70系ヴォクシーに乗っている知人から故障修理の相談がやってきました。
相談の内容は「メーターにハンドルのような形をした赤色のランプが突然点灯した」とのこと。
年式は平成19年で、走行距離は約75,000kmです。
ランプ点灯以外の症状を聞いてみたところ「点灯と同時にハンドルが重たくなり、パワーステアリングが全く効かなくなってしまった」らしいのです。
要するに今回の症状は、パワーステアリングの故障とみてほぼ間違いなしです。
そこで今回の記事では、70系ヴォクシーのパワーステアリングの故障について解説していきましょう。
目次
ヴォクシーの電動パワステ警告灯ランプによる原因とは?
メーターに「電動パワーステアリング」警告灯が点灯
まず「赤いランプって何よ?」って話ですが、実際の写真を見てもらったほうが早いですね。
エンジン始動すると、燃料ゲージのすぐ左側にハンドルのような丸いマークと隣り合わせビックリマークが点灯しています。
これの赤いランプが「電動パワーステアリングの警告灯」です。
ランプの色もオレンジではなく赤。
なので、ステアリング周辺になんらかの不具合が起こっていると考えて間違いはないでしょう。
ちなみに、このランプが点灯すると、「パワステ」が作動せず「オモステ」のまま(古いw)
とてもじゃないけど、そのまま乗り続けるのは不可能です。
また、メーターランプが赤く点灯したままだと、車検にも受かりません。
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平成29年2月から、車検の一部ルールが大きく変わりました。 内容は、メーター内の警告灯が点灯、または点滅している車が車検が一切合格できなくなってしまったのです。 今までも、エアバック警告灯については車 ...
いずれにせよ、今回の症状のように走行に重要な「曲がる」部分での故障なら、すぐに修理工場、できればトヨタディーラーに持っていくのがベスト。
その理由は、車両側のコネクターに一度診断機を接続して点検する必要があるから。
ちなみに、自走も難しいため、もし車両の持ち込みに困っているのなら、
・整備工場にレッカーしてもらう
・自動車保険のロードサービスを利用する
・JAFに加入しているなら利用する
いずれかのサービスを最大限に利用するべきでしょう。
ステアリング警告灯の故障原因はステアリングコンピューター不良
結論からいうと、今回パワステランプ点灯の故障原因は「ステアリングコンピューターの不良」でした。
ディーラー整備士さんいわく、コンピューターは消耗品ではなく、経年劣化するわけでもない。
なので故障原因は不明。
ただ、診断機を利用してフローチャートに沿って点検していくと、ステアリングコンピューターが故障しているのは間違いないようで、症状を改善させるためには新品のコンピューターに交換するしかないとの見解になりました。
ステアリングコンピューターの修理見積もりは?
ディーラーで診断してもらったついでに、修理見積もりもそのままお願いしました。
すると、整備代金の総見積もり額はなんと「90,720円!」
恐ろしく高額な見積もりになりました。
コンピューター不良となれば、それなりに高く付くだろうと予想していましたが、部品だけで約68,000円
技術料も、前側のインストルメントパネルを脱着して交換する必要があるため、約22,000円とそれなりに高額です。
分解図を見せてもらいましたが、確かにインストルメントパネルの上に装着されていますね。
いずれにせよ、ある程度の整備知識や経験がない限り、自分で交換するのは難しいため、作業は整備工場に任せてしまったほうがいいです。
あと、修理費用を少しでも安く抑える方法として新品ではなく「リサイクル品」を使って交換する方法があります。
前述した通り、今回故障したコンピューターは、消耗品ではなく経年劣化もしないため中古品のステアリングコンピューターが手に入れば、部品代を安く抑えられます。
まとめ
今回、70系ヴォクシーのパワーステアリング警告灯の原因はステアリングコンピューターの不良でした。
交換後、警告灯ランプも無事消えて、肝心のステアリング操作も全く問題なくなりました。
昔からある油圧式のパワーステアリングであれば、ベルト切れやパワステポンプの故障なども考えられますが、今回のように警告灯が点灯した場合は、電気的な故障でほぼ間違いありません。
故障原因を見つけられやすくなった反面、修理費用が高額になってしまう可能性があるのでそのあたり、ある程度出費の覚悟が必要でしょう。
あと、もし修理工場が見つからないのであれば「Goo Pit」のようなサービスを利用して最寄りの修理工場を見つけるられます。
・転勤や引っ越しが多く修理工場を知らない
・個人売買などでヴォクシーを手に入れたので知り合いがいない
など、点検と整備する場所に困っているなら、GooPitのサイトから探せるので是非一度利用してみてください。
いずれにせよ、ハンドル廻りは、クルマにとって重要な曲がる部分の故障なのですから。
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