友人から突然「俺のプリウス、変なランプが点灯しているから診てほしいだよね」と連絡がきました。
友人のプリウスは平成20年式のNHW20系で、2代目モデルになります。
故障内容を詳しく聞いてみたところ、コンビネーションメーターとエネルギーモニターに警告灯ランプが点灯しているとのこと。
もう少し突っ込んで聞いてみると、
- メーターに赤い三角のビックリマーク
- エネルギーモニターにライトの形をしたオレンジ色の警告灯
の2つ。
ランプ点灯以外に自覚症状がないか確認してみましたが、特別大きな異常は感じていないようです。
そこでこの記事では、20系プリウスの警告ランプ点灯における解決方法について解説します。
・どの部品が不良で警告灯が点灯しているのか?
・修理するにはどれぐらいの費用が必要になるのか?
この症状で、同じように悩んでいる方はぜひ記事を読んでみてください!
目次
20系プリウスのエネルギモニターにヘッドランプの警告灯が点灯した!?
警告ランプの症状を確認する。
とりあえず、車を借りて点検しなければ原因も特定できないので現象確認からスタートです。
プッシュスタートスイッチを押してエンジンを始動してみると・・・「点灯しました!赤いビックリマークが」
車に何らかの不具合が生じたときにドライバーに知らせる警告灯の役割を担っています。
そしてその次に、エネルギーモニターの左上に映っているヘッドライトのような形をした警告灯も確認。
こちらは赤色ではなくオレンジ色の警告灯です。
故障原因はライトの光軸を見る「ハイトコントロールセンサー」の不良だった。
今回の2つの故障。
結論からいってしまうと、ハイトコントロールセンサーの故障でした。
ハイとコントロールセンサーとはなんぞや?というと、後ろに荷重がかかるとヘッドライトの光軸を自動で下げてくれるセンサーで、大変優秀な役割を担っています。
そのセンサー本体が故障してオレンジ色のランプを点灯させ、そして赤いビックリマークでドライバーに知らせてたわけです。
原因の追求は比較的すぐにわかり、ディーラーにて診断機をかけてもらうと、センサー不良のコードが入っていました。
で、今回故障原因となったセンサー、どこに装着されているのかといえばリヤ左タイヤの内側。
タイヤを外しても見えますし、リフトアップすると装着場所はすぐに確認ができます。
配線が接続されています。
試しに脱着してみると、朽ちるようにロッドが折れてしまいました!
このセンサーの動きが悪くなり、ライトの光軸がおかしくなっていたわけなんですね。
センサーの交換費用は4万6,000円
点検してもらったついでにディーラーでそのままセンサー交換の見積もりを取ってもらいました。
結果からいうと、ななななんと!「修理に4万6,332円必要になる!」らしい。
見積もりをみると、とにかく部品代が高額で、4万1,000円もする部品なんですね(プレステ買えるぞ?)
私個人的な感覚では、20系プリウスに5万円もの修理費用を掛ける気にはなりません。
しかし問題なのが、赤いビックリマークやオレンジ色の警告灯が点灯したままの状態になると車検が通らないのです。
詳しくは「エンジン・ABS・エアバックなど警告灯が点いていると車検は通らない。」の記事も書いていますが、2019年6月現在では、警告灯をしっかりと修理して消灯が確認できなければ車検が通らない仕組みになっているのです。
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エンジン・ABS・エアバックなど警告灯が点いていると車検は通らない。
平成29年2月から、車検の一部ルールが大きく変わりました。 内容は、メーター内の警告灯が点灯、または点滅している車が車検が一切合格できなくなってしまったのです。 今までも、エアバック警告灯については車 ...
それは、陸運支局に持ち込んでも、ディーラーや整備工場で車検を受けても一緒。
ヘッドランプだけじゃないにせよ、警告灯が点灯した場合には修理が必ず必要になること覚えておくべきでしょう。
まとめ
高額修理になりましたが、車検の差し迫っていたため、修理しました。
作業時間は技術料は安いこともあり、1時間程度で終了。
修理後はランプも消えて復活です。
一方で、この年式のプリウスであれば高額修理見積もりになってしまったら買い替えも同時に検討しましょう。
たとえば、一括査定を利用すれば、最大10社から同時査定が無料で可能になります。
プリウスのようなハイブリッドカーはリセールバリューが高いので、査定額があがる傾向があります。
いずれにせよ、高額見積もりになってしまったら「修理」もしくは「買い替え」か慎重に検討しましょう。
あとで後悔してしまってからでは遅いのですから。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
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