先日、平成20年式の200系ハイエースの車検見積もりをディーラーにて実施しました。
ただこの車両、仕事でフル稼働していることもあり、走行距離40万kmと一般的には過走行車に分類されます。
しかもここ数年、走行距離と比例して故障箇所も増えてきており、修理負担も増えてきている状態です。
そんな状態の中で、ディーラーにて分解見積もりをとってもらったところ、悪い予感が的中。
なんと車検も見積もりの段階で『42万円』といった高額見積もりになってしまったのです┐(´д`)┌ヤレヤレ。
目次
過走行車40万キロ走行した200系ハイエースの車検費用はどれぐらい??
車検の見積もり額が『42万円』を超えてしまったハイエース
まず、42万円の高額車検見積もりになってしまった実際の見積もり内容を解説します。
ざっくりと説明すると、
- 整備費用が約39万円
- 法定費用が約3万5,000円
なんと法定費用に対して、整備費用の差は約10倍!
つまり、見積もり額のほとんどが整備費用となっております。
では、なぜここまでの整備料金がかかってしまうのでしょうか。
そこで、エンジン・ブレーキ・消耗部品に分けてそれぞれ解説していきましょう。
エンジン:タイミングベルトやウォーターポンプ、ラジエーターの交換
まず、今回の200系ハイエースはディーゼルエンジン搭載のため『タイミングベルト』が装着されています。
タイミングベルトは、10万kmに1度交換しなければならない定期交換部品で、ベルト交換せずに乗り続けてしまうと、そのうち切れてしまいエンジン本体に深刻なダメージを与えます。
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10万km走行したら忘れずに!200系ハイエースのタイミングベルト交換費用
200系ハイエースのディーゼルエンジンは、10万kmで交換必要な定期交換部品である、タイミングベルトの交換が絶対に必要になります。 もし交換しなければ、ベルトが切れてエンジン本体が故障するからです。 ...
また、タイミングベルトの他にファンベルトを駆動しているウォーターポンプから、さらにはエンジンを冷却するためのラジエーター本体から冷却液が漏れているためこの2点も交換が必要です。
それぞれ修理費用も見積もりを合算しますと、
- タイミングベルト交換:1万8,000円
- ウォーターポンプの交換:9万円
- ラジエーターの交換:9万8,000円
今回、高額見積もりになってしまった最大の要因は、エンジンの修理だけで約20万円もするからと言えるでしょうね。
ブレーキ:ディスクローターやブレーキパッドの交換
40万キロも走行すると、エンジンだけじゃありません。
ブレーキだってなんらかの不具合があって当然です。
今回はフロントブレーキパッドの残量がほぼなくなり0ミリ、さらにパッドを押さえるディスクローターの損傷が激しく交換が必要です。
今回車検で必要になるブレーキ関係の見積もりは、
- ブレーキパッド交換:1万5,000円
- ディスクローター交換:6万2,000円
と、エンジンに比べてまだマシですが、総額で約8万円も必要になります。
消耗品:エアクリーナーやファンベルトなど交換
もちろん消耗部品だって悪ければ交換する必要があります。
例えばエンジンオイルやオイルフィルターの交換、ファンベルトの損傷、エアクリーナーエレメントの汚れなどで約2万円ほど必要になりました。
以上のところをまとめると、
- 車検のベース金額である①の6万2,000円
- 追加分の②約31万2,000円
- ①と②をプラスした③37万4,000円
- 検査代行手数料16,200円と合算した④トータル整備費用で39万円
- ⑤法定費用3万5,000円
トータルした⑥42万5,000円の高額車検見積もりになってしまったのです。
ハイエース車検代の支払いが苦しいなら『売却』も視野に入れる!
40万円以上もの修理費用がかかるのなら、車検をとらない選択も必要になります。
なぜなら、ハイエースは4ナンバーで毎年車検のため、修理費用の負担が益々増えていくから。
今回無理をして高額な車検代を支払ったとしても、1年後安くなる保証など一切ありません。
やはり走行距離40万キロ、あえて車検を諦める必要もあります。
そこで何をするべきなのか? ハイエースをただ廃車にするのではなく『売却』も検討してみてはどうでしょう。
なぜなら、ハイエースはリセールバリューが良いため、距離数や年式が伸びたとしても高額査定が期待できるからです。
ハイエースは、盗難車ランキングでプリウスと毎年1・2を争うほどの人気ぶり(オーナーにとっては最高迷惑な話ですが・・・)
その理由は、どんなに古くても需要がある何よりの証拠なんですよね。
とくにハイエースは日本国内だけではなく、海外からの人気が絶大です。
実際に、海外にマーケットがある廃車買取の廃車買取カーネクストでもハイエースの人気は不動です。
いずれにせよ、ここまで高額見積もりになってしまったのなら無理して車検を受けずに、高価買取してもらい新しい車の検討タイミングなのかもしれませんよね。
まとめ
40万kmを超えたとしても、お金さえ払えばいつでも車検は受けられます。
ただし、年式と走行距離と比例して修理費用の負担増を覚悟する必要があります。
多分この先、エンジンやミッションはもちろん、ステアリングやブレーキなど故障は増える一方です。
そのたびに高い修理費用を支払っていれば、お金はいくらあっても足りなくなるのではないでしょうか。
それなら、査定自体は無料でできる一括査定を利用して概算の買取額だけでも知っておいたほうが、今後のカーライフをどう運用していけばいいのか最適な答えが出るのではないでしょうか。
いずれにせよ、40万キロを超えてしまっているので限界は近づいてきているのですから。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
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