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車の故障トラブル

120系ランクルプラドのエンジン始動困難になる3つの故障原因とは!?

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ランドクルーザープラドに乗っているユーザーさんから修理依頼がありました。

修理依頼の内容は、エンジン始動不良。

型式はKDJ120、1つ前のモデルでディーゼルエンジンになります。

具体的な症状の詳細を確認してみたところ、

・朝一発目のエンジンの始動不良
・エンジン始動後のアイドリング不調&エンスト
・始動後の白煙大

など、不具合は一つではなく、多岐にわたるようでエンジンのコンディションが非常に悪いとのこと。

そこで今回の記事では、ランクルプラドにおけるエンジン始動不良になる3つの原因。
そして、その不具合に対し、それぞれどれぐらいの見積もり金額になるのかをディーラーでとってきたので解説していきます。

もし仮に、同じような症状に悩んでいるなら、何かの参考してもらえたらと思います。

ランクルプラドのエンジン始動不良になる3つの原因

フューエル(燃料)フィルターの汚れ&詰まり

ディーゼル車におけるエンジン始動不良は「燃料」が原因に起こることが非常に多く、まず考えられるのがフューエル(燃料)フィルターの汚れや詰まりでしょう。

 

燃料フィルターは車検ごとに交換してもいいぐらい大切なパーツで、とくに5万km程度走行し1回も取り替えていないのなら、フィルター部位が燃料の汚れで真っ黒になっている可能性があり、エンジン不調を引き起こします。

また、交換せずに使い続けているとフィルター部位に水が混入し、寒い地域では凍結を引き起こし、始動困難や始動後の白煙の原因ともなります。

ランクルプラドの燃料フィルター交換に必要な見積もりをとってもらったところ、フィルター代が約3,800円、技術料が約11,000円トータル約15,000円程度で交換が可能です。

 

一方で、Amazonや楽天なら社外品の燃料フィルターも扱っており、1,800円程度で購入できるので、ちょっとお安くはなりそうですね。

グロープラグの断線による始動困難

画像:Wikipedia

今回点検したプラドは、ディーゼル仕様車なので、エンジンを始動するためにグロープラグを採用しています。

グロープラグとは?

ディーゼルエンジンの補助熱源のことで、別名は予熱プラグとも言います。
ディーゼルエンジンの点火は圧縮熱を用いますが、このときシリンダーヘッドやシリンダーブロックが冷えていると、点火不良・失火の原因になります。
このような事態を防ぐために電気を使って先端を加熱し、着火を補助するのがグロープラグの役割です。

グロープラグの中には抵抗が入っており、ある程度年数が経過していくと、抵抗が切れて予熱が全く働かなくなります。

4気筒エンジンなので、グロープラグの本数は全部で4本。

もし仮に1本切れた程度なら、始動困難にはなりませんが、3〜4本切れてしまうと話は別。

冷間時のエンジン始動は、非常に難しくなります。

ちなみに、グロープラグを全数交換する場合、4本で部品代が約9,000円、技術料が約18,000円と、トータル約2万7,000円程度の修理費用が必要です。

 

一方で、Amazonや楽天であれば、燃料フィルター同様でちょっとお安く購入できます。

しかも、純正なのでディーラーで提供しているグロープラグと全く同じモノが手に入ります。

走行距離が増えることによるインジェクターの詰まり

そして、今回の主原因だったのが「インジェクター詰まり」でした。

インジェクターとは燃料噴射装置の略で、エンジンを始動するための大切な役割を担っています。

もし仮に、インジェクターに何らかの不具合が生じた場合、コンピューターから信号が出たとしても、適切な燃料を噴射してくれません。

インジェクターもグロープラグ同様に、4気筒エンジンなので、各シリンダーに対して1本ずつ入っていますが、もしコンピューター診断の結果インジェクター不良と診断された場合、交換するしかありません。

気になる修理代はというと、部品代が約34万円、技術料が約4万8,000円。

なんとトータルで、「約38万8,000円」と凄まじく高額な見積もりになりました。

流石にインジェクターはAmazonや楽天などで取り扱いはありません。

でもその一方で、ディーラーに相談すれば中古品や社外品を探してくれることもあります。

もし程度の良い在庫が見つかれば、修理費用を安く抑えることができるとは思います。

ただ、いずれにせよ高額修理になるのは間違いありません。

200系ハイエースのディーゼルエンジンなども同じなんですが、とくにこのエンジン。

ある程度距離が増えてくると、インジェクターの故障・詰まりは珍しくないようなんですね。

まとめ

もちろん、バッテリーが弱くてもエンジン始動不良の原因になりますが、エンストや始動後白煙の量が多いようだと、『燃料系』や『グロー系』の不具合を想定するべきでしょう。

その中でもとくに「フューエル(燃料)フィルター」「グロープラグ」「インジェクター」の3つは走行距離が伸びると故障する確率は非常に高くなります。

ただ、フューエルフィルターやグロープラグなら、そこまで高額ではないので神経質にならずに修理してもいいのですが、インジェクター交換はある程度の予算と覚悟が必要になります。

そこで、あまりに高額修理になることに抵抗があるなら、修理を一旦保留して、一括査定のような比較サイトを利用して買取額を調べてみてからでもいいでしょう。

とくにプラドのようなクロカンタイプのSUVについては、多少年式が落ちても、走行距離が伸びていても、希少価値が高くなる特徴があります。

そうなると当然、査定額も比例して上がる可能性が高いので、高額修理に迷っているなら、まずはダメ元で1度調べてみることをおすすめします。


私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。

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