パジェロミニのタイミングベルトの交換時期がやってきました。
タイミングベルトとは、エンジン本体を駆動するベルトのことで、走行距離が10万kmに到達すると交換が必要になります。
ただ、ファン(オルタネーター)やパワーステアリング、エアコンなどの補機ベルトとは違って、タイミングベルトを交換するためにはかなりの作業時間を要し、また難易度が高いことから工賃・技術料や部品代もそれなりに高額。
そこでまず、ディーラー系整備工場にお願いしてパジェロミニのタイミングベルトを交換した場合の見積もりを作成してもらうことにしました。
目次
パジェロミニのタイミングベルト交換費用(部品代・技術料)
タイミングベルトは10万km毎に必要な定期交換部品
金額の前に、本当にタイミングベルト交換時期なのか確認が必要です。
中古車や個人売買などで購入した場合、「実は交換済みだった」なんてこともあるのですから。
手っ取り早いのはコンビネーションメーターのオドメーターに数値で、しっかりと「104859」と記載されています。
ちなみに、シリンダーヘッドカバーの上部に「タイミングベルトは定期交換(10万km毎)が必要です」とラベルも貼っております。
もし交換済みなら、タイミングベルトカバーの上部、もしくはラジエーターサポート上部に「交換済みステッカー」が貼ってあるはず。
「交換した記憶がない」「ステッカーが貼っていない」のなら、やはりベルトの交換する必要があるでしょう。
あと、ここで1点だけ注意が必要です。
10万km毎に交換が必要だということは「10万kmを超えるとベルトはいつ切れてもおかしくない」ということ。
つまり、理想は10万kmを到達する前に交換したほうがいいんですよね。
ちなみに、タイミングベルトが切れるとほぼ間違いなく「エンジン本体が故障します」。
これから説明する、タイミングベルト交換費用の何倍もの費用が必要になるので、現在の距離数を把握しておく必要はあるでしょう。
パジェロミニのタイミングベルト交換は5万円を超えてしまう。
では改めて、パジェロミニ「タイミングベルトの交換の見積もり」です。
部品代&技術料を含め、トータルで「55,620円」という見積もり内容になりました。
内訳を詳しく説明すると、
- タイミングベルト取替の技術料・工賃:2万9,592円
- タイミングベルトの部品代:3,564円
- タイミングベルトのベアリングの部品代:3,993円
- ファンベルトの部品代:6,372円
- エンジンウォーターポンプの部品代:12,096円
となります。
ファンベルトやエンジンのウォーターポンプについては、基本的にタイミングベルトと同時交換するのが常識になっているので見積もりに計上しています。
ちなみに、部品代だけで約2万6,000円ぐらい必要になりますが、Amazonで探してみるとタイミングベルト交換に必要なキットのようなものが販売されており、約1万3,000円と半額程度で購入できます(もちろんウォーターポンプ付き)
もし、少しでもタイミングベルト交換の費用を抑えるつもりなら、部品だけでもインターネットを利用して安く購入しましょう。
タイミングベルトは車の買い替えタイミングでもある。
あまりに高額な見積もりでテンション下がり気味にもなりますが、ネガティブなことばかりではありません。
いやむしろ、あえてポジティブに考えることもできます。
その理由として、タイミングベルトの交換時期は、ある意味『車の売却時期』でもあるからです。
パジェロミニに限った話ではないんですが、実際「10万km」「ベルト交換が高額」という理由から、新しい車に買い替えるユーザーは非常に多いのです。
とくに、パジェロミニのようにクロカンタイプの軽自動車は、希少性が高いので市場価値での価値が高く査定額も期待できます。
なんといっても、ライバル車が少なく、強いてあげるとすればジムニーのような、ロングセラーモデルでもだけなんです。
実際、一括査定の比較サイトである「ナビクル車査定」によれば、買取相場は10〜110万円と幅広い価格帯になっています。
ちなみに、パジェロミニの人気の秘密をまとめると、
パジェロミニの人気の秘密
- 販売終了したため、希少価値が高くなっている。
- 軽自動車でありながら、デザインや走行性のレベルが高く人気の車種になっている。
- 軽自動車なので、ランニングコストの面からも需要がある。
- とくに2代目は、よりオンロードに対応をした作りになっている。
その中でもとくに、軽自動車でありながら悪路走破性がめちゃめちゃ高く、どんな道でも快適なドライブが楽しめるのはポイント。
オンロードはもちろん、雪道などの降雪地域での需要が高く、それでいて軽自動車なので維持費が安く抑えられていることもあり、年数がある程度経過しても、需要が高いのでしょう。
いずれにしても、タイミングベルトの交換時期を迎えたら、慌てて交換する前に一度査定に出してみて実際どれぐらいの査定額が出るのか試してからでも遅くはありません。
パジェロミニのタイミングベルト交換に必要な費用のまとめ
三菱のパジェロミニ(H58A)のタイミングベルトを交換に必要な費用は約5万5,000円
もちろん、作業する整備工場や部品の取り寄せ方法でトータル費用は変わってきますが、基本的にはこれぐらいの予算を見ておけば間違いはないでしょう。
ただ、先ほども言ったように10万km以上乗るつもりなら、一度まず査定に出してみて、査定額を算出したあと判断してからでも充分間に合うのではないでしょうか。
もし自分が考えている以上に査定額が高く、売却価格に納得ができるのなら、新しい車の頭金にもなり得るので買い替えも視野に入るはず。
50,000円以上の高額なお金を支払って、さらに距離数を伸ばしていくよりかは、今しっかりと査定額をつけてもらい新しい車の購入資金としたほうが『答え』としては正解かもしれません。
いずれにせよ、「売る」「売らない」は別として、ナビクル車査定では、先に概算金額を出してもらえることもおすすめの理由なんですよね。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
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