中古車を買うときに参考にするのが「距離数」と「年式」ですよね。
狙っている車種の年式は新しい方がいいですし、スピードメーターの走行距離数については少ないほうが、故障の心配が少ないのでより安心です。
ただ、年式は車検証が存在している限りごまかすことができませんが、走行キロ数はやり方次第で加工することができます。
実際に中古車販売店を見てみると「その年式で、それしか走っていないの?走行距離を改ざんしているのじゃないの?」って不安になることありませんか?
でもある程度、購入の基準、モノサシのようなものを持っていれば大丈夫です。
今回の記事では、メーター改ざん車を誤って購入しないためにできる方法、また誰にでもできるかんたんな見分け方などについて解説していきます。
目次
メーター改ざん車を買ってしまわない注意点と見分け方
メーター改ざん車を購入しないための注意点
まず、身も蓋もない話になりますが、「個人売買」や「怪しい業者」で中古車を買わないことです。
なぜなら、個人売買はお店を仲介していないので保証がなく現状渡しが基本であり、明らかに怪しい中古車業者は、自動車公正取引協議における非会員の可能性が高くメーター改ざん車での平気で販売する可能性があるからです。
例えば、ディーラーや大手販売店などでは、自動車公正取引協議の会員になっているので、「メーター改ざんされた車」だと後で発覚した場合、「行政」「民事」「刑事」と大きな罰則を課せられます。
一方で、個人売買のような販売店を介していない売買では、売り主と買い主との間で正式な「売買契約」が交わされないので、メーター交換歴のある車だと後で発覚してもシラを切られるかもしれません。
また、怪しい中古車販売店でも「現状渡し」で販売している場合も多くあり、基本的に色々な言い訳をつけて対応してくれない可能性があります。
だからこそ、「個人売買」や「怪しい中古車販売店」で購入するリスクを避けて、
- カーディーラーの中古車販売店
- カーセンサーなど加盟店
- 中古車販売実績があるガリバー
などのような、比較的規模が大きくて安心感のある販売店を利用するべきなんです。
しかもインターネットが発達した今では、ヤフオクやメルカリなどを利用して中古品のスピードメーターを誰でもかんたんに購入できてしまうのです。
ヤフオクなどを利用してメーターを交換される危険性がある。
今ではスピードメーターの交換なんて誰にでもかんたんにできます。
例えば、オークションサイトの大手「ヤフオク」を見てみるとスピードメーターの在庫が死ぬほど出品されています。
その検索数なんと「32,208件」にものぼるのです。
もちろん、燃料ゲージや、スピードメーターが故障したからと純粋に購入するユーザーもいますが、もう一方で、走行距離数の少ないスピードメーターをわざわざ購入し、距離数をごまかすために交換する悪徳な人間が一定数いるのです。
メーター改ざん車を具体的にどうやって見分ければ良いのか。
大手販売店で中古車を購入したほうが安心ですが、それでも中古のメーターになっていないか不安だというなら以下の方法で見分けることができます。
まずは、点検整備記録簿との照合しているかで判断することができます。
例えば、購入予定の中古車に点検整備記録簿が搭載されてあった場合、記録簿に記載されている走行距離数が前回より増えているかどうかを確認することができます(というか、記録簿の積んでいない販売店での購入はNGですけどね)
また、車検を受けたら、車検証の備考欄に交付した日の走行距離数を記載しているので距離数が逆転していないか確認することができます。
その他にも、購入予定の車両がタイミングベルト搭載車なら100,000kmで交換が必要なのでエンジンルームに交換記録のラベルが貼ってあります。
ベルトの交換時期の距離数と日にちを逆算して、メーター改ざんされていないか疑いをかけることはできます。
以上、点検整備記録簿や車検証をチェックすることで見分けられる場合がありますが、そもそもこれらの書類ですら嘘の可能性があるので、やはり自信のない方はできるだけ信頼のある販売店で購入するようにしましょう。
メーターの走行距離の逆転を本気で見分けるには専門的な知識が必要です。
例えば、
- メーター取り外し跡の確認(ビスに傷がある)
- シートのへたり(走行キロが多いとシートにへたりが生じる)
- メーターの各スイッチ類に傷がある
など、専門家がみればある程度がわかります。
でも、もし細心の注意を払ったうえで、メーター改ざん車を誤って購入した場合、キャンセルなどはできるのでしょうか?
メーターの巻き戻し車両を購入してもキャンセルは可能。
オイル漏れなど故障の多さや、シートのへたり具合など、「ちょっと怪しいな」と思ったので整備工場に見てもらいました。
その結果、走行距離が逆転されメーターが改ざんしていると指摘されました。
また、調査の結果、改ざんが事実なら販売店は車のキャンセルに応じなければなりません。
例えば、メーターの巻き戻しが販売店の故意じゃなかったとしても売り主としての責任を果たす必要があります。
なぜなら、走行メーターの巻き戻しについては、自動車公正取引協議の会員は厳重注意や違約金、非会員は景品表示法違反にもとづいて法的な処分を受けるからです。
さらに、民事上、刑事上の責任を負わなければなりません。
①民法
走行距離数は、購入者が中古車の性能を判断する重要な要素のひとつですので、それが実際と大きく違っていれば「法律行為の要素の錯誤」に当たる。
購入者は第95条による契約の無効を、販売店が故意に不正な走行距離を表示していた場合には、第96条の「詐欺による取り消し」を主張できる。
②消費者契約法
契約を結ぶ際に、走行距離について不実を告知してるため、契約を取り消すことができる。
走行距離の巻き戻し行為は、民事上の問題としてだけで済む問題ではありません。
このような違法行為をした販売店は、購入者を騙して安い車を高く売りつけて代金を取っていることになり、刑法第246上の詐欺罪に該当し、10年以下の懲罰刑に処せられることになる。
つまり、メーター走行距離をごまかすことは、行政から「不当表示」扱いされ、民事には法律行為の間違いを指摘、契約の無効を強制され、刑事には詐欺罪として販売店に厳しいペナルティーが課せられてしまうのです。
まとめ
今はもうメーターの巻き戻しなど、どこもやっていないだろうと油断しているときこそ、こういう事例は起きるものです。
もし、経営が上手くいっていないお店が赤字を解消するために『禁断の一手』としてメーター改ざん車を販売するかもしれません。
そのお店の状態まで消費者側からはわからないので、やはり小さな販売店での中古車の購入は危険です。
そんな不安な気持ちで中古車を購入するぐらいなら、
- カーディーラーの中古車販売店
- カーセンサーの認定車
- 中古車のガリバー
など、知名度があり、ブランド力が強い販売店で中古車を選ぶようにしましょう。
これらの販売店は、走行距離はもちろん、価格表示や修復歴の有無、オプション装備まで記載されていますし、税金や諸費用など内訳についても明確にわかるので安心です。
「安物買いの銭失い」ではありませんが、安く買っても品質が悪ければ結局は修理で高くついてしまうもの。
そうならない為にも、中古車のガリバーでは「10年間の長期保証」や「100日間の返品制度」など独自のサービスを展開しているので、将来的なトラブルを回避できる手段として購入先として選んでも良いかもしれません。
怪しい場所でメーター改ざん車を購入するぐらいなら、中古車販売実績のあるガリバーを利用して安心して中古車を買いましょう。
ガリバーは中古車の不安要素でもある全車修復歴(事故歴)をチェック済みです。 また、条件次第(有償)で最大「10年の長期保証」があるので、他の中古車販売店よりも圧倒的にアフターサービスが充実しています。
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