80系ランクルの内装トラブルでとくに多いのが、「パワーウインドウの故障」です。
ちなみに、どんな不具合なのかというと、
- パワーウインドウ開閉スイッチを操作しても窓ガラスが重く開閉しない。
- 開閉はするけど、上下するスピードが遅い。
この2つ。
80ランクルのあるあるネタと言われるほど、この不具合に悩まされているオーナーは少なくないのです。
パワーウインドウが故障すると、どんなことで困るのか?
たとえば、高速道路や駐車場での料金所でドアガラスが開かないストレス。
また、開けたのはいいけど、最悪、閉まらなくなります。
そこでこの記事では、80系の病気ともいえるパワーウインドウ開閉不良になる原因。
そして、もし修理をするならどれぐらいの費用が必要になるのかを詳しく解説していきましょう!
目次
80型ランクルのパワーウインドウ開閉不良&重いの故障原因と修理するのに必要な費用を解説
80型ランクルのパワーウインドウ開閉不良の原因
80型ランクルのパワーウィンドウが不調になる原因は主に2通り考えられます。
第1の原因は、パワーウィンドウの窓枠にあるドアゴム(ガラスラン)が経年劣化により硬くなったり、汚れたりして、ドアガラスがうまく滑らなくなるためです。
どの車も年数が経過すれば、ドアゴムが硬化してます。
しかし、80型ランクルの場合、構造上の問題もあり、多少の劣化や硬化ですぐに症状が出てしまうのです。
もちろん、汚れ程度であれば清掃で症状は改善はしますが、年式の古い80型ランクルの場合、ガラスランのゴムがほぼほぼカッチカチになっています。
なので、最終的には窓枠にあるガラスランを新品に交換する必要があります。
第2の原因は、パワーウインドウを上下する動力源となっているパワーウインドウモーターやパワーウインドウレギュレーターの経年劣化です。
こちらの場合は、新品のパワーウインドウモーターとパワーウインドウレギュレーターの交換が必要になります。
80系は最終型からすでに20年以上が経過しているモデル。
パワーウインドウを何度も開け閉めしているとモーターやレギュレーターなど経年劣化は避けられません。
つまり、ガラスのレールにあるガラスランとパワーウインドウモーター&レギュレーターの経年劣化により、パワーウインドウのトラブルが起きやすくなるんですね。
もちろん主原因は、部品の故障です。
しかし、トラブルを誘発する単に部品の故障だけではなく、他にも要因は考えられます。
たとえば、外的要因として車庫やガレージに置いとくよりも、青空駐車のほうが部品の劣化は早まります。
当然、雨に濡れて埃にまみれになり、直射日光を受けていれば、暑くなったガラスに伝わった熱でゴムの劣化が早まります。
いずれにせよ、外に駐車しておく限り、外的要因をモロに受けることになるのは間違いありません。
ドアゴム(ガラスラン)故障の修理費用
すべてのドアガラスランを新品に交換した場合、合計で約48,000円必要になります。
1枚12,000円。シンプルにガラスランを交換する方法です。
何もすべてのガラスランを交換する必要はなく、該当するドアゴムだけ交換すればいいでしょう。
その他、メンテナンス対策として、ドアガラスを1番下まで降ろした状態でガラスランのゴムをめくりできる範囲で清掃する。
たとえばレールの隙間に、ワコーズバイダスドライのようなフッ素系スプレーを塗布すると症状が改善される場合があります。
また、こまめな洗車を心掛けて、ガラスのレールをきれいに洗うのも有効な方法です。
レギュレーターとモーター故障の修理費用
次にパワーウインドウレギュレーターとモーターも修理費用です。
こちらの方が修理費用が高く、1枚約42,000円
4枚ドアすべて交換すればなんと約17万円も必要になります。
高額なのは、パワーウインドウモーターで1個約2万5,000円もします。
80型ランクルのような古いモデルの場合、中古品を見つけて交換する方法もありますが、あまりおすすめしません。
なぜなら、中古品も同じように故障している可能性があるから。
冒頭でも説明したとおり、パワーウインドウの故障は80型特有の病気のようなもの。
どのモデルもどのグレードも80型なら同じようなトラブルになっているのです。
そのため、部品代をケチって中古品を頼んで交換しても症状が全く変わらないなんてことも十分に考えられます。
ちなみに、今までの修理履歴からいってガラスランとパワーウインドウモーター、レギュレーター同時交換が理想です。
実際分解してみないとなんとも言えませんが、年式が年式だけに両方故障している可能性は非常に高いのです。
いずれにせよ、技術料も重複しているので、同時交換するべきでしょうね。
まとめ
80系のランクルに乗っている限り、いつかはパワーウィンドウの不具合と向き合わなければなりません。
それぐらい「絶対に故障する部位」とも言えます。
実際、自分に起きてしまうのとめちゃくちゃ困ってしまうトラブルです。
運転者はもちろん、助手席に乗っている彼女や奥さん、また後ろの席に乗っている子供にとってもストレスの元となります。
また、症状からして、突然動かなくなるわけじゃなく、徐々に悪化していく症状だけに「まだ大丈夫だろう」とついつい放置してしまいがちにもなります。
しかし、パワーウィンドウの上げ下げしているとき、「重い」と感じ始めたら早めに点検がベスト。
もちろん、一度にすべてのドアを修理する必要はないですが、パワーウインドウスイッチを押してもドアガラスが重いと感じたらすぐに対策をしましょう。
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