気が付くと地面になにか赤い液体が垂れている。。。
ランクル80に乗っているオーナーからの緊急連絡です。
赤い液体という言葉に不安を覚え、オーナー宅に見に行ってみると、確かに赤?ピンク色の液体が垂れているようです。
とりあえず、その液体を指で触ってみるとサラサラしてます。
実はこれ、ロングライフクーラントと呼ばれているエンジン冷却水なんですよね。
要するに、ランクルのエンジンからクーラントが漏れてしまっているのです。
そこでこの記事の本題。
ランクル80のクーラントが漏れてしまった主原因、さらには主原因に対しての修理方法と費用について解説します。
目次
80系ランクルのフロア下から赤い液体が漏れている原因を解説する
クーラントが漏れている症状の確認。
ランクル80は車高が高いので、下から簡単に覗き込めます。
写真では見にくいかもしれませんが、赤色(もしくはピンク色)の液体が漏れてしまっています。
ちなみに、オートマチックフルードも赤色なんですが、見極める方法として
- 水っぽい液体=冷却水(クーラント)
- オイルっぽい液体=オートマチックフルード
と判断すればいいでしょう。
とりあえずサラサラしているのがクーラントで、ベトベトしているのがオートマチックフルードと覚えておきましょう。
また、サブタンク(リザーブタンク)に入っている冷却水の量で確認してみる方法もあります。
実際、リザーブタンクのクーラントの量を見てみるとすでに空っぽ。
残念ながら、クーラントが漏れているで間違いはないでしょう。
クーラントが漏れている原因はラジエーター
結論からいってしまうと、クーラントが漏れている原因は「ラジエーター」本体でした。
ラジエーターはクーラントの熱を放熱する装置であり、ラジエーターが機能しなければ、オーバーヒートを起こしたり重大な事故につながる恐れがあるパーツです。
これまた写真ではわかりにくいけど、LEDライトで照らすと濡れているのがハッキリと認識できます。
いずれにしてもラジエーター本体からクーラントが漏れているのは間違いじゃないため、整備工場にお願いして脱着してもらいました。
すると、ラジエーターロワが赤(どちらかというとピンク色)色に変色しているのがハッキリとわかると思います。
残念ながら、この状態ならラジエーターを交換する必要があります。
そこで、実際に新品ラジエーターに交換した場合に必要な修理費用について解説しましょう。
80ランクルのラジエーターを純正品に交換した場合の費用
整備工場の方に、トヨタ純正品の新品ラジエーターの交換した場合の見積もりをとってもらいました。
するとびっくり、修理費用はなんと約10万6,000円!なかなかパンチ力のある見積もりです。
見積書の中身を詳しく見てみると、
・ラジエーター本体:約5万3,500円
・クーラント:約5,800円
・ラジエーター交換に必要な工賃:約4万7,000円
と、部品代と技術工賃ほぼ同等と考えても良いでしょう。
もちろん、部品費用を安く抑えるコツとして、整備工場さんに探してもらってり、自分で探すなどして中古品のラジエーターを探すこともできます。
しかし、中古品のラジエーターを使うのは個人的にはおすすめはできません。
なぜなら、中古品は再度漏れる可能性が高いから。
中古品の状態もピンきりです。
たとえば、2万kmのラジエーターも20万kmのラジエーターも同じように中古品です。
状態の良いラジエーターが見つかればいいのですが、なかなかそんな都合の良いラジエーターは存在しません。
それなら、中古品を諦め、社外品のラジエーターにしておいたほうが遥かにマシです。
Amazonでも約半額程度購入可能です。
社外品は品質を保ちながら、パーツのコストを下げているので純正品よりも安く購入がでるので、中古品を使うぐらいならこっちのほうがよっぽどおすすめします。
まとめ
今回は80ランクルのおけるクーラントの水漏れについて解説してきました。
主原因はラジエーターだったのですが、気をつけなければならないのは、クーラントの漏れは何もラジエーターだけが原因ではありません。
その他にも、
- シリンダーヘッド
- ヒーターパイプ
- ウォーターポンプ
など、ラジエーター本体よりも費用が高いものから安いものまで多岐にわたります。
いずれにせよ、漏れ箇所を確認せずラジエーターと判断するのは早計なのでまずは原因の究明は必要です。
今回の件と同じように、クーラントが漏れているのであれば、まずはディーラー、もしくは信頼のある整備工場で症状の確認からはじめます。
もし近くに知り合いの整備工場などがなければ、ポータルサイトGooPitで最寄りの整備工場を探すことができます。
また、GooPitが提携している業者の中には、自分で購入した部品の持ち込み修理も可能。
いずれにせよ、80ランクルの修理費用は高額修理になりがちなので、まずはしっかりとした見積もりをとってもらうようにしましょうね。
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