは設定がありません。

 

ちなみに「GreenEdge」というのは、JBLの提供している会社「ハーマン社」とトヨタが共同開発した、「GreenEdgeテクノロジー」を指し、半分の電流で2倍の高出力を可能にし、それに8chのアンプとトランクサイド右のウーファーを追加することで、ノーマルスピーカーとは全く違った、サウンドを実現しているとのこと。

では、ハリアーのどの場所にスピーカーが装着されるのか見ていきましょう。

JBLスピーカーレイアウト

インストルメントパネル上部の左右に搭載されている8cmのツィーターとミッドレンジスピーカーの一体構造。

 

フロントドアスピーカーは、17cmのウーファーがひとつ。 見た目はなにもわかりません。

 

リアスピーカーには、音響レンズ付きコアキシャルスピーカーが装着されます。

ちなみに「コアキシャルスピーカー」というのは、高音側と低音側の2種類の音をひとつのスピーカーで同時に奏でることで、「バランス型」のスピーカーと言えます。

一方で高音側と低音側がそれぞれ独立しているスピーカーを「セパレートタイプスピーカー」と言います。

一般的にはコアキシャルスピーカーはリアに使用されることが多いのが特徴です。

 

トランクサイド右側に、JBLの刻印の入ったウーファーが搭載されます。

これが社外のウーファーと違いで、見た目もスマートで配線などがごちゃごちゃしていません。

11スピーカーといっても、ピラー、バックドア、センタースピーカーなどが搭載されているわけではありません。

レイアウトは普通の車と一緒の構成になります。

Bluetooth設定してJBLサラウンドを聞いてみた。

私の持っているiPhoneとBluetooth接続してみました。

ナビゲーション側で「Bluetooth接続→追加」するとiPhoneとペアリング画面に移行します。

接続もスムーズにできます。

iPhone内の音楽をBluetoothにて再生していましたが、やはりノーマルスピーカーとは違い高品質なサウンドが響きわたってきました。

スピーカーの善し悪しを判断できる耳は持ち合わせいるわけじゃないですが、明らかな違いを感じることができました。

DVDで映画を見ると迫力満点！

せっかくなんで、自分の持っているDVD「リーグ・オブ・レジェンド」を再生してみました。

このDVDにはdtsが音声フォーマットに入っているので問題なく再生されます。

著作権の関係で動画はお見せできませんが、主役のショーン・コネリーが海に大砲を撃つシーンです。

わかりますかね？ 「ノーマルの音声も用意しろよ！」って突っ込まれそうですが、十分に迫力は伝わるかと思います。

自宅のホームシアターで見るような、5.1chのように右から左へ音声が流れるわけではありませんが、アクションシーンでは十分に迫力のあるサラウンドを楽しめました。

音質調整は特別な設定項目はない

音質は立派ですが、音量設定については大きなマイナスポイントと言えるでしょう。

なぜなら、ナビ側の音質を調整する範囲が少なく、前後のバランス程度しか調整できないからです。

そのあたりは社外ナビのほうが調整範囲が広いので有利なのですが、でも、JBLスピーカー取り付けるようなリッチなユーザーに、音質調整など必要かもしれません。

いずれにしても、デフォルトの状態にしているはずなのですから。

まとめ

「40万円での価値があるか？」かと問われると、私は「ない」と言い切ります。

なぜなら、私の価値観に当てはめますが、JBLのサウンドシステムに「40万円」もの大金を支払うのであれば違う部分、たとえば、オーディオレスにしてもっとカッコイイ社外ナビを購入するからです。

※追記：結局アルパインのビッグXにしました。

 

もちろん、最上級グレードの"Advanced package"を購入できるのなら、標準装備なのでそのまま使いますが、そもそも一番上のグレード買うのは無理という結論になるんでしょうね。

いずれにしても、ハリアーのPREMIUM、ELEGANCEで悩んでいるなら検討材料にしてみてはいかがでしょう。

ビッグXの2倍のお値段しちゃいますけどね（笑）

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