お客さんが乗っているラパンの車検時期が近くなってきているので、タイヤ交換のついでにフロアやフレームなど下廻りに異常がないか調べてみました。
走行距離数が少なかったので、かなり楽観的に考えていたのですが、思った以上に「サビ」だったことに気がついて、なんとフレームに穴が開いている始末です。 しかも、ボディにも錆が盛り上がっているおまけ付き。
説明するよりお客さんに見せたほうが早いのではということで、現車確認をしてもらったのですが、お客さんの第一声は「こんな状態で、車検に受かるの?」 確かにそれぐらいひどい状態だったのです汗。
そこで、ここではラパンの錆による腐食の状態と、車検に受かるかどうか見ていきましょう。
ラパンのフレームやボディは錆びやすい?
タイヤを交換しようとリフトアップしてみると、第一声は「ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?穴開いているじゃん!」でした。。。
ズームインしてみるとよくわかりますが、完全にフレームが錆びにより腐食しています。
直接エンジンを支えているわけじゃないので、エンジンが今すぐ落ちたりすることはありませんが、車として末期状態とも言えますよね。
「なんでここだけこんな錆びるのよ?」って思ったので、近くに全くの同型車を確認してみたところ、同じような部位に錆や腐食がありました。
つまり、ラパンのタイヤハウス周辺は、腐食しやすくなっているんですね。
フロアだけではなく、ボディも錆びている
錆が酷いところは、フレームだけではありません。
ボディの耳の部分、つまりフェンダーやクォーターパネルのアーチ部も錆で盛り上がってきています。
特にタイヤハウス周辺は、鉄板が薄いので中から完全に錆びてきています。
こんな状態なら表側からタッチペイントや塗装してもすぐに剥がれてくるだけ。
しかもここから覗くと、マフラーもかなり錆び始めてきているのでテンションだだ下がりですね。
車検に合格するのか陸運局に聞いてきた。
現状のラパンの外観の写真を四方八方から撮影して、地元の陸運支局に持っていきました。
するとそこの検査官の方の話によると、
- ボディのサビ=車検OK
- フレームの穴=車検NG
- フロアのサビ=車検OK
との回答をされました。
つまり、穴が開くほど腐食が酷ければ、車検には不合格になると言われました。
※車検の点検項目に下廻りのサビや腐食の状態という項目があります。
確かに、あそこまで腐食が進行した状態では、安全面の確保ができません。
ブレーキやエンジンなどは、修理や交換することで元の状態に戻ることはできますが、腐食については元の状態に戻すことは非常に大変です。
エンジンやブレーキ、ステアリングなどの故障は、人間の身体で言えば「怪我」のようなものであり、しっかりと治療を施すことで回復します。
一方で、腐食については「病気」でしかも「ガン」のようなものであり、放置しておくと様々な場所へ転移していくのです。
表側からみても問題ないかもしれませんが、その裏では確実に寿命を縮めています。
ここまで錆による腐食が進行してしまったら、腐食を一時的に修理したとしても根本的な解決にはならないため、買い替えなど検討が必要です。
もちろん、お客さん陸運局の回答を伝えたところ、納得してもらい「買い替え」で検討してみるとのことでした。
まとめ
多少のサビや腐食ぐらいなら、車検に合否には影響しません。
ただ、指で押して崩れ落ちるようなら、車検には合格することはできません。
メンテナンスをどんなにしっかりと実施しても、下廻りが腐食してしまうと自動車はいとも簡単に寿命を迎えます。
また、最近では塩カリの影響もあり腐食度合いも早くなっているように思います。
いずれにしても、次に新しい車を購入したときには、下廻りの洗浄とシャシブラックやアンダーコートは必要でしょう。
できれば、新車の状態でアンダーコートを塗布できると安心なんですけどね。
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