「アクアのエンジンオイル交換を自分でやってみたい。」
オイル交換は車を維持するために必ず必要になるメンテナンス作業です。
ディーラーやガソリンスタンドなどに作業を任せてもいいのですが、
できれば、自分でやれるに越したことはありません。
自分でオイル交換をすれば、メンテンス費用も抑えることができますし、
なによりも、自分の車に愛着が湧いてきます。
この記事では、アクアのエンジンオイルの交換方法とオイル交換に必要な費用、
また、ディーラーとの料金の差などについて解説していきます。
目次
アクアのエンジンオイルの交換方法と料金の目安
アクアのエンジンオイル交換時期の目安
アクアのエンジンオイル交換の目安はどれぐらいなのでしょうか?
メーカーでも、もちろん交換タイミングが決めらています。
トヨタ自動車では、エンジンオイル交換は1年もしくは15,000㎞どちらか早いほうと決められています。
LINK:トヨタ自動車
ですが、私個人的な意見としては、1年または15,000kmではなく、
できれば、6ヶ月または5,000㎞どちらか早い方でオイル交換を実施するべきだと思っています。
なぜなら、
- 半年ぐらいの期間でオイル交換を実施しないとオイルメンテナンス不良になる恐れがある
- 1年または15,000㎞だと、オイル交換するタイミングを忘れてしまう可能性がある
- オイルが汚れたままになると、オイル粘度が上がり燃費に悪い影響を与える
などが考えられるからです。
関連:修理?入れ替え?エンジンオイルの減りが早いなら今すぐやるべき3つの解決策
長く車に乗るつもりなら、「オイルメンテナンス」だけはしっかりと実施しておいたほうがいいんです。
では、アクアのオイル交換方法について解説します。
アクアのエンジンオイル交換を自分で実施する方法
では、アクアのエンジンオイル交換を実施します。
今回は、「オイル交換のみ」を行いました。
アクアはプリウスなどに比べると、意外にも車高が高いので、
段ボールなどを下にひけば寝っ転がりながら作業することが可能です。
無理をして、ガレージジャッキなど使う必要はありません。
まあ、私は知人のリフトを使わせていただきましたが(ナマクラ)
フロントバンパーの前側から覗き込むと、以下のようなボルトが見えるはずです。
これがいわゆるオイルのヘソであり、ドレンプラグとコックボルトになります。
トヨタのドレンプラグはすべて14ミリです。
一般的なコンビネーションレンチなので、これからもオイルメンテンスをするなら用意しておきましょう。
まあ、特別緩みにくいわけじゃないので、
100円ショップなどで販売している工具などでも十分代用できます。
14インチのコンビネーションレンチで、コックを緩めます。
反時計回り、つまり右側に力を加えてコックを回しましょう。
回れば、そのまま手でコックをゆるめていきます。
ただ1点だけ注意点があります。
エンジンがかなり暖機されたアツアツの状態でオイルを抜いてしまうと、
オイル自体が高温になっているため、火傷してしまう恐れがあります。
もしオイル交換をするなら、エンジンを止めてから30分ぐらいは放置しておきましょう。
先ほどのコックを無事緩めると、オイルが抜けてくるので、
オイルパンに溜ったエンジンオイルが抜けきるまで放置します。
エンジンオイルフィルター(エレメント)を交換する場合
今回は交換しませんが、
オイルフィルターは先ほど緩めたドレンコックの前側に装着されています。
こちらも反時計回りにゆるめてください。
握力に自信がある方なら、手で案外簡単に緩みます。
もし、どうしても緩まない場合は、フィルターレンチを使って取り外します。
また、フィルターレンチには、ラチェットハンドルをセットすればより作業効率がアップします。
オイルフィルターを取り外し、廃棄して新品を装着します。
アクアのオイルフィルターの最安値はAmazonのようですね。
取り付けをする注意点は特にありません。
昔は、フィルターのパッキンにオイルを塗るなんてことをしていましたが、
今では、性能も上がったのでそんなことをする必要はありません。
付属のナイロンを取り外し、時計回りで締め付けるだけ。
もちろん、手締めで問題ありません。
この記事を読んでいる読者のほとんどは男性のはず。
男性の握力であれば問題ないでしょう。
エンジンオイルを補充する。
では、もっとも重要なポイント、エンジンオイルを補充しましょう。
アクアのエンジンオイルはどれぐらい使うのか?
今回のようにオイルのみを交換した場合には「3.4L」でオイルフィルターも同時交換した場合には「3.7L」です。
嘘だと思うなら、黙って取扱い説明書をみましょう。
今回はオイルのみなので、3.4L。
もしオイルジョッキがなければ、計量カップなどを利用してチビチビ補充していっても構いません。
ちなみに、アクアに使用するエンジンオイルの油脂コードは0W-20
オイルには「0W」「5W」「10W」など数字表記されてあるのですが、
これらの数字の意味は、オイルの硬さを表しています。
このオイル表記の数が小さいほどオイルは柔らかくなるので、
アクアに採用されている「0W」はオイルがサラサラになっているんです。
オイルが柔らかいということは、オイルとエンジンの摩擦が少なくなるので、
燃費性能が高くなります。
10Wのオイルなど補充しても問題ありませんが、
燃費性能は落ちるので、できれば省燃費オイルである「0W-20」を使いましょうね。
では、実際に補充していきましょう。
アクアのオイルは正面からみて左側にあります。
あとは規定量のオイルを入れていくだけ。
何度も言うようにエンジンオイルのみだと3.4L、
オイルフィルターも同時交換した場合には3.7L補充しよう。
オイルを補充したあとは、エンジンを始動します。
オイルをエンジン各部に循環させる必要があるからです。
そして、そのまま一旦エンジンを切り10分ほど放置します。
それから10分後ぐらい、最後にオイルの量を点検します。
規定量を入れればまず間違えることはありませんが、
念のため確認が必要です。
黄色いオイルゲージを抜いて、
丸いポッチがついているのが「Fゲージ」と「Eゲージ」とオイルが適切に入っているかを判断します。
この「EとF」の間にオイルが付着してたらOKです。
Eゲージぎりぎりぐらいだと、ちょっとオイルが少ないので足してもいいかもしれませんね。
自分で交換した場合のオイルの価格
まず、こちらが4L単位での販売です。
そしてこちらが20L缶での販売です。
どちらが費用対効果が高いのかというと、
間違いなく20L缶のほうでしょう。
価格 | リッターあたりの価格 | |
---|---|---|
4L缶 | 3,479円 | 約870円 |
20L缶 | 8,820円 | 約441円 |
リッターあたりの換算でいくと4L缶で購入すると、1リッターで約870円。
また20L缶で購入すると、リッターあたりの価格は約441円で済んでしまいます。
オイルの量が約5倍違うのに、価格は約半分なんて全く意味がわかりませんよね。
ディーラーで交換するとどれぐらいかかるの?
とあるディーラーでオイル交換を実施すると、以下のようになります。
オイル交換のみで3,240円、オイルフィルターを含めると4,320円です。
「え?オイルのみで交換した場合、自分で行うより安くね?」
って思いましたか?
実は確かにそうなんです。
もしもオイルを4L缶で購入した場合、
ディーラーで実施したほうがお得になる計算になるんです。
ただ、それはあくまで1回だけ自分で実施した場合です。
オイル交換は1回だけで終わりじゃないですよね。
冒頭での説明の通り、半年に1回は交換する必要があるので、最低でも年2回は交換をする必要があるでしょう。
そこで、5年間のオイルメンテナンスを計算してみると以下のようになります。
1年で使用するオイル量が約「3.4L」+「3.7L」で約7L。
5年間で約35L使う計算になります。
オイル交換を自分で実施する場合、材料費として、
20L缶を2つ購入する必要があるので、オイルの価格が8,820円×2で17,640円。
また、オイルフィルターは1年に1回購入する必要があるから750円×5年で3,750円になり、
自分実施した場合の5年間のオイルメンテナンスは、トータルで21,390円になります。
またディーラーなどでオイル交換を実施した場合、先ほどの料金での話になりますが、
オイルのみ交換で3,240円、オイルフィルター同時交換で4,320円。
つまり年間で、「7,560円オイルのメンテナンス費用」がかかる計算になります。
それを5年間続けた場合、
トータルで37,800円になるので、自分でオイルを取り替えた場合、
約16,000円ぐらい自分で実施するより高くなるでしょう。
さらにリッター換算すると、以下のようになります。
約18,500円ぐらいの差をどう見るのかでしょうね。
まとめ
今回はアクアのエンジンオイル交換について解説しました。
5年間で計算をすると、自分でおこなった場合と、ディーラーなどでやった場合、
トータルで約18,500円ぐらいの差になりました。
この数字が大きいのか、それとも思ったよりも小さいのか、
それぞれのアクアユーザーで据え方が違うと思います。
もしオイル交換なんて面倒なんでやってられないというなら、
ディーラーやカーショップ、ガソリンスタンドなどでやってもらってもいいでしょう。
ですが、「せっかく購入した愛車、できれば自分で色々やってみたい」
というなら、オイル缶と簡単な工具だけでいいので、揃えてチャレンジして欲しいんです。
ちなみに、私は「車」も「オートバイ」などモーターサイクルなどが好きなので、
全部自分でオイル交換をしています。
オイル交換などは、自宅でやると「DIY感覚」なんでやってみると案外面白いんですよね。
また、ガレージで作業するって「男の憧れ」だったりもしますしね。
アクアのオイル交換、是非チャレンジしてみてください!
最後にオイル交換だけではなく、HIDバルブを取り付けなどの電装品や、
カーナビなど内装を弄くり倒すなら、専用の工具を一式もっておいてもいいかもしれませんね。
自分の「マイツール」としてコレクションしておきましょう!
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