「マズイ。エンジンがかからない。。遅刻確実やん。。。」
長く車に乗っていると、誰しもが一度は経験のあるトラブルですよね。
エンジンが始動できないと、「エンジンやコンピュター、またセンサー類が故障しているのではないか」と、悪い想像しちゃうものです。
しかしその原因や解決策というのは、案外簡単なことばかりなんですよね。
そこでこの記事では、エンジン始動不良によくありがちな5つトラブルについて解説します。
もちろんこれだけではありませんが、私の経験上いずれかに該当しているトラブルがほとんどなんですよね(笑)
目次
エンジン始動不良によくある5つのトラブル
ライト消し忘れや使用限度によるバッテリー上がり
エンジンがかからない症状のなかで、もっとも多い原因が「バッテリー上がり」
長期で使用してバッテリーの性能が限界で寿命だったり、ルームランプやヘッドライトなど消し忘れたりするとバッテリー上がりを起こします。
エンジンが始動できない原因が、バッテリーかどうか判断するためにはセルの回り方で判別できます。
たとえば、「クゥークゥー」と弱いながらもセルが回りそうなら、一旦30秒ほど置いてから再始動してみましょう。
時間を置くことで、バッテリーの起電力が回復しうまくいけば始動が可能になります。
また「カチッカチッカチッカチッカチッカチッ」といった連続的な打音が発生するとバッテリー上がりでほぼ間違いありません。
ブースターケーブルで、他車から救援してもらうか、バッテリーのジャンプスターターを利用して始動する必要があります。
こんなときのために、リチウムイオン電池搭載のジャンプスターターは持っておいたほうがいいでしょう。
スマホのモバイルバッテリーを大きくしたような形状で、気軽にエンジンの始動が可能です。
もし、始動できるアイテムがなければ、緊急事態として自動車保険のロードサービス、
またはJAFロードサービスを呼ぶ必要があります。
セルモーターが故障してエンジンかからない
「クゥークゥー」「カチッカチッカチッカチッカチッカチッ」などの音ならバッテリー上がりが予想されます。
しかしその一方で、「セルが全く回らない」かもしくは「カチンカチンと金属の打音」がする場合は、セルモーター(スターター)本体故障の可能性があります。
セルモーターが故障している場合は、しつこくエンジンキーをオン・オフと何度繰り返すと運良く始動できる可能性があります。
とくに故障の初期段階の場合には、症状がでたりでなかったりするはずですから。
また裏技として、セルモーター本体を直接ハンマーなどで軽く「コンコン」と打撃を加えると、エンジンがかかる場合があります。
しかしその一方で、セルモーターが完全に故障した場合は、バッテリー上がりと同じようにJAFや自動車保険のロードサービスを呼んで整備工場まで運んでもらうのがベストでしょう。
いずれにせよ、この症状が一度でも出たら、整備工場に点検に出してみることをおすすめします。
スマートキーの電池切れ
スマートキーの電池切れも現行車に多く見られるトラブルです。
スマートキーはただのボタン電池を採用しており、当然エンジンの始動回数やロックアンロックの回数が多ければ、電池の消耗は早まります。
また、運転しているときはもちろん、運転していないときでも車内で車体の近くに置いておくと常時通信状態となり電池の消耗が早まります。
現行車はキーの電池が消耗気味になると、メーターで警告してくれますが、スマートキーが採用されたばかりの車種では電池切れかどうかすぐに判断はできません。
キーの電池切れによる、緊急のエンジン始動方法は車種によって違うので、各取扱説明書に書いてあるそれぞれのやり方でエンジンが始動できるようになってます。
もちろん、『誰でもできる! プリウスやアクアのスマートキー電池交換の方法』の記事でも書いていますが、電池切れなら電池交換することで治ります。
対策としては、こんなときのために、予備の電池を何個か持っておいたほうがいいでしょうね。
ハンドルロックがかかってキーが回らない
割とよくあるのがハンドルロックがかかってしまいエンジンが始動できないパターンです。
ハンドルを少し切った状態で、エンジンの止めてしまった場合に偶然ハンドルロックが掛かってしまうんですよね。
普段からハンドルロックを掛けていないユーザーによく起こりがちなトラブル。
ハンドルロックは盗難防止の役割を担っているので、ロックがが掛かったままの状態になっていると当然エンジンキーは回りません。
これは、キータイプでもカードキータイプでも一緒です。
確認方法は、ハンドルロックが掛かっているのか実際にステアリングを回して確認するだけ。
いずれにせよ、簡単そうで実は普段から意識していないと、起こりがちなミスの1つです。
ガス欠やガソリン凍結など燃料トラブル
ごく稀にですが、ガソリンの量が不足していて、エンジンに燃料が供給できずエンジンが始動できないことがあります。
いわゆるガス欠状態ってやつです。
ガス欠もそもそも走行中によく起こりがちですが、燃料が少ないままの状態でエンジンを止めた場合、始動不能となります。
もちろん対処法はガソリンを補給するだけです。
その他、寒冷地限定ですが、寒さのあまり燃料が凍結してしまう場合があります。
こちらも燃料が少ない状態のときに起こるトラブルです。
対策としては、冬の期間はガソリンの量をあまり少ない状態にしておかない。
また、燃料の添加剤としてワコーズの「フューエルワン」を入れて対応しましょう。
ガス欠であれば、ガソリンタンクに直接給油することで解消しますが、ガソリン凍結の場合は、JAFや自動車保険のロードサービスを呼ぶ必要があるでしょう。
さいごに。
最後に、エンジンが始動できない主な原因は、
- バッテリー上がり
- セルモーターの故障
- スマートキーの電池切れ
- ハンドルロック
- ガス欠&ガソリン凍結
大体は、こちらの5つに大別できます。
とくに夏よりも冬のほうが始動トラブルの件数は圧倒的に多く、朝一がもっとも多いことも特徴です。
車に興味がある方、詳しい方なら未然にトラブルを防ぐことができますが、普段何気なく使っている方にとってエンジンに始動トラブルは突然やってくるものです。
しかし、車のことがあまり詳しくない方でも、このような緊急トラブルを未然に防ぐため、
- ジャンプスターターの常備
- スマートキーの電池の常備
- 簡単な作業ができる工具の常備
ぐらいは、準備しておいたほうがいいのではないでしょうか。
とくに、バッテリー代わりになるジャンプスターターは車にとっての神グッズになります。
もちろんそれとは別に、ロードサービスが充実している自動車保険の加入、そしてプラスアルファとしてJAFに加入していれば完璧です。
関連記事:『充実の「ロードサービス」を通販型自動車保険8社の中で比較してみた。』
今回は、エンジン始動トラブルによくありがちな話をしたので、ぜひ覚えておいてくださいね。
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