『しばらくの間、車が不要になったのでその期間中どうすればいいの?』
国内や海外への転勤など環境的な問題で乗らなくなったり、車検代や税金など維持費を支払えなくなり乗れなくなるなど、ユーザーによってたくさんの理由があります。
でも、乗らないと決まったのなら、解決策はそこまで複雑じゃありません。
短期間なのか、それとも長期間なのか。使わなくなる期間さえ決まればすぐに行動できます。
そこで今回の記事では、車が不要なってしまった期間中における車への適切な処置方法を紹介します。
目次
しばらく車が不要になるなら3つの考え方がある。
まず使わない期間が、1年以上の長期間の予定なのか、それとも数ヶ月程度の短期間の予定なのかでやるべきことは変わってきます。
なぜなら、車は4月になったら自動車税が発生するからです。
なので、期間を考えながら4月を跨(また)ぐのかどうかで判断します。
乗らない期間が『短期間で4月以前』までなら
バッテリーのマイナスターミナルを外して保管する。
短期間の予定なら、バッテリー早期摩耗を防止のためにもマイナス配線(ターミナル)を外しておく必要があります。
なぜなら、車のバッテリーは乗らない間も微電流が流れ続けており、接続されたままで放置しておくとバッテリーあがりの原因になるからです。
マイナスターミナルを外して、余計な微電流をカットすることができます。
やり方は簡単。
バッテリー本体に装着されているマイナスの端子10ミリのナットを緩め外すだけ。
車のラジオや時計、またエンジンスターターなど電装品など設定はクリアされてしまうが、バッテリーの早期摩耗を防ぎます。
もし仮にバッテリーが上がったとしても充電すれば復活します。
しかし、何度も充放電を繰り返しているとバッテリー本体に深刻なダメージがかかるので、やはり長期間乗らないと先に分かっているのであればターミナルを外しておくべきでしょう。
もし可能なら、赤いカバーに覆われているプラスターミナルも取り外し、バッテリー本体ごと取り外して自宅保管しておくとなお効果的です。
環境が許せば、車庫で保管する。
これは自宅環境にもよりますが、もし長期間運転しないのなら、外に置いておくよりも車庫保管がベスト。
車のボディやブレーキは雨や雪、風など外気にさらされ続けると錆の原因にもなるからです。
毎日車が動いていれば、問題ありません。
でも、車は人と一緒のところがあり、適度な運動をしていてなければ凝り固まって動きが悪くなるんですよね。
乗らない期間が『長期間で4月以降』になるなら
一時抹消手続きをして税金がかからないようにする。
乗らない期間が4月を跨(また)いでしまうようだと自動車税が課税されます。
それならいっそのこと、一時抹消手続きをして税金がかからないようにしましょう。
抹消手続きってすごく面倒に聞こえるかもしれませんが実は非常に簡単。
もし車検証の所有者が自分になっていれば以下の書類が必要になります。
一時抹消に必要な書類
- 所有者の印鑑証明書と印鑑
- 車検証
- 納税証明書
一方で、ローンを全て支払ってるのが前提になりますが、もし所有者がディーラーになっていれば、そのディーラーに連絡を取り所有権解除の書類を送ってもらいましょう。
所有権解除の書類さえあれば、自分の住んでいる陸運支局で所有権をあなたに移行し、そのまま一時抹消登録をすることが可能です。
手数料も自分で行えば350円を程度で申請可能です。
長期間乗らないのが4月を跨ぎそうなら、一時抹消手続きをしてナンバープレートを外しておきましょう。
自動車保険も中断しておく
現在、自動車保険をかけているのであれば 自動車保険の中断手続きをすることで等級を据え置いたまま休止することが可能です。
参考記事 : 車が当分不要なら自動車保険は「中断制度」を利用する。
たとえば、乗らないからと言ってそのまま自動車保険を解約すると、せっかく育てた等級がまた0に戻ってしまいます。
中断することで無事故でコツコツあげてきた等級を、最大10年間据え置きできるので絶対に手続きをしておきましょう。
いずれにせよ、当分車を乗らないのに自動車保険をかけ続けるのは大きな損失。
車と一緒に自動車保険も休ませておきましょう。
乗らない期間が決まっていないなら査定→売却もあり。
いつまで乗らないと具体的な日程が決まっていないなら、思い切ってそのまま査定して売却するのもありかもしれません。
なぜなら、私の周りにも「当分乗らないから」と放置した結果、その後2度と乗らなった挙句、そのまま廃車された方がたくさんいるからです。
皆さん共通して言っていた言葉が「最初から売却しておけば良かった」と後悔の念。
今では、車の売却も簡単にできてしまう時代です。
たとえば、インターネットにさえ繋がっていれば、PCはもちろんスマホからでも簡単に査定が申し込みができます。
複数の業者間で同時に査定する一括査定を利用して申し込みすれば、概算金額を先に教えてもらいさらに出張査定をすることで、最も高い買い取り価格で売却することができます。
もちろん査定も、査定後の引き上げもすべて代行してもらえるので、わざわざあなたが業者に持ち込む必要もありません。
本当に車が必要になったら、この売却額を元手に新しい車を購入してもいいでしょう。
どんな理由であれ、置いたままの状態で放置しておくことは自動車にとって良いことではありません。
今現在コンディションが良い状態ならば、思い切って査定して高価買取をしてもらうことも同時に検討しましょう。
まとめ
しばらく車に乗る予定がないなら、どれぐらいの期間乗らなくなるのかを把握して、
- 短期間:バッテリーのマイナスを外しておいて保管しておく
- 長期間:一時抹消登録をして保管しておく。
- 長期間(未定):一括査定サービスを使って売却する。
ケーススタディごとにいえば、こちらの3つが最適な答えでしょう。
当分乗らないと言っても旅行など、数週間の不在とかならバッテリーのマイナスターミナルを外しておくだけで問題ありません。
ただ転勤で長い期間不在にしたり、そもそも経済的に負担を感じており一時抹消して保管しておこうと思っているんであれば、私は、あえて売却をお勧めします。
一度乗らなくなってしまうと、その車に対して愛情が薄れたりすることももちろんですが、長期間放置した車の状態はよくありません。
いずれにせよ、車は持っているだけで維持費ランニングコストがかかるので、悩んでいるなら早めの決断をするほどよい結果、つまり高い査定額が出やすですよね。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
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