モデルチェンジしたばかりの新型車と、モデルチェンジ前の最終型の新車、どちらがより多くの値引きがあるのでしょう?
新型車が発売された直後は、最終モデルの在庫が残っていることもあるので、両方購入を検討することができます。
もちろんモデル自体が違いますし、価格も違うので単純比較するのはなかなか難しいのですが、「より多くの値引きを引き出せる」という観点で解説していきましょう。
新型車と最終モデルどちらが大幅値引きが期待できるのか。
発売直後の新型車の値引きは期待できない。
モデルチェンジした直後の新型車には、あまり値引き効果がありません。
なぜなら、発売したばかりのニューモデルには新車の効果があり、黙っていても売れる状態になっているから。
わかりやすい例を挙げると新型ジムニー。
ジムニーは現在バカ売れの状況で生産が追いつかず、さらにバックオーダーになっているので、そんな状況下でわざわざ値引きする必要はありません。
黙っていても、問題なく売れていくのです。
つまり、力関係でいくと「ディーラー>>>ユーザー」の状態です。
ディーラー営業マンは、わざわざユーザーの強気の要望に対して値引きを増やす必要がありません。
新型車を欲しがっているユーザーは他に山ほどいるのですから。
もちろん、バックオーダーを抱えるほどの人気の場合、車両本体価格よりも高くなりプレミア価格にさえなる恐れがあります。
ディーラーでは定価よりも高く販売することができないので、プレミア価格になることはありませんが、もし仮に中古車業者などが手に入れた場合、新車よりも高く販売されていることもあるんですね。
いずれにせよ、あまりに人気のある新型車に対して値引き交渉で時間を費やすより、下取り車の査定アップやディーラーオプション品の値引きなど、他の方法でアプローチした方が効果が高いでしょう。
ディーラー側に力がある状況では、正直下取り査定アップも期待できません。
なので、それと下取りと並行して、買い取り業者を相手に一括査定に出してみてもいいでしょう。
いずれにせよ、発売されたばかりの新車を購入しても、納車されるのは先の話になるので、あまり大幅な値引きは期待できないと思います。
最終モデルの新車は大幅値引きが期待できる。
モデル末期である最終型の新車は、大幅値引きが期待できます。
なぜなら、すでに生産が終了している車種になるので、ディーラーの営業マンは在庫を捌くために大幅値引きせざるを得ないからです。
たとえば、またまたジムニーを例にすると、新型が発売される前は最終型であるJB23Wの値引き額は通常よりも大きかったのです。
当然先ほどの、力関係でいくと「ユーザー>>>ディーラー」と逆の状態になります。
・・・
一方で、最終モデルの新車すべてこれに該当するわけではありません。
たとえば、新車の前評判があまりにも乏しかった場合、駆け込み需要でモデル末期の車種の人気に火がつくこともあります。
そうなると、せっかく大幅値引きができるのに在庫がすべて完売という状態になります。
いずれにせよ、モデル末期の車種を狙っているのなら新型車の動向を伺いながら、価格交渉をすすめておくべきでしょうね。
完成度なら最終モデルの新車を狙うのもアリ
デビューしたてほやほやの新型車か、円熟期を迎えたモデル最終型か、どちらを選ぶべきかこればかりはほとんど車種によってバラバラです。
ジムニーでも前モデルであるJB23がいいという人もいますし、現行モデルのJB64系がいいという方もいます。
こればかりは個人の趣味嗜好によりますが、完成度で言うと最終モデルの方が高くなります。
なぜなら、モデル末期車は様々な改良を重ね最終モデルに辿り着いたから。
極端なら例を挙げると、スーパーロングセラーモデルとなったJB23Wジムニーは、1998年デビューしてから2015年まで、なんと17年間同じモデルで生産され続けられました。
そうなると、当然デビューモデルと最終モデルでは同じ型式とはいえ、完成度は全く違います。
一方で、これから耐久性が試される新型ジムニーは、今後大きな弱点や増えていくかもしれません。
そう考えると、不安定な初期型を買うよりはモデル末期の車種を選ぶ方が故障のストレスは少ないかもしれません。
-
生産が終わる最終モデルの新車を買うメリットとデメリット
生産終了する「モデル末期の新車を購入するのは正しい選択か?」 新車を買うときに意外と難しいのが「いつ買うのか」というタイミングです。 事実、早かろうが遅かろうがいずれ型落ちすることは決まっているのです ...
まとめ
新型車と最終モデルの新車ならどちらが多くの値引きがあるのかの答えは、一部の例外を除き「最終モデル」のほうが値引き額が大きくなります。
ですから、新しい車を少しでも安く、さらにストレスなく乗るのなら最終モデルを選んだほうが幸せになれるかもしれません。
ほらiPhoneだってホームボタンがない「X」よりもホームボタンが「8」に人気が集中しましたよね。考え方はそれと一緒。
しかし、新型車が出た直後はどちらも一定期間併売しますが、ある程度時間が経過すると、最終モデルの在庫はショールームから姿を消してしまいます。
そんなときは、ガリバーなどで未使用車を狙うほうに舵を切ったほうがいいのかもしれないですけどね。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
無料一括査定なら最大の「10社」買い取り業者を使って同時に比較ができることができますし、 申込みも1分程度で終わるのでおすすめ。