「仕事で使ってるハイエース、アクセル踏んでも加速していかないんだよね」
こんな相談を、ある知人からされました。
詳しい型式は、走行距離90,000kmの200系ハイエースで、駆動方式は「オートマ」ではなく「マニュアル」です。
とりあえず心配になり、ちょっと車を借りて症状を確認したところ、すぐに原因がわかりました。
原因は、クラッチのディスクが減って「クラッチの滑り」を起こしているのです。
そこで記事の本題。
マニュアル車特有の症状である、クラッチ滑りを解消するためクラッチオーバーホールについて。
また、それに伴う費用や修理日数など具体的に解説していきます。
目次
200系ハイエース、クラッチオーバーホールの全容
「クラッチが滑」るとはどういった症状か。
「クラッチが滑る」とはどういった症状なのかというと、クラッチを切ったり繋いだり、半クラッチ状態での走行が多いと、クラッチのディスク板が減ってしまうマニュアル車特有の症状です。
どんな不具合が起きるのかというと、
- アクセルペダルを踏んでもエンジンの回転数だけが上がり加速しない
- ギアの繋がりが悪くなる
- クラッチペダルが重たくなる
などが考えられます。
とくにハイエースのような商用貨物車は、荷物を多く積む過積載状態になっていることが多いため、クラッチディスクが非常に減りやすくなっており、一度ディスク板が減ってしまったら、もう交換するしか方法はありません。
つまり、この症状が現れたら「クラッチオーバーオールが必要」になります。
200系ハイエースのクラッチ交換に必要な費用
あるトヨタ系ディーラーにお願いして、クラッチオーバーオールに必要な見積もりを作成してもらいました。
結論からいうと、トータルで約9万8,000円と非常に割高です。
実際の見積もり書です(個人情報に関わるところは伏せています)
細かく内訳をいうと、
・クラッチカバー:1万8,252円
・クラッチディスク:1万7,694円
・クラッチレリーズベアリング:6,264円
・オーバーオールに必要な小部品:907円
技術料
・5万4,972円
となっています。
また技術料が5万円以上する理由は、オーバーオールするために駆動系のトランスミッションを脱着する必要があるからです。
200系ハイエースのクラッチオーバーオールに必要な時間・日数
クラッチオーバーオールするための費用についてはわかりましたが、修理に必要な日数や時間についてどれぐらいでしょうか。
修理を預けてから、1〜2日で修理は完了するはず。
先ほど説明したとおり、クラッチオーバーオールするためには、トランスミッションを脱着する必要があります。
当然素人ができるような簡単な作業ではないので、待っている間とかでできる作業ではないでしょう。
まとめ
200系ハイエースのマニュアル車に乗っていて、今回の症状が確認できたら「クラッチが滑っている」可能性が高いです。
そのまま走行し続けますと、やがて走行不能になり、道路で立ち往生になってしまう恐れだってあります。
なので、症状が確認できた時点ですぐに修理工場に連絡をして、まずは点検だけでもしてもらいましょう。
もし、知り合いに整備工場がないなら、ネットから修理工場のポータルサイトGoo Pitから探すことができます。
GooPitなら自分の住んでいる最寄りの整備工場、また故障の内容に整備工場を選ぶことができます。
いずれにせよ、放置して症状が回復する類ではないので、症状を感じた時点ですぐに修理工場に連絡して修理を依頼しましょう。
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