「中古品をエアバッグは使うのは危険です。」
なぜって答えはかんたん、法律で禁止されているからです。
また、最近では「タカタ製エアバッグリコール」も記憶に新しいところ。
そもそもの発端は、アメリカでタカタ製のエアバッグが異常破裂にしたことにより、ドライバーの頸部に重症を負う事故が発生したことからはじまりました。
その結果、大規模なリコールになった「エアバッグ」ですが、その後事故修理の際に、解体された車から取り外した対策前のエアバッグに交換したことにより異常破裂が発生しました。
このように解体された自動車に装着されたエアバッグを不正に入手して取り付けする行為は、
- 法律の面
- 安全性の面
から見ても危険な行為といえます。
この記事では、エアバッグの中古品の需要がある理由と使うことによる危険性について。
また、修理するべきか、しないべきかの判断について解説。
どこの馬の骨じゃないけど、所在不明のエアバッグを使用するなんてとてもじゃないけど怪しすぎますからね。
目次
エアバッグランプが点灯しても中古品で交換してはいけない理由
中古品のエアバッグが売れる理由は車検が通らないから。
なぜ、中古品のエアバッグに需要があるのか。
なぜなら2017年から法が変わって、、エアバッグランプ警告灯が点灯した車は車検に合格することができないからです。
関連 : エンジン・ABS・エアバックなど警告灯が点いていると車検は通らない。
もちろんエアバッグ警告灯が点灯する原因は、様々な要因があるのですが、いずれにしてもエアバッグ関連の部品を交換する必要があるでしょう。
そして、車検に合格させるために、中古品のエアバッグを探すユーザーが一定数いるのです。
では、なぜ新品の部品ではなく中古品を探すユーザーが多いのか?
もうお分かりですよね。
そう、エアバック関連の新品部品は、非常に高額だからです。
例えば、旧型プリウスのエアバッグ関連部品の金額を見積もりしたところ、
- 運転席側エアバッグ本体:48,600円
- 助手席側エアバッグ本体:83,160円
- スパイラルケーブル:24,840円
- エアバッグセンサー:8,202円
- エアバッグコンピューター:60,152円
価格にバラツキはありますが、いずれにしても高額ですよね。
この高額見積もりに度肝を抜かれたユーザーが、車検に受かるためコストが安いヤフオクなどオークションサイトで中古品のエアバッグを購入してしまうのです。
中古品エアバッグに動作保証はない。
中古品のエアバッグは、正常な動作が保証されていません。
解体する自動車などから取り外した中古品のエアバッグ本体を、他の自動車へ取り付けた場合「誤作動する」可能性があります。
なぜなら、中古品のエアバッグは対策前のタカタ製エアバッグかもしれませんし、エアバッグは品番ごとで種類がたくさんあるからです。
また、そもそもあなたが中古品のエアバッグを購入して、車検を受けるディーラーならびに民間工場に持ち込んだとしても交換を断られる可能性が高いでしょう。
やはり、中古品エアバッグの再販売は法律で禁止されていることもあり、犯罪行為の手助けに当たる行為はディーラーや民間工場でも受け付けてくれないんです。
使用済みエアバッグの再販売は禁止されている。
実際に解体業者が処分されている例もあります。
目的は、取り外したエアバッグ類を再販する目的で保管していたこと。
詳しい内容については、自動車再資源化協力機構でも説明しています。
一方、使用済自動車エアバッグ類は、その特殊性から自動車メーカーに引き渡すことが義務づけられており、これを再販売することは法律上で禁止されています。
高額な修理代になるなら売却も検討する。
エアバッグの新品部品は高額、さらには中古販売ができないのなら、車ごと売却してしまうのも1つの方法です。
「エアバッグ警告灯が点灯していると大きなマイナス査定になるのでは?」と思われるかもしれませんが、幸いエアバッグが故障している場合でも1箇所につき10点。 つまり10,000円のマイナス査定で済みます。
ただでさえ高い車検費用に、エアバッグ本体を修理して大きな負担になるぐらいなら、将来的なことも考え売却するタイミングかもしれません。
いずれにしても、エアバッグランプが点灯して高い修理費用を支払うか、それともまずは今の状態で査定してみるか。
もし高額買取をするなら、概算価格が先にでるナビクル車査定で、どれぐらいの相場なのか調べてみてから判断してもいいでしょう。
まとめ
中古品のエアバッグを再販は禁止されています。
なので、もしあなたが車検に合格するために、中古品のエアバッグをオークションサイトなどで購入する行為は法律違反を犯すことになります。
売った人間はもちろんのこと、買った人間にも罪はあります。
また、罪だけを背負えば良いわけじゃありません。
もし、粗悪品のエアバッグを取り付け、異常展開をして自分、もしくは自分の大切な家族を傷つける場合だってあるんです。
そういった危険行為をするぐらいなら、少々高くても新品の純正部品で交換しましょう。
あとは予算を見ながら、修理するか査定して新しい車の購入を検討するかの判断をしてくださいね。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
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