フォグランプが装着されていない現行型50系プリウスに、純正のLEDフォグランプを後付けすることができるのか?
それが、依頼主からの質問でした。
理由を聞いてみると、プリウスの中古車をグーネットで購入したところ、フォグランプが装着されていなかったことに納車されてから気づいたかららしい(うっかりしすぎ!!)
そこで、何とかならないものかとの相談でした。
中古車とはいっても、せっかく高いお金を支払って購入したものですから、自分好みにカスタマイズしたいと思うのは当然ですよね。
ここでは、50系プリウスの純正LEDフォグランプを後付けについて解説します。
目次
純正フォグランプは「Aプレミアム」と「A」に標準装備されている。
ちなみに、装着する前のフォグランプは部分には、黒い樹脂のカバーが装着されています。
このカバーを取り外し、LEDのフォグランプを後付けするのが今回の目的です。
そもそも、LEDフォグランプは「Aプレミアム」「A」グレードに標準装備されており、「S」にグレードには21,600円にてメーカーオプション、Eシリーズはそもそも設定がありません。
今回の依頼主のプリウスは「Sグレード」だったので、はじめから取り付けしていれば問題がなかったんですよね。
この辺は、中古車を購入するときに気をつけるべきポイントですよね。
LEDフォグランプの後付けは高額になるが可能
結論からいうと、純正LEDフォグランプの後付けは可能。
ただし、そこそこ高額な見積もりになります。
ディーラーで見積もりをしてもらったところ、メーカーオプションでは21,600円に対し、後付けは部品代と工賃を合算すると約78,000円ぐらいになりました。
「オプションで21,600円なら後付けでも同じ金額じゃないの?」と、そんな声も聞こえそうですが、やはりメーカー製造ラインで組み付けるのと、1度納車され組み上がった状態で組み付けるのでは、工程や手間が違います。
確かにちょっと金額の差が大きいのですが、その辺りは各ディーラーで工賃が違うと思うのでそれぞれ確認してみましょう。
LEDフォグランプの本体
まず、必要な部品がフォグランプの本体。
品番は、右側が「81210−47030」で、左側が「81220−47030」で両方とも税込18,468円になります。
また、スクリューが3本づつ使用するので「90167−50063」が合計6本。
合計で約37,000円ぐらいするので、フォグランプの本体の金額が1番かかりますよね。
作業はフロントバンパーを脱着する必要があります。
フォグランプ対応のヘッドランプディマースイッチ
フォグランプを後付けすることは、それに対応するスイッチが必要です。
今装着されているディマースイッチを外して、代わりに取り付けします。コネクターも一致するので加工は必要なし。
品番は「84140−33221」で金額は7,452円。
フォグランプリレー
フォグランプ設定なしのプリウスには、点灯させるための「リレー」が装着されていません。
このリレーを、ボックスの中に差し込む必要があります。
写真がぼやけていますが(汗)、右のサイドカバーを外し、ヒーターダクトのビスを外せば見えるでしょう。
フォグランプリレーの品番は「90987−02027」になり、価格は2,927円
まとめると、品番と価格は以下のようになります。
品名 | 品番 | 数量 | 価格(税込) |
フォグランプRH | 81210−47030 | 1 | 18,468円 |
フォグランプLH | 81220−47030 | 1 | 18,468円 |
スクリュー | 90167−50063 | 6 | 324円 |
ヘッドランプディマースイッチ | 84140−33221 | 1 | 7,452円 |
フォグランプリレー | 90987−02027 | 1 | 2,927円 |
つまり、部品代はトータルで「47,639円」であり、もし作業をすべて自分で実施するならこの金額だけを支払えば問題がありません。
最後に。
今回、いつもお願いしているディーラーで見積もりをとってもらい、純正フォグランプの後付けを実施してもらいました。
もちろん、後付けは可能でしたが、割高になるのは覚悟しておいたほうがいいでしょう。
78,000円と高額になった理由は、部品代に対し作業工賃が余分に必要になったからで、もし「全て自分で作業する」ならチャレンジしても良いかもしれません。
もし、純正フォグランプの後付けをDIYするなら、
- フロントバンパーの脱着してフォグランプの本体装着
- ハンドル(ホーン)の前側を脱着してスイッチ交換
- 右サイドカバー脱着してリレー取り付け
と、3つの工程が必要になります。
バンパー脱着やリレーの取り付けは、多少メカの知識があれば素人でもできると思います。
でも一方で、ディマースイッチ交換はハンドルカバーの前側を取り外す必要があり、エアバックの脱着が必要です。
その辺りは、特殊作業になるのでもし自信がないならプロに任せたほうが良いかもしれませんね。
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