「ハイエースワゴンのタイミングベルト交換をして欲しい」と依頼された。
しかも、現行型の200系ではなく100系のハイエースで、平成元年車という古さにもびっくり。
改めて見積もりをとってみたところ交換工賃の高さに改めてビックリした。
ここでは「タイミングベルトとの概要と交換歴」と「交換に必要な見積もり」について説明します。
100系ハイエースワゴンのタイミングベルト交換費用
タイミングベルトとはなにか?
まず簡単に「タイミングベルトってなに?」ってことを簡単に復習しましょう。
タイミングベルトは100,000㎞を超えたら交換が必要になる定期交換部品に当たり、もし交換せずにそのまま走行し続けますとやがてベルトが切れます。
ベルトといえば、ファンやパワステ、エアコンベルトなどを想像すると思います。
これらのベルトが切れたとしても、エンジン本体に直接ダメージを与えるわけではありませんが、タイミングベルトが切れてしまうとピストンとバルブが干渉してしまい、エンジン本体が壊れ最悪交換が必要になります。
つまり、タイミングベルトは100,000kmになった時点で「必ず交換が必要な部品」なんです。
タイミングベルトを交換しているかの簡易点検。
まず、念のためタイミングベルトを交換されてあるかをチェックしましょう。
中古車などでハイエースを購入した場合は、交換してから納車されているケースなどもあるからです。
このように交換歴のある車は「交換年月日」と「交換時の走行距離数」がラベルに書いてあります。
※ステッカーラベルの位置にルールはありません。
一方で、エンジンルームを開けてラベルが貼っていなければ、交換されていない可能性が高いので、すぐにタイミングベルトの交換が必要になります。
100系ハイエースワゴンのタイミングベルトの見積もり料金
今回100系ハイエースのタイミングベルト交換をディーラーにて見積もりをとってもらいました。
型式はLH107、エンジンの2.7Lの「3L」です。
結論から申し上げますと、金額は定価ベースで「80,753円」になりました!
交換する部品はタイミングベルトだけにあらず、
- タイミングベルトのベアリング
- ファンベルト
- エアコンベルト
- パワステベルト
- ファンベルト
も同時交換したほうがいいでしょう。
なぜ80,000円オーバーするのかというと、部品代こそ約20,000円ぐらいで済みますが、工賃が60,000円もかかるからです。
冒頭で説明したとおり、タイミングベルトはエンジンを駆動しているベルトなので分解まで時間が必要となります。
しかも平成元年車のハイエースの場合、交換には特別困難を要するので1日がかりの作業となるでしょう。
ハイエースワゴンにここまでの予算をつぎ込むのかどうかの判断は難しいところですが、交換しなければエンジンが「故障」してしまうので、もし100,000kmを超えているようならすぐにでも交換しましょう。
まとめ
まとめますが、タイミングベルトを交換には約80,000円ぐらいの出費は覚悟しておくべきでしょう。
でも交換するかどうかは慎重に考えたほうが良いと思います。
なぜなら、200系ならともかく、100系のハイエースでしかも2.7Lエンジンなら年式的にもそろそろ限界が近づいており、高額修理しても、さらに雪崩のように故障が増えてくるかもしれません。
それなら修理するのではなく、売却するという選択肢も同時に考えてみてはいかがでしょうか?
その年式の乗用車や軽自動車なら正直価値はないでしょう。でも、ハイエースという車はその特殊性がある車ゆえに、古くても値下がりがしません。
毎年盗難車として、ターゲットとされるほどの人気ぶりです。
車検制度のない海外では、ハイエースの需要が高く古くても買い手は間違いなく現れるので、そのあたりも考慮して最終的な決断をしましょう。
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