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SUVの基礎知識

自分にあったSUVは「ガソリン」「ディーゼル」「HV」3つのエンジンユニットから選ぼう!

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SUVをパワートレインで選ぶケースもありますよね。

例えば、王道の「ガソリン」か、駆動トルクがある「ディーゼル」か、燃費がメリットの「ハイブリッド」か?

自分の好きな車種が決まっても、「ガソリン」と「ハイブリッド」が発売されているケースがありますし、「ガソリン」と「ディーゼル」が併売のケースもある。

そんな2つの選択肢に迫られたとき、どちらのエンジンを選択するべきか学び、自分にあった本当のSUV車を選びましょう。

ここでは、「ガソリン」「ディーゼル」「ハイブリッド」の3つのパワートレインについてのメリット、選び方について解説していきます。

「ガソリン」「ディーゼル」「ハイブリッド」3つのパワーユニット

ダウンサイジングターボ化に向かう「ガソリンエンジン」

出典:Wikipedia

SUVだけに限らず、現在国産車のスタンダードと言えばガソリンエンジンでしょう。

ガソリン車は、車両本体価格のバランスを含めた安さがメリット。

年間5,000km〜8,000kmぐらいしか走らないドライバーにとってはもっともお得です。

例えば、ハイブリッドと比較した場合スバルのXVの2.0iのガソリンは「225万円

一方で、ハイブリッド2.0iは「257万円」かんたんに比較するだけで30万円以上の価格差があります。

さらに、ガソリン車とディーゼルエンジンとガソリンを比較します。

マツダのCX-5の20Cガソリン車は「213万円

一方で、ディーゼルXDは「268万円」と50万円以上の開きがあるのです。

ガソリン ディーゼル ハイブリッド
スバルXV 225万円 257万円
マツダCX-5 213万円 268万円

 

つまり、同型車でパワーユニットを比較したケースでは、圧倒的にガソリン車のほうが安くなるのです。

 

昔は走行性能を上げる対策として、排気量をアップさせるしか方法がありませんでした。

でも排気量がアップすると、ガソリン代や自動車税等維持費も増加して苦しくなっていきます。

例えば、前の型式のハリアーは3.5Lというオーバースペックな超大排気量エンジンが搭載されていましたが、現行型は2.0Lエンジンです。

でも小排気量だからと言って、パワーが不足しているわけじゃありません。

現在ダウンサイジングターボエンジンを搭載されたSUV車が増えています。

これからも、ガソリン車はダウンサイジングターボにシフトしていくのは間違いないでしょう。

ガソリン車おすすめユーザー

年間走行距離が少なく、車両価格を抑えたい人。

クリーンディーゼルターボ登場で復活の兆し「ディーゼルエンジン」

出典:Wikipedia

 

昔はガソリン車と同じぐらい多くの車種が存在していたディーゼルエンジン。

低い回転域からトルクフルな駆動力があり、加えてなんといっても燃料代が安い。

でも、ガソリン車比べて、排ガス規制やノイズのうるささ、高回転域の吹け上がりの悪さなどもあり最近まで一線を退いていました。

そんなディーゼルエンジンですが、マツダのCX-5や日産エクストレイルなど、クリーンディーゼルターボの搭載で排ガス問題を解決しただけではなく、実用回転域の駆動力も大きく改善した。

そしてディーゼルエンジン最大のメリットでもある「燃料の安さ」は健在で、経済面でも効果が高い。

ただ、良いことづくしのクリーンディーゼルターボですが、デメリットが車両本体価格がガソリン車よりも高いこと。

例えば、三菱のデリカD:5のガソリン車Gパワーパッケージは「316万円」に対して、ディーゼル車Dパワーパッケージは「351万円」

価格差でいけば、35万円ディーゼルのほうが割高です。

そのためある程度の長距離を走るロングドライバーならディーゼル車に乗るとお得になる計算です。

ディーゼル車おすすめユーザー

年間15000km以上の長距離移動する人。

車両本体価格は割高になるが、トルクフルなディーゼルエンジンを選ぶ方もまだまだ多く、エクストレイルやCX-5だけではなく、ラージサイズのランクルプラドのクリーンディーゼルエンジンは魅力的。

特に現行型のランクルプラドに搭載されたクリーンディーゼルは、排ガスをさらにキレイにさせるため、尿素水(アドブルー)を入れる徹底ぶりです。

ガソリン車との併売がほとんど「ハイブリッドエンジン」

出典:Wikipedia

ディーゼルエンジンは燃料代の安さでアプローチしているが、ハイブリッドは燃費の良さでアピールだ。

最近では、クリーンディーゼルの登場や、小排気量化ダウンサイジングターボのガソリン車の登場で存在感が薄れ気味ですが、燃料代を最大級に節約するならハイブリッドSUVがベストです。

 

SUVだけに限定すると、ハイブリッド車はガソリン車のように「ハイブリッド専用車」がない。

そのほとんどが、ガソリンとハイブリッドの併売というスタイルです。

ガソリン車とハイブリッド車で併売された場合、トータルコストでいくとガソリン車のほうが圧倒的にお買い得。

例えば、60系ハリアーの1番下のグレードであるガソリン車が「279万円

一方で、ハイブリッド車が「371万円」なので、価格差はなんと「約90万円」もあります。

ハイブリッド車が購入費用の元を取るためには、最低でも100,000km走行する必要があります。

さらには、ハリアーのように価格差が90万円近くもあるような車種は200,000kmぐらい走らなれければ元はとれません。

その辺り購入する車種によりコスト換算が違うので、どちらを購入するべきかは、しっかりとシュミレーションが必要です。

ハイブリッドおすすめユーザー

年間15,000km走って燃費を重視する人。

国産車唯一のプラグインハイブリッド「PHEV」もある

出典:カービュー

ちょっとだけ横道に逸れますが、プラグインハイブリッド車をご存知でしょうか?

SUVではありませんが、プリウスPHVが有名ですよね。

外部からの充電が可能というメリットのあるプラグインハイブリッド車ですが、国産車SUVでは唯一、三菱のアウトランダーPHEVだけが存在します。

オフローダーのイメージが強いSUVの中に、リチウムイオン電池搭載のプラグインハイブリッドを放り込んできたのはなかなかおもしろい。

環境にこだわり、それでいて荷物を多く積めるアウトランダーPHEVも注目しよう。

最後に

SUVは、「ガソリン」「ディーゼル」「ハイブリッド」の3つのパワートレインで構成されています。

ただ、現在SUVのトレンドは、

  • ガソリン=ダウンサイジングターボ化
  • ディーゼルエンジン=クリーンディーゼルターボ化
  • ハイブリッド=より低燃費化

にシフトしてきています。

結局パワートレインは、自分の好みや用途にあったユニットを選ぶことが大切です。

でも、身も蓋もない話になってきますが、私個人の意見を言わせてもらうとエンジンユニットで車を選ぶよりかは、スタイルやサイズで選ぶほうが重要だと思っています。

さらには「自分の好きなSUVはこれ!」という基準で決めたほうがきっと後悔はないでしょう(じゃあこの記事の意味とは)

ディーゼル車に乗りたいからエクストレイルを買うのではなく、エクストレイルに乗りたいからディーゼルエンジンを買う。

 

いずれにしても、好きな車種が決めてから、「ガソリンかハイブリッド」なのか、「ガソリンかディーゼル」なのかで判断するべきでしょうね。

私も実際、ハリアーを購入したときには、車種やグレードはすでに決めてから「ガソリン」と「ハイブリッド」の二択で悩み、トータルコストを考えて最終的にはガソリン車にした経験があるんですよね。

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