『新車は3月に購入するのがお得であると言いますが、では中古車も同じなのでしょうか?』
新車販売の3月は、年度末商戦に当たるため、ディーラーは販売実績を伸ばす施策として、
・車両本体の値引き
・オプションの値引き
・低金利のローンのキャンペーン
など、いつも以上に行うからです。
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一方で、3月になると中古車も非常によく売れる月なのは間違いありません。
ですが、新車と同じく中古車も3月が買いのベストタイミングなのかは、あくまで別問題なんですよね。
そこでこの記事では、根本的に違う新車と中古車の価格設定の違いから、中古車の買うベストタイミングについて探っていきましょう。
中古車市場のホントのところを知ることが大切ですからね。
目次
中古車を買うベストタイミングは3月なのか。
中古車には定価がないため値引きがない
まず、中古車購入のベストタイミングを知る前に、新車と中古車の価格設定の違いから。
中古車には新車とは違い『定価』というものが存在しません。
なぜなら、新車はメーカー希望小売価格があるのに対して、中古車はオープンプライスなんです。
たとえば、N-BOXの新車は1番安いグレードで138万円しますが、原価(仕切り価格)はもっと低いため値引きが可能になります。
その一方で、中古車は原価に対して、値付けをギリギリのところに設定しているので、値引きが非常に難しいのです。
POINT
そこでインパクトが残せないと、間違いなく長期在庫になるため、売りたい価格を記載しています。
同じく138万円の中古車の場合、以下のような考え方になります。
とくに軽自動車のような仕入額が高い中古車ほど、原価に対して利益がないため、中古車には『値引き』という概念がないんです。
中古車の価格は需要と供給で全てが決まる。
中古車の価格設定の基本的な考え方は、欲しい人(需要)と流通する車の数(供給)によって相場が形成されます。
たとえば、現在の売れまくっている新型ジムニーの中古車を欲しい人が多くいますが、実際には市場に流通していないため価格は高騰します。
また、極端な例でいうと、スープラのような絶版車は、供給できる台数が当然少ないので相場は高騰します。
もちろんその一方で、フルモデルチェンジやマイナーチェンジを実施して、新型車が登場した車種などは、先代のモデルやマイナーチェンジ前の在庫車が大量に中古車として非常に流通する傾向があるので、中古車の相場は下落してしまいます。
3月は新車同様中古車もよく売れる
とくに3月や4月のような、卒業・進学・新卒・就職シーズンは、さまざまな環境の変化が変わるタイミングでもあるので、需要と供給に関係なく、車が売れる月です。
それは中古車の登録台数にもしっかりと数字として表れています。
2018年の中古車の登録台数は年間で335万7843台。
最も中古車の登録台数の多い3月は42万6465台で、最も少ない1月の22万7302台の約1.88倍となっています。
これらの理由から、新車と同様に中古車も3月に購入する人が多いことがわかります。
3月に中古車はよく売れるがベストタイミングではない
3月は環境的な要因で、中古車が売れることはわかりました。
しかし、この最大の需要時期の3月が中古車購入のベストタイミングなのかというと、答えは『ノー』です。
その理由は先ほど書いた通りであるけど、中古車は定価がないため、販売する側の値付け次第になってしまうからです。
先ほど、中古車は需要と供給のバランスによって価格が決まると言いましたが、3月という月は、黙っていても中古車が欲しいというユーザーが増えるけど、流通台数は爆発的に増えるわけではありません。
つまり、需要と供給が逆転するおかげで、3月は逆に中古車相場が割高になってしまうのです。
たとえば、2018年登録車の新車販売台数ランキングナンバーワンに輝いた日産ノート。
ノートの中古車の平均価格の推移を見てみると2018年12月の時点では103万円台だったが現在では107万円まで上昇しています。
流通台数は年明けピークに現在は12月と同じ水準まで下がっているし、走行距離もほぼ20000km台と同じ条件ながら価格だけが高騰している模様。
また、3月には軽自動車の未使用車など多く出回りますが、価格をよくよく見ると新車と買うのと大して変わらないことも多く、実は損をしてしまうケースもあるのです。
もちろん価格を度外視すると、3月という年度末タイミングでは、中古車市場に大量に出回るため、意中の車種・グレード・ボディカラーなど、自分の条件にぴったり合う車が見つかりやすい。
しかしその一方で、その車が安く買えるのかというと、全く別問題なんですね。
最後に
3月に中古車は買いかの質問に対しての結論はノーです。
やはり最終的な答えとして、身も蓋もない話になりますが、中古車購入のベストタイミングは、欲しい車種が欲しいタイミングで在庫しているときと言えるでしょう。
新車とは違い、一生に一度の出会いであるということを心得、いわゆる「一期一会」の状態です。
売れてしまうと、その機会は二度と繰り返されることのない可能性も十分に考えられます。
しかしその一方で「価格は多少上がっても良いので、未使用中古車を購入したい」とか、「自分の希望に沿った中古車を買う」と限定すれば3月はベストタイミングとも言えます。
いずれにせよ、大切なのは在庫が豊富な販売店で購入すること、またある程度保証制度が充実しているところで買うのが正解です。
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