新型「5型」ハイエースにマイナーチェンジになって、久しぶりにディーゼルエンジンが変更されました。
大きな変更点は3リッターの「1KD」エンジンから、2.8リッターの1GDエンジンへの移行で、排気量が少しダウンしました。
それだけではなく、ディーゼル車の排ガスをよりクリーンにするため「尿素SCR」の追加も大きな変更点です(ちなみに現行モデルランクルプラドにも採用しています)
ここでは、これからハイエースのディーゼル車を検討中の方に向けて、尿素SCRのコアとなる尿素水アドブルーについての詳しい仕組みとメンテンス方法や費用などを解説します。
目次
ハイエースの新型ディーゼル採用「尿素SCR」
アドブルー(尿素水)の仕組み
まず尿素とはなにか?詳しく解説しましょう。
ドイツの自動車工業協会の登録商標で、ディーゼルエンジンの排出ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)を低減するために用いられる科学用品でJIS規格にも対応しています。
5型のハイエースから四角く囲った尿素SCRが追加されているのですが、尿素水噴射装置に尿素水を入れることでよりクリーンな排気を可能にしています。
要は触媒というフィルターをもうひとつ追加して、さらに排ガスを綺麗にしようってわけですね。
ハイエースの尿素水タンク容量と消費量
ハイエースの尿素水が入っているタンク容量は約7.4L。
消費量として、1000kmで尿素水を約1L消費します。ですから、約7400km走行すると尿素水の残量がなくなる計算になります。
ハイエースのアドブルーの補給タイミングとメンテンス方法
アドブルーのメンテナンスのタイミングについて解説します。
アドブルーはエンジンオイルと同じくメンテンス時期を自分で管理する必要があるのでしょうか?
実際に、尿素水の残量を目視で確認するのはタンク自体が助手席のシート下に隠されているので非常に難しくなっています。
でも実は、尿素水の残量が少なくなると、車両側のメーターに入っているマルチインフォメーションディスプレイにて警告灯、メッセージが表示される仕組みになっています。
- AdBlueを3000km以内に補充してください。
- AdBlue残量少AdBlueを2000km以内に補充してください。
- AdBlue残量少あと800kmで再始動不可AdBlueを補充してください。
- AdBlue残量少エンジン再始動不可AdBlueを補充してください。
さらにはアラームでも警告するようになっているので忘れることは多分ないでしょう。
アドブルーは自分でも補充できる。
アドブルーはいつでも自分で補充することができます。
補充する先はボンネットを開いた先の青いキャップ。こちらから補充しましょう。
ちなみに塗装などに付着した場合には、塗装面を痛めるのですぐに水で洗い流す必要があります。
また手に付着した場合にもすぐに水で洗い流すよう心がけてください。
アドブルーは量販店でも購入可能。
アドブルーはトヨタ店でしか購入できないものなのでしょうか?
ちなみにトヨタの部品屋さんである共販店はもちろん、Amazonや楽天でも購入は可能です。
ちなみにアドブルーには規格もあり「ISO22241−1、JIS AUS32」となっており、もし基準を満たしていれば「AdBlue®」の表記がつきます。
新型ハイエースに新採用:尿素アドブルーまとめ
これからはエンジンオイルに追加され尿素水アドブルーの補充も定期的なメンテナンスに追加されます。
ウォッシャー液のように補充するだけですから、技術的に難しいことはありませんが、もし面倒ならオイル交換のタイミングで一緒に補充してもらってもいいのかもしれません。
いずれにせよ、新型ディーゼルエンジンに採用された尿素SCRアドブルーの役割や必要性は覚えておきましょう。
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