初めて200系のハイエースバンを車検に出す。
実際の車検費用の比較記事についてはこちらから。
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200系ハイエースの車検費用の比較と少しでも節約する方法
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4ナンバーや1ナンバーのハイエースバンは、乗用車ではなく貨物車に分類されるので、気をつけなければ車検に不合格になってしまうケースが多い車種です。
実際「こんなくだらないところで車検不合格にするなよ〜」って文句を言いたくもありますが、車検は法律に基づいているので仕方ありません。
そこで今回の記事では、ハイエースバンの車検で私がディーラーで働いていたときから「よく車検に不合格になるポイント」について解説します。
「車検に必要な部位が知らなかったせいで、もう車検が切れてしまう!」なんて突然のトラブルにならないようにしっかりと準備しておきましょう。
目次
ハイエースの車検で不合格になる注意するポイント
仕切り棒が装着されているか?
ハイエースの車検において不合格になる王道パターンは「仕切り棒の装着忘れ」です。
「仕切り棒ってなによ?」って話ですが、ハイエースはあくまで商用車(バン)なので、乗員と荷室を仕切る必要があります。そこで必要になってくるのが仕切り棒という荷物から乗員を守る棒なんです。
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ハイエースバンの車検を取るならセパレートバーが絶対必要!
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例えば、2/5人乗りのハイエースなら仕切り棒が1本必要で、3/6/9人乗りについては2本必要になります。
いずれにしても、仕切り棒が積載されていなければ車検に合格することができないので積み忘れなどには注意しましょう。
「買ったときから仕切り棒なんてないよ!!」というのなら購入するしかありません。ただこの純正品の仕切り棒1本約15,000円〜25,000円ぐらいするので出費は覚悟しておきましょうね汗。
※標準ボディとワイドボディで金額が違います。
また、専用のブラケットでガッチリ固定されているので、ホームセンターで売っている突っ張り棒などで代用することは難しいでしょう。
乗車定員分のリアシートが装着されているか。
商用車であるハイエースは、仕事やアウトドアなど趣味で使っている方が多くいるので、使い方によってはリアシートが邪魔になるケースがあります。
しかも、シートもボルト4本でしか止まっていないので、誰でもかんたんに取り外しが可能です。
でも、車検に合格するためには車検証と同じ人数分のシートが必要です。
例えば、2/5人乗りのハイエースなら「5人乗れるシート」つまりリアシートが必要になります。
このようにリアシートがしっかりとボルトで固定されていなければ、車検に合格することができません。
積んでいれば整備工場で装着してくれるかもしれませんが、そもそもリアシートを持っていなったとすると購入するしか方法はありません。
貨物車専用のタイヤが装着されているか。
ハイエースと言えば、ド派手なタイヤとホイールを装着しているユーザーがいますが、残念ながらそのままの状態では車検に合格することはできません。
「え、なんで?タイヤはツライチになっているよ!!」とツッコミがありますが、タイヤのサイズが問題なのではなく「貨物車専用のバンタイヤ」を装着しているかが重要なんです。
ハイエースの標準タイヤは「195/80R15 107/105LT」というサイズになっていますが、この「107/105LT」の数字がポイントになります。
意味は以下のようになります。
107/105は荷重指数といって、タイヤの強度を指数として表した数字で高い方が強度が高いです。
LTはライトトラック=小型貨物用のタイヤ、ということで同じサイズの乗用車タイヤより強度を増したタイヤになっています。(ライト=軽いといっても軽トラという意味じゃないですよ)よくハイエースは乗り心地が悪いからといって、乗用車用タイヤを履く人がいますが、きちんと強度を確保したタイヤを履いてください。車検に通らなくなることがありますよ
もちろん証拠として、インストルメントパネルの運転席側にはタイヤサイズがキッチリと記載されています。
つまり、どんなに大型タイヤを装着していたとしても、あくまで乗用車用タイヤなので荷重が足りません。
「じゃあ荷重が増えればいいんでしょ?」とタイヤサイズをあまりに大きくしてしまうと、今度はブレーキのキャリパーにぶつかったり、フェンダーに突出してしまうので、結局は車検に不合格になります。
対策としては、バンタイヤを購入するしかありません。
安いタイヤを手に入れるなら、外国製のハンコックタイヤを別に準備しておくべきでしょう。
バックドアに最大積載量ステッカーが貼っているか
もうひとつ見落としがちなのが、最大積載量の表示ステッカーが貼ってあるかどうかです。
4ナンバーや1ナンバーのハイエースバンは小型貨物車になるので、最大積載量のステッカーの貼り付けが必要になります(もちろん購入時にも貼っています)
でも、中古車などで購入した場合、剥がされているケースがあります。
まあ、見た目もあまり良くないですし、ファッション的な側面もあり剥がす方が多いです。
もちろん車検証上の最大積載量に沿った最大積載量ステッカーが必要になります。
ただ、このステッカー無理に純正品を用意する必要ななく、テプラーなどで作成しても問題はありません。
その辺りは自分の持っているグッズでなんとかなるのかもしれませんね。
まとめ
それではまとめます。200系ハイエースバンの車検では、
- 仕切り棒が装着されているか。
- リアシートが装着されているか。
- バンタイヤが装着されているか。
- 最大積載量ステッカーが貼り付けされているか。
以上4点が不足しているせいで、車検に不合格になるケースが多々あります。
車を預けているならいざ知らず、持ち込み車検ならやり直ししなければなりません。
もし、これから初めて200系ハイエースの車検を控えているなら事前に準備しておくのをおすすめします。
また、もしこちらの4つのパーツを用意せずに車検が合格したとすると、その車検業者結構問題があるかもしれませんよ。
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私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
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