プリウスといえば、燃費。
燃費といえばガソリン代。
私たち自動車ユーザーはガソリン代といつも戦っている気がしています。
でもプリウスのようなハイブリッドカーと乗ることで、
ガソリン代のコストカットにはなりましたが、馴れとは恐ろしいものです。
冬にヒーターを使用すると燃費が凄まじく落ちる!
と、質問を受けました。
まあ構造上プリウスのヒーターを冬に使用すると、
燃費が落ちるのはわかりきっているのですが、
その説明すると、そんなこと全く知らなかったようで、さらに激怒。
まあ、寒冷地に住んでいるのならできるだけ知っておいたほうがいいでしょう。
プリウス30のヒーターとエアコンと燃費の関係のお話です。
では、本題へいきましょう!
目次
ハイブリッドカーが寒冷地で弱いわけ
ガソリン車とハイブリッド車で燃費が違う理由
まずプリウスの燃費がと言う前に、
ガソリン車とハイブリッド車の燃費が違う理由について軽く説明。
※ハイブリッド車とは言っていますが、プリウスだと思っていてもいいです。
他メーカーだと微妙に違いがでてきますので。
プリウスなどに用いられるハイブリッド車というのは
「電気モーター」と「ガソリンエンジン」で動いています。
ハイブリッド車=「電気モーター」と「ガソリンエンジン」を切り替える
ハイブリッド車の燃費が良い理由は電気モーターが装着されているからです。
「ハイブリッド=電気とガソリン」という意味です。
「電気自動車=電気」「ガソリン車=ガソリン」なので混合しないように注意しよう。
なので燃費を良くするためには可能な限りエンジンを停止して、
電気モーター駆動をさせる必要があります。
モーターを駆動しないでエンジンを駆動させるということはガソリンを大量に使用するからなのです。
これが簡単に説明するハイブリッド車の燃費が落ちる理由です。
それでは、燃費に影響する「ヒーター」と「エアコン」の影響についてお話します。
ガソリン車とハイブリッド車の寒冷地で始動方法
それではガソリン車とハイブリッド車を燃費に影響を与える
「ヒーター」と「エアコン」の関係についてお話します。
ガソリン車のヒーターとエアコン
ガソリンエンジン搭載車の車にエアコンを使用すると燃費が5〜10%は低下します。
エアコンを使用することでベルトで駆動する「コンプレッサー」、「コンデンサ」「風を出すモーター」などを動かすためにかなり大きな電力(Wワット)を使用するからです。
エアコンを使用すると大きな電力を使用するためエンジン回転数が下がってしまいます。
その下がった回転数を自動的に補正して、アイドリングアップをしなければならないため、
ガソリンを多く使用します。
しかし、ガソリン車で冬にヒーターを使用しても正直いって燃費にはさほど影響がありません。
なぜなら、ガソリン車は常時エンジンが動いているので、常に多くの「 熱が余っている状態 」なんです。
その余った熱を再利用(リサイクル)するだけで実際には、ヒーターにコストは掛からないのです。
ハイブリッド車のヒーターとエアコン
プリウスのエアコンに関しては、2代目以降冷媒用に電動コンプレッサーが装着されているので、
エンジンが止まっていようと、エアコンを作動されることが可能になっています。
このエアコンの電力はハイブリッドバッテリーの電力からおこなっているので、
燃費の低下には影響が小さいという特徴があるのです。
じゃあ、ヒーターはどうなのか?
でも、プリウスはほとんどの場合はエンジンがかかっていないので、
熱エネルギーがありません。
熱が余っていない状態なんですよね。
じゃあどうするのかというと、熱をつくり上げるしか方法はないので、
エンジンが常時、かかっている状態する必要があります。
当然、エンジンを常にかけているので、ガソリンは大量に消費し続けます。
なので、寒冷地に住んでいるユーザーのプリウスは燃費はガクっと落ちるんです。
そのためプリウスの寒冷地仕様車には「PTCヒーター」という、
補助ヒーターが装備されています。
PTCヒーターとはエンジンの熱を利用する従来のヒーターと違って、
PTCヒーター=Positive Temperature Coefficient。
別名半導体ヒーターといわれる、電気ヒーターです。
寒冷地仕様車のプリウスはPTCヒーターのおかげで、
多少の燃費悪化を抑えることが可能になっているんですね。
(まあ、おまけ程度ですけど。)
じゃあプリウスの燃費を落とさないためには?
それでは、寒冷地に住んでいるプリウスユーザーが、
燃費を落とさないためにはどうすればよいのか?
エンジンが暖まるまで、ヒーターはオフにしましょう。
というか、もうそれしかありません。
女性がよく使用する足元に置く、毛布を使用してもいいかもしれません。
そもそもエンジンが冷えている時に、暖機運転でヒーターをガンガン回しても、
あまり意味はありません。
ある程度の10分ぐらい経過してから、ヒーターを使うようにしましょう。
また、基本的にプリウスに関しては、暖機運転の必要がありません。
ちなみにトヨタのホームページでも実際にこのように言っているのです。
なお、短距離走行のくり返しは、暖機運転のためのガソリンエンジン始動が頻繁に行われることになりますので、燃費の悪化につながります。
この事実を知らない方が多いことに私もびっくりしましたね。
まとめ
プリウスの燃費の件、
あまり車に詳しくない、プリウスユーザーによく質問されたので記事にしました。
「全然カタログと燃費が違うじゃねーか」とお叱りを受けたこともありますが、
喜んでもらえたこともあります。
だから、知っていて当然なんて思わないでどんどん発信していこうと思います。
確かにカタログの数字を信じちゃうと、かなり違うのでお怒りの気持ちもわかりますが、
次の新型プリウスに期待しましょうよ!
では。
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