ハリアー30系の車検見積もりをディーラーでとってきました。
購入してからそろそろ10年になる旧型モデルである30系ハリアー。
距離数も10万kmになりそうですし、年式相応に消耗してきているはずなので「車検費用がどれぐらい必要なのか」気になりますよね。
そこで、18年式2.4Lハリアーをディーラーへ持ち込んで分解見積もりをとってもらいました。
分解してみなければわからないこともありますし、どの程度消耗しているのかも気になっていたところ。
そのまま車検をとるか、それとも入れ替えを考えるかで悩むタイミングでもありますので、同じような境遇の方がいれば参考にしてみてくださいね。
目次
30系ハリアーの車検費用はどれぐらい?ディーラーで見積りをとってきた。
ハリアーの車検見積もりをディーラーでとってきた。
ディーラーのメカニックさんの許可を得て撮影させてもらいました。
決して邪魔をしているわけじゃありませんよ笑。
もちろん車検のみを通した場合の見積もりをとってもらいましたが、「やっぱり分解してみなければ正確な見積もりが出せない」と言われたのと、私自身もどれぐらいの損傷があるのか気になっていたので、リフトアップして診てもらうことにしました。
下回りを覗いてみると、思った以上に錆がひどい汗。
マフラーの腐食をはじめ、足回りのブッシュ関係やクロスメンバなども錆が進行しています。
さらにスペアタイヤの裏側の腐食を見ると、「本当にスペアタイヤとして役割果たせるの?」と思うぐらい錆びてきています。 しかも、若干エア漏れもしているようです。
さらにディスクブレーキの裏側を目視で確認してみると、これまた錆の進行してきているようです。
この現状を見てしまうと、やっぱり新車を購入したときには「シャシブラックを塗布しておくべきだった」と後悔しています。
車検にかかる見積もりが予想以上に高くなりびびる。
分解が終わってディーラーの担当者の方に作成してもらった見積もり金額を見させてもらった。
すると予想以上の高額見積もりになってしまったのです。
なんと最終的な見積もりをとってもらったらトータルで216,000円もの金額になってしまったのです(尻込み)
なぜ、今回の車検見積もりでここまで高額になってしまったのか。
故障している部位は、
- フロントブレーキパッド(残量少ない)=約18,000円
- リアブレーキパッド(残量少ない)=約10,000円
- ウォーターポンプ(冷却水漏れ)=約32,000円
- エアクリーナーエレメント(汚れ)=約4,000円
- スパークプラグ(交換時期)=約5,000円
- クリーンエアフィルター(汚れ)=約4,000円
など、多くの消耗部品の交換が必要なんです。
その中でも特に、交換せずにそのまま走行し続けるとブレーキが効かなくなる恐れがある前後ブレーキパッドの交換と、エンジンを冷却しているクーラントがウォーターポンプから水漏れがしているので、この2点については交換しなければ車検にも不合格になるとのこと。
最終的には、整備代金が約154,000円、法定費用が61,740円となり、両方を合わせると合計で216,000円の見積もりになってしまったのです。
購入してから年数が経過しているとはいえ、やっぱり10年、10万km走行した車は、車検費用として20万円近くの予算を組んでおくべきでしょう。
10年、10万kmを目安に車検費用は高額になっていく。
もちろん今回は、私のハリアーを例を挙げているだけなので、同じ距離数、同じ年式の方がディーラーで見積もりをとったとしても、100%同じ金額になることはありえません。
なぜなら、同じ自動車を100人乗っていたとしても、
- 今までの整備歴
- 見積もりをとるディーラー
- 乗っている環境
- 使っている地域
で、全く状況が変わっていくからです。
100人でチャーハンを作っても100通りの味があるのと一緒で、すべて同じ故障になるとは限らないし、またディーラーによっても車検の判断基準が違うのです。
ただ一方で、似たような味になるチャーハンもあるのと同じように、今回のケースと同じように10年間、10万km走行を目安として消耗品の修理項目が増えてくることを覚悟したほうがいいでしょう。
それでも、新しい車を購入するよりはよっぽど安いんですけどね。
車検費用が予想以上に高ければ、入れ替えも検討してみる。
車検が20万円を超え、いやそれ以上に高額になってしまったとしたら、これ機に「新型ハリアー」などに入れ替えを検討するというのもひとつの選択肢でしょう。
確かに、消耗部品をきっちりと交換して20万円の車検代さえ払ってしまえば、今後2年間は乗ることができるでしょう。
ただ、2年後の車検にしても同じような金額がかかる可能性が十分ありますし、損傷箇所によっては20万円以上必要になってくる可能性だってあります。
いや、そもそも次の車検の前に、なにかトラブルに遭遇することだって十分に考えられます。
それなら、新型ハリアーやC-HRなど新車や、また予算が合うような中古車など車検を受けずに入れ替えすることも検討してみるといいかもしれません。
特に、ハリアーというSUV車は査定額が高いのが特徴です。
関連:SUVのハリアーやランクル・ハイエースが高価買取される3つの理由
ハリアーはレクサスRXと兄弟車のようなものであるので、リセールバリューが高いので年式が多少古くても査定額が期待することができます。
車検見積もりをした先で、査定をすると不利になる?
ただ、今回のケースのように車検見積もりをとったディーラーで下取り査定をするよりは、全く違う場所で査定してもらったほうが高価査定されるかもしれません。
なぜなら、見積もりをとってもらい損傷箇所が把握されているディーラーで査定をしてもらうと、再販するときに必要な修理費を査定額に加味されるからです。
例えば、本来車検が切れるという理由で、10万円のマイナス査定だったのものが、追加整備代を把握されているのでさらに10万円マイナスになります。
それが、ディーラーで車検見積もりをしてもらったあとに下取り査定をするデメリットなんです。
そのデメリットをなくすための対策は、あなたの車の損傷状態を全く知らない業者に査定してもらったほうが高く売れる可能性があります。
例えば、「ナビクル車査定」のような一括査定サービスを使えば、車検費用のマイナスがあるだけで、追加整備費用まで査定することはできません。
一括査定の業者がおこなう査定手順は、あくまで外観や内装の状態、またエンジンやブレーキについても簡易的な点検までしかできません。
査定時にブレーキや下回りの損傷状態を点検できるわけないので、どうしても脇が甘くなります。
さらには、そもそも一括査定を使ったほうがディーラーよりも高くなる可能性があります。
同じようなシュチュエーションで査定をした場合、ディーラーでの下取り金額15万円に対して、買取金額54万円と39万円も査定額に開きがありました。
また、一括査定の査定業者のほうが、ディーラーの査定よりも市場の人気度が反映されているので高値がつきやすい傾向があります。
いずれにしても、どちらも査定をおこなってより高いところへ売るというシンプルな結論で売却先を決めれば良いのではないかと思います。
まとめ
今回の車検見積もりまとめるとすれば、
- 10年、10万km走行した車は、それなりに経年劣化しているので高めの車検予算を組んでおく。
- 予算に余裕があれば、車検を受けてもよいが今後も修理費用は必要になっていく。
- 修理見積もりが高いのなら、入れ替えなども検討する。
- 査定は下取りよりも、一括査定を使ったほうが高くなる可能性が高い。
現在の車は、高寿命化してきているので、しっかりとメンテナンスさえしていればいつまでも乗ることができます。
一方で、しっかりとメンテナンスするということは、ある程度「修理費」をかける必要があります。
もちろん車を購入するよりも、修理していくほうが安上がりになるのは100%間違いありません。
ただ、新しい車を購入する楽しみということを忘れてもいけないと私は考えています。
どんなアクセサリー用品を装着するのか嬉しい悩みや納車されるまでのワクワク感。
また、納車されてから家族みんなでドライブをする充実感など。
そのあたり、より広い視野で現状をみつめ「車検を受ける」のか「車検を受けずに新しい車を購入する」のかを検討してみるといいでしょう。
間違っても、車検費用が高いからとディーラーに依頼して「廃車」にしてはいけません。
価値が少しでも残っているなら、一括査定をおこない少しでも頭金として自分にキャッシュバックしておきましょう。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
無料一括査定なら最大の「10社」買い取り業者を使って同時に比較ができることができますし、 申込みも1分程度で終わるのでおすすめ。