200系ハイエースに乗っている友人から、「ステアリング」に関する修理の相談をされました。
修理内容を確認してみると「ハンドル(ステアリング)の戻りが悪い」とのこと。
普通、パワーステアリング車ならハンドルを切ったあと復元力が働いて元に戻ります。
ですが、ここ最近からハンドルを切ったあと復元しなくなってきたとのこと。
「ついに、パワステがぶっ壊れたのか!?」と友人に不安がられたので点検してみることにしました。
同じように200系ハイエースユーザーで「ステアリングの戻りが悪い」と感じているなら同じ原因なのかもしれませんよ。
200系ハイエースのステアリングが戻らなくなる故障と修理料金
原因はステアリングヨークのシャフトのジョイント部
不具合が原因はどこなのか。
先に結論から話すと、ハンドルの下側についているステアリングヨークシャフトのジョイント部分が固着が原因でした。
こちらの部品ジョイントになっているので、左右上下にくねくね回るはずなのですが、固着して一切動きません。
それにより、ハンドルが戻らないという原因になっていたようです。
実際にもう一度友人に不具合内容を確認したところ、
- 走行中にハンドル操作はそこまで重く感じない。
- 左折してハンドルを2回転ぐらいしたあと戻らないので非常に怖い。
- 左折だけで右折については問題がない。
ということなので、不具合内容と、部品の辻褄は会うようです。
しかも、左折時しか発生しないことからパワーステアリングの「ギア」や「ポンプ」の異常ではないと推測されます。
ちなみに、この「ステアリングシャフトってどこについているのさ?」という疑問ですが、リフトアップして下から覗くしかありません。
下からLED作業灯を当ててみると、はっきり見えます。
見た目じゃわかりずらいかもしれませんが、バンパーの裏側に取り付けされているので泥水が付着してそこから錆が発生して固着したような感じですよね。
ステアリングシャフトの交換費用はどれぐらい?
交換の見積もりをとってみたところ、費用約12,000円と意外とリーズナブルでした。
ステアリングのジョイントは全部で3箇所ぐらいありますが、一番短いパーツだったため料金も安く済んだのでしょう。
ただ、整備士さんとちょっと話をさせてもらいましたが、ステアリングシャフトのジョイントが固着するということは、今後その他のジョイント部についても同じように修理が必要になるかもしれないとのこと。
確かに同じような部品を使っているので、同様の故障があるかもしれませんよね。
また、このシャフトのジョイント部が固着したままだと「車検には合格するのか、しないのか」という疑問については、よほどハンドルに違和感がなければ、今のところ問題ないとのこと。
車検の整備記録簿にも、「ハンドルの戻り」については触れられていないですしね。
でも、まあ12,000円程度で交換することができるのなら、すぐに交換したほういいですけどね。
まとめ
部品さえそろえば、1日だけ預ければ修理が完了するはず。
大がかりな作業ではなく、リフトアップさえすればすぐにでも交換できるでしょう。
でも、今回のケースはステアリングヨークシャフトのジョイント交換で済みましたが、その他ハンドルのパーツには、
- ステアリングギアボックス
- パワーステアリングのベーンポンプの
- パワステベルト
など、複数の原因が考えられるので、不具合を感じたのなら、まずは整備工場に点検に出してみよう。
ステアリングギアボックスやパワーステアリングのベーンポンプなどが交換になれば、簡単に4、5万円の修理費用は必要になってしまうのですから。
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