「メーターに赤い色をした『オイルランプ』が突然点灯した!」
友人から、こんな相談を受けました。
電話じゃ対処もできないので、現車にてメーターを直接確認したところ、エンジンがアイドリング状態なのに確かにオイルのランプが点灯しっぱなしになっています。
※エンジン始動後に消灯するのが正常。
メーターには様々な役割があり、赤色以外にも、オレンジ色や緑色などたくさんの色と種類のランプがあります。
その中でも赤ランプは、警告灯を意味しており信号機と同じでとくに危険なサイン。
実際、点灯したままでは車検も通りません。
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エンジン・ABS・エアバックなど警告灯が点いていると車検は通らない。
平成29年2月から、車検の一部ルールが大きく変わりました。 内容は、メーター内の警告灯が点灯、または点滅している車が車検が一切合格できなくなってしまったのです。 今までも、エアバック警告灯については車 ...
そこでこの記事では、オイルランプが点灯する原因とその対処方法を3つのパターンに沿って説明していこう。
オイルランプが点灯する3つの原因
まず結論からいうと、オイルランプが点灯する原因は、
- オイル漏れやオイル消費によるオイル量の減少による点灯
- オイルプレッシャースイッチの故障による点灯
- エンジン本体の故障による点灯
の3つが考えられます。
それぞれ見ていきましょう。
オイル漏れなどによるオイル量の減少によるランプ点灯
エンジンオイル量が規定を下回った場合、オイルランプが点灯する場合があります。
よくある理由として、
- オイル交換のメンテナンス不足
- オイル漏れやオイル消費
などが考えられます。
もっとも簡単な確認方法としては、オイルレベルゲージでの目視点検。
規定量が少なければオイル交換、もしくはオイルを補充してランプが消灯するかチェックする必要があります。
しかし、オイル漏れをしていた場合には、漏れている箇所を修理しなければ根本的な解決にはなりません。
たとえば、地面にオイルが黒く滴下してないかなチェックして、何かが垂れているようであれば、早急に修理工場によって点検しましょう。
エンジンオイルが不足してた場合、その不足分の油脂代だけでいいですが、オイル漏れとなると修理費用が広範囲に広がるので、どれぐらい必要なのかは別途見積もりをとってもらうべきでしょう。
オイルプレッシャースイッチの故障による点灯
オイルランプが点灯する原因は、エンジン本体に油圧(オイルの圧力)がかかってない場合に、警告としてメーターに知らせます。
それを判断しているのが「オイルプレッシャースイッチ」
エンジンのシリンダーブロックにボルト止めされています。
もちろん油圧が低いと点灯させますが、オイルスイッチ本体が断線し、誤作動を起こしてオイルランプが点灯するケースがあります。
もし仮に、オイルスイッチが故障している場合、修理方法はオイルプレッシャースイッチを新品に交換するだけ。
部品代は案外安く、国産、輸入車問わず3,000円以下で購入ができます。
ただ、現在の車でオイルスイッチが故障するケースは滅多になく、もしあるとしたら年式が古い軽自動車などに起こり得る症状でしょう。
エンジン本体の故障によるオイルランプ点灯
今回の中で最も深刻なのが「エンジン本体の故障」
具体的には、エンジン内部の劣化が考えられピストンリングの劣化で燃焼室でオイルが燃える「オイル上がり」などの原因も考えられます。
そうなってしまうと、エンジン本体を分解バラバラにして修理するか、最悪の場合エンジン本体の交換(載せ替え)が必要になります。
いずれにせよ、オイルランプが点灯したままの状態で走りつづけるエンジン本体の焼付きの原因にもなります。
修理代も車種やサイズによってバラバラですが、
・軽自動車で約20〜30万円
・コンパクトカーで約30〜40万円
・中型・大型車になると50万円以上
は平気でかかってくるので、修理する以外の選択として、車の乗り換え時期も同時に検討するべきなのかもしれません。
まとめ
メーターにオイルランプが点灯した場合、考えられる原因は一つだけではありません。
なので、まずは何が原因でオイルランプが点灯しているのか絞り込みからスタートしましょう。
エンジンオイル量の不足など、目視点検で確認することができれば、修理費用も安く済むかもしれません。
でもその一方で、エンジンオイルが漏れていたり、エンジン本体が故障している場合は、エンジンの載せ替えが必要になるため、新しい車に入れ替えたほうが、逆に安く抑えることができるかもしれません。
もし仮に、高額な修理費用を支払ってまで治すつもりがないなら、一括査定を使って査定をしてもらい、まず現時点での愛車の価値を数字と出してもらうことが大切です。
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